回想
俺は小さい頃から母親に言われ続けられたことがあった。それは、
💛母「東の山奥にある小屋に入ってはダメよ?」
だった。
当時の俺は言っている意味があまり理解出来なかったし、好奇心も旺盛だったから、ずっとその小屋が気になっていた。
俺が4歳になった年だった…
俺はついに母親からダメと言われ続けられた小屋に深夜にこっそり行ってしまった。当時の俺はワクワクでただただ何があるのかが気になっていた。
小屋に着いて、そっと扉を開け中を覗いてみると、俺は信じられないものを見た。
💛(きれい……)
そう、中には緑色の髪をした男の子がいた。
今思えばその時俺はその子に恋をしたんだと思う。
その男の子は眠っていたが、俺はずっと見とれていた。
月明かりに照らされて寝ている男の子。できることならずっと見ていたかった…。
数日間俺はその日の夜の事を忘れられなかった。
💛(また会いたい…)
ただひたすらにそう思った。
そこから1年がたった。
俺は1年経ってもその気持ちが忘れられなかった。我慢できなくなった俺はまたもや夜中に家を抜け出して小屋に行ってしまった。
でもその日は1年前となにか様子が違った……
男の子が外に出ていた……村の人と…
2人はずっと山奥に入っていった。
正直着いていこうか迷った。
でも、当時の俺はもうその男の子とは二度と会えないんじゃないかと思った。
しばらくついて行ってみると村の人が
村の人「ここからは1人でいけ」
と言った。俺もさすがにここまでかと思いその日は帰った。
次の日小屋に行ってみると…
その男の子はいなかった……
後悔した…
昨日最後までついて行って話しかければよかった、はじめて小屋に行った日からもっと小屋に行けばよかった、何度そう思ったことか。
それから10年が経った時、村を歩いていると気になる話が聞こえてきた。
村の人「もうすぐ○○さんの家で子供が生まれるらしいな!!」
村の人「いやー、実におめでたいなー!」
村の人「16年前みたいなことが起こらないといいな」
村の人「あの日は最悪だったなー」
村の人「久しぶりに生まれた子供が災いの目なんてなー」
💛(あの人あの日男の子と一緒にいた人だ…)
💛(そういえばあの子赤色の目をしてた…)
💛(!!…そうか…あの子は生贄だったんだ…)
そう思った俺の行動は早かった…
俺は東の山の小屋の奥に進んで行った。そしたら寺のような建物を見つけた。建物を見つけた瞬間急に眠気が襲ってきた…
コメント
2件
あばばば…ワクワクする展開✨ 一目惚れ設定だいすきなので嬉しい!