〈attention〉
lr✖️knmc 、fw✖️knmc
🔞、3P
「ただいま」
扉を開け、つい先日三人で暮らし始めた家に帰る。しかし、いつもは直ぐにおかえり、と挨拶を返してくれる恋人達の声はない。ローレンの声は静寂の中に溶けていった。
「(何かあったか、?)」
と少々不安に思いながら取り敢えず靴を脱ぐ。それからリビングへ入るもやはり二人の姿はない。コートを脱ぎながら周りを見渡す。部屋に荒らされた痕跡は無いため強盗の可能性はないと一安心した。しかし、依然として姿は見えない。
もしや、と思いながらグダグダと可愛い彼女が不満を垂れ流しながらも承諾した三人一緒に寝ている寝室へ向かう。
長い廊下を歩き、寝室の扉を開ける
「んぁ?ローレンやん。おかえり~」
「…ただいまなんだけど、取り敢えず説明してもらっていい?」
扉を開けると予想通り恋人達がいた。しかし、何如せん状況がうまく飲み込めない。
不破は片手にローターのスイッチを手にしており、ベッドの上の剣持はそのローターに翻弄されている。が、剣持のモノにはリボンが巻かれておりイきたくてもイけない様だった。
剣持はローレンが部屋に入って来た瞬間、目を輝かせ哀願する様に此方を見てきた。一方不破は、普段と然程遜色無く、よく分からない笑みを浮かべている。
側から見れば不破の方がやばいと思われるが、普段彼は剣持に対してゲロ甘なのでこの様な暴挙に出たのはそれなりの意味があるんだろうな、と思いながら一歩、また一歩と二人の方へ歩み寄る。
「ん~?お仕置き」
なんでもない、と言った風な声色で目の前の男は告げる。驚きの眼差しを向けたローレンに気付いた不破は、眉を下げ苦笑しながら答える。
「いやな?もちさんがまたガッくんといちゃいちゃしとったから」
____あぁ、成程
前々から咎人はガチだなんだと、ファンの間では有名な決まり文句だが、それがこの二人には余り面白くなかった。確かに咎人の二人の仲の良さはピカイチだろう。それに比べて不破はろふまおで絡みはあるもののサシでは中々無いし、ローレンに至っては配信で絡んだ事はほぼ無に等しい。
「そぉれは確かに剣持さんが悪いかもねぇ」
剣持と目線を合わせる様に屈み込む。
『ふぅッ”……~♡ぃ”、みわかんない”ッッッ♡♡なんで♡そんな、に制限されなきゃッ”♡いけないのッッッ』
横にいるローレンとその後ろにいる不破を睨みながら答える。
「にゃは、もちさんそんな事言ってええの?」
不破がローターの振動を強める。
『~~~⁉︎♡ッやぁ”ッッッ‼︎‼︎♡♡♡』
「うわ、湊えぐ」
腰を弓の様に逸らし、快感を逃す様にシーツを握る剣持をローレンは可哀想に見る。それを聞いた不破は唇を尖らせながら反論する。
「ローレンも興奮してるくせに」
「えぇ…?いやいやいや、それはなんかじゃない?」
本人は興奮しているのを隠しているつもりだが、蕩けた剣持を見る目は完全に獲物を狩る獣の様な目をしている。
『ッ…♡どっちもどっちだわッばかぁ…ッ』
「あ~!もちさんそういう事言うんすね」
不破はにひるに口角を持ち上げた。
『はぇ?』
不破は剣持の顎に手を当て、ぱちりと視線を交わらせる。派手なメッシュの髪の隙間から覗くアメジストは普段と違い真っ直ぐに此方を射抜いてくる。距離が近くなったために鼻腔一杯に彼の甘い香水の匂いが広がる。
見惚れていると唇を奪われた。剣持よりも大きく分厚い手が深紫の髪を一撫でする。咄嗟の事で開いた口の隙間から不破の舌が侵入し、口内を犯す。熱い舌が自由気ままに口内を暴れ回る。時折唇を甘噛みされたり吸われたりと、まだ16の高校生には刺激が強すぎて剣持は頭が回らなくなっていた。
与えられた快感が大きすぎて剣持は自分の四肢の力が徐々に抜けていくのがわかった。
やっと唇が離れたのは果たして何分だったか、最早何方のものか分からない涎が銀色の糸を引き名残惜しそうに離れていく。
剣持の顔は真っ赤に染まり、翡翠の瞳は蕩けていた。
「湊ずりぃ、俺も剣持さんとキスしたかったのに」
「んは、今から幾らでも出来るんやから許してや」
蚊帳の外だったローレンはずるい、と頬を膨らませ、非難を口にした。その様子に薄く笑った不破は本番はここからだと剣持をちらりと見やった。
剣持の背には冷や汗が伝った。
『やぁ”ッ♡も、イっちゃ♡むりぃ”ぃッッッ♡♡♡』
「いいですよ、剣持さんい~っぱいイって下さい♡」
「だぁめ♡まだだめ、イくな。我慢だよもちさん、が・ま・ん♡」
二人の男に挟まれながら剣持は快楽を享受する。剣持のモノに巻かれていたリボンは取られたが、未だローターは中に入ったままで電源を入れられ、左をローレン、右は不破に耳を責められている。
こうなる少し前、ローレンと不破はどちらが先に剣持に挿れるかで争っていた。なんて醜い争いだ、と剣持は呆れ返っていた。そして二人の討論の末、剣持がイくかイかないかの賭けをして、賭けに勝った方が先に挿れるという事になった。勿論剣持は抗議の声を上げたがそれも虚しく、力の前にひれ伏した。
故に剣持はローターに翻弄され、耳元で囁く声に脳は蕩けてでろでろになっていた。
「剣持さん辛いでしょ?♡湊の言う事なんて聞かないでイっても良いんですよ♡♡」
『ん”ッ♡ほ、んとぉ…?♡』
「何言うとんのもちさん、イったあかんで。…あ!それとも、もちさんはこの程度の事も耐えられへん弱々なん?♡」
『ッッッ!ちぁ”うッ♡弱々じゃ♡なぃもんッッッ”♡』
「やんなぁ?じゃあ、ちゃんと耐えてな」
イってもいい、イくな、ぐるぐるぐるぐると剣持の頭の中を何度も駆け巡る。前後不覚とはこう言うことを言うのだろうか。前と後ろどころか今自分が何処にいて何をしているのかも分からなくなる。
今自分は何を口に出しているのか、嗚咽か喘ぎか、はたまた許しを乞う声か。目の前が白み出してきた。チカチカと閃光が舞う様に目の前が光る。
____あ、これダメだ。
「「剣持(もち)さん♡」」
『‼︎⁈‼︎⁈‼︎♡♡♡そぇ”ッ♡やぇでぇぇ”ッイ”ぐぅ♡ごぇんなさ…ぉ”♡』
耳元で囁かれ、遂に耐えかねた剣持は白濁液を勢いよく出した。勢いが良すぎて剣持の精子は全部顔に掛かってしまった。
「あ~ぁ、もちさんイっちゃった…」
「んふ、剣持さんそんなにイきたかったんですか?♡」
不破は少し気落ちした様に、ローレンは嬉々として剣持に話しかけた。
『や”っ…ごぇんなさい♡』
「だってさ湊、どうする?」
「んぇ~?ローレンが決めて良いよ、賭けに勝ったのローレンだし」
「おっけ」
時計の針は深夜2時を指していた。これは朝までコースかな、とぼんやり霧のかかった頭の中で剣持は考えた。
『ふぁ”ッ…ぅ”お…♡♡』
「声抑えんくて良いですよ、?剣持さん」
ごちゅごちゅと、人間の体から鳴らしてはいけない音が鳴る。ローレンは奥を執拗に責め、剣持の意識はもう飛びかけていた。
「んは、てか剣持さんもう飛びかけてません?まだまだ始まったばっかですよ」
『やぁ”っ!♡も”、やだやだやだぁ…♡♡』
「もちさん駄々っ子っすか?」
『イくのッ”ぃ”やぁッッッ…♡』
ぐずぐずと、鼻を啜らせ幼子の様に駄々を捏ねる剣持に先程まで乳首やら何やらを弄っていた不破は笑いながら問いかける。
現状、剣持の中に挿れているローレンは止まる気配など一向になく、イくの嫌かぁ、と変わらぬ笑顔で話しかける不破も弄る手を緩める気はない。つまり、行為はまだ終わらずこの暴力的なまでの快楽を剣持は受け続けなければならない。それを理解した剣持は、更にぐずり嫌々と、連呼し始めた。
「でも、」
今まで黙っていたローレンが口を挟んだ。
「剣持さんイきたかったんでしょ?湊がイくな、って言ってもイったんだから。なら俺が剣持さんを満足させるまでイかせてあげますよ…♡」
ヒュッ、と剣持の喉が鳴った。剣持の物とは少し違う緑の目が意地悪そうに細められ、腰を振る速度がまた一段速くなった気がした。
「うわぁ、ローレンえぐ」
若干引いた様な声色で不破はローレンを見る。つくづく思う。ローレンは本気にさせてはいけない部類の人間だと。その人間が今、まさに本気になってしまった。心の中で合掌する。
とは言え、自分も手加減すると言う訳ではなく挿れられ無い分遠慮なく各場所を存分に弄らせてもらおう。
「さぁて、剣持さん、いっぱい楽しみましょうね♡」
『ひっ…♡』
そう言ったローレンの目にはハートが浮かんでいる様に見えた。
-おまけ-
「ふッ…♡ぃくッ♡♡」
『んぉ”♡…あぅッ』
ローレンが出して、一ラウンドが終わる頃には剣持の意識はあるのかないのか分からない程になっていた。
途中から言葉ではなく母音での喘ぎになっていき、まさに疲労困憊という感じだった。
ふと、ローレンが周りを見渡すと先程まで剣持の乳首を弄り回して楽しんでいた不破の姿がない事に気づく。
「…んぁ、終わった?」
寝室と廊下の間に立ちながら、ペットボトルをニ本持った不破と目があった。
「湊何してたん」
「いやぁ、途中から喉乾いて水取りに行ってた」
ん、とニ本のうち一本を投げられ慌ててキャッチする。ナ~イス、とよく分からない褒め言葉をもらった。喉が渇いていたので有難いと蓋を開け水を飲んでいると、不破はギリギリ意識を保っている剣持の近くに行き口渡しで水を飲ませた。じゅる、と卑猥な音を立てて水を飲ませるのを見るといつも思う。
「湊って、剣持さんとキスするの好きよな」
ふと思った言葉が口に出た。
「ん~、好きな子とキスするの嫌な男おる?」
「…居ないかも」
「そう言うことや」
どう言うことだ、この男は本当に適当だと呆れ半分に横目で見る。本人からして見れば真面目に答えているのだろう。正しくそれが相手に伝わらないだけで。
暫くのんびりとした時間が過ぎていった。剣持も大分落ち着いて来たのか二人の会話に相槌を打ったり、笑いをこぼす様になった。
「ほんじゃぁ、もちさんも回復したし二回戦目、行こうか」
パチッ、と手を叩き輝かしい笑顔で告げる。剣持の顔は絶望に染まった。
『え、いや嫌ですよ。僕もう疲れました』
「ほんでもローレンだけとかずるない?俺ももちさんの中に挿れたいんやもんっ!」
顔の良い奴のお願いと言うのは何故こんなに断りにくいのか。渋々、と言った様子で剣持は不破の要求を受け入れた。
それをローレンはまた甘やかして、と一服しながら眺めていた。
次の日、剣持は相方である伏見ガクに腰の痛みを耐えながら、
【お前のせいだ】
と言う一件のLINEを送り、暫し夢の世界へと旅立った。
コメント
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lrtyとfwtyこのペアめっちゃ好きなので最高です🙌🏻🌀 自分の癖にぶっ刺さりました、、 これからも頑張って下さい!応援しております!✨
コメ失礼します!この3人めっちゃ萌えました〜素敵な作品ありがとうございます✨
神作品すぎませんか… フォロー失礼します🙇♀️