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「あ”っちぃ〜、…」
俺の家は今、エアコンが壊れている為
扇風機を強めに回している
気温は35℃を超えているので、
扇風機では気休め程度にもならない
「…喉乾いたな」
ガチャ
冷蔵庫を開け、余りでもらったラムネを
手に取り、口に含む
「うま…」
俺はラムネが好きだ。少し揺らすとカラカラとなるA玉の音も、シュワシュワと上に上がっていく泡を見るのも、すべてが心地よかった
冷蔵庫でキンキンに冷やされていたラムネは、
暑くて熱った身体に、思い切り染み渡った
ふとカレンダーに目をやる
8月31日
夏休み最終日である
「うっわ…最悪」
俺は学校が嫌いだ
授業はつまらんし、地味に遠いし、
友達は居らんし、おまけに存在感薄すぎて
“幽霊”なんてあだ名をつけられた
残りのラムネを飲み干し、
「…学校、ラムネみたいにシュワって消えねぇかな…」
そんな願っても無駄なことを言って
「夏休みの宿題もやってねぇし、 」
「やるか……、」
そう言いつつ、ゲームやらテレビを見るやら
宿題をしなかったため、
一夜漬けで全て終わらせたのだった
「ねっむ…、」
徹夜したからめっちゃねみぃ、
これ授業終わったな
ザワザワ…
「ん?」
なんかあったんか?
「は……?」
そこには、いつもあるはずの学校が、
跡形も残らずに消えていた