異次元の逃亡者 サイレンススズカの夢
私はスズカに次のレースの事を話した。
「スズカ、次のレースは中山記念(G2)だ。また夢を見せてくれ。」
スズカは「はい。」とだけ答え、すぐ練習に向かった。
タイムはどんどん上がり、デビューした時とは比べ物にならないレベルになった。
次の日
スズカはいつもより15分くらい遅れてきた。練習をするのはいつも15時くらいだから良いけれど、、
「トレーナーさんすみません。スペちゃんと勉強会をしたら遅れてしまいました。」スズカは
謝った。私は「大丈夫だよ。」と言った。
そういえば、そろそろ誕生日だな、、ぼっちパーティーかな。と思っていた。
この時私はスズカ達に誕生日を祝われるとは思っていなかった。
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ある日、私がトレーナー室に入ると、いきなりクラッカーをパンッ!!と鳴らして待っていたスズカ達がいた。まさか私が誕生日を祝われるとは思わなくて驚いた。
よく見たら他のトレーナーさんもいるけれど、、(許可とったのか?)
スズカ、スペシャルウィークが、「トレーナーさん、お誕生日おめでとうございます!」と言い。
私は嬉しさのあまり、「ありがとう。」と言い泣いてしまったのであった。
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中山記念当日
レースが始まり、スズカは前へ飛び出し、レースを進めていた。 1番人気のサイレンススズカは気合いが入り、集中していた。 結果は1着と快勝。2着と1.3/4と余裕で勝っていた。
ウイニングライブも完璧でいつもは大人しいスズカがレースの時や、ウイニングライブになると堂々としている事は、いつも驚いてしまう。
ある時記者から「サイレンススズカさんは逃げるようになりましたが、なぜ逃げの作戦に?」と聞かれた。私が答えようとすると、、
「皆さんに夢のような走りを見せたいからです。」とスズカが輝いた目で言った。
無事、会見が終わった。
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小倉大賞典(G3)を3馬身、金鯱賞(G2)を大差で圧勝したスズカ。次はどのレースにするかを決めようとしていた時、エアグルーヴと、エルコンドルパサーがトレーナー室に来た。
「二人ともどうしたの、、?」と聞くと、二人揃って「スズカと宝塚記念で戦いたい!」と言われ、、
丁度話を聞いていたスズカが、「いいね。」と言った。
私は「分かった。」と言った。
宝塚記念でライバル、エアグルーヴ、エルコンドルパサーは手強い相手だ。大逃げのペースについて来るかも知れない。だが、スズカならいけると思った。
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