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僕らの日常的な

12 - 大好きだからこそ。

♥

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2025年06月26日

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前回の続き!


side:kn


手術中俺は、ずっと願っていた。


どうかうまくいきます様に。


shr「健人くん!すみません、遅れました。風磨くんは?」


kn「まだ。」


そう言ったあと、先生が出てきた。


kn「先生!風磨は?」


「やれる事はやりました。後は無事回復するかどうか、です。それと、短くて1日、長くて5日間


昏睡状態になります。」


kn「わかりました。」


shr「ありがとうございました。」


俺は、成功したかどうかよくわからない先生の言葉に、少し不安を抱いていた。


無事回復しなかったら、一生昏睡状態になってしまうかもしれない。


俺はとりあえず家に帰った。


そう言えば風磨に言われたこれ


帰ってくる前日に開けろって言われたけど、もう開けて良いよね。


俺はその箱を開けた。


中に入っていたのは手紙と風磨に渡した、お揃いの指輪だった。


kn「くっそ、なんで俺気づかなかったんだ。出張行くって言ってた時、あいついつも首にかけて


ネックレスにするか、指にちゃんとつけてたじゃねぇか、」


言われたら、あいつは首にかけてもなく、指にもつけていなかった。


俺は手紙を読んだ


(手紙の内容は次回公開します)


くっそ、くそ、なんでだよ。俺を、置いてくなよ。


side:fm


ここはどこだ?


動けない。


ふと周りを見渡してみると、見覚えのある、公園?


あ、誰かのネックレスが落ちてる。


拾ってあげよう。


?「あの!すみません、それ俺のです」


fm「あ、はい、どうぞ。」


誰かに似ているなと思って、よく見たら、小さい頃の中島だ。


過去に戻ったのか?走馬灯?


走馬灯ってこんなはっきり、映るもんなんだ。


kn「あの、すみません、これ元カノとお揃いのやつで、どうにでもなれって、投げて、」


kn「でも良くないですよね!、拾ってくれてありがとうございます。」


fm「大丈夫俺も良くあるから。」


kn「あの、どこかでお会いした事、ありましたっけ?」


fm「。。。ないと思います。」


kn「お名前は、?」


fm「楠美です。」


俺は咄嗟に思い浮かんだ名前を言った。


kn「楠美さん。」


fm「あなたは?」


kn「健人です。中島健人。」


fm「健人くん。」


kn「あ!そろそろ時間なので、さようなら。」


俺は、意識を失った。


それから数秒後、またあの、走馬灯?、夢?を見た。


kn「楠美さん!」


fm「健人くん、どうしたの?久しぶり」


kn「久しぶり!あのね、俺、相方のこと大好きっぽい。」


fm「相方っていうのは?」


俺だろう。俺じゃ無かったら泣き喚くが。


kn「風磨っていうの!良い名前でしょ。」


fm「へぇ、大好きなんだ。」


やっぱり俺だ。


kn「うん!俺、隣にあいつが居れば、もう何もいらないかも。」


fm「へぇ、そんなに大事なやつなんだ、取られる前に取っとけ。」


kn「大丈夫。取られたら、奪うから。」


この時の中島は、当時の俺にも見せた事のなかった、表情をしていた。


怖くもなく、可愛くもなく、儚いという言葉が合うのだろうか。


kn「ねぇ楠美さん。運命の人って、2人いるんだって。」


fm「へぇ、」


急にどうしたんだ。


kn「俺ね、風磨が2人目であって欲しいって思ってる。」


fm「なんで?」


kn「風磨が1人目なら、2人目に出会ったとき、離れないといけないでしょ?」


fm「そっか。」


kn「ねぇ、風磨。」


fm「ん?」


やらかした。ついつい、答えてしまった。


kn「やっぱり、風磨だったんだね。」


fm「なん、で?」


kn「首。ほくろ。」


fm「そっか。」


kn「ねぇ、風磨。俺の隣にいるやつは誰なの?俺を置いて1人で大人になったの?」


fm「お前の隣にいるやつは本物。俺は、」


kn「ごめん。風磨。」


kn「もう少し隣に居させて。」


fm「わかった。」


kn「ごめん俺帰らないと。」


fm「わかった気をつけて帰れよ。」


kn「バイバイ。未来の風磨。俺その時も絶対、お前の隣にいるから。」


fm「ふふっ、そうだな。待ってるよ。」


それで俺の走馬灯?夢?は終わった。


俺はもうそろそろ目覚める。その感覚はある。


その時どこで目を覚ますかで、今のが走馬灯か夢か決まる。


side:kn


起きろよ風磨。俺を置いて死ぬなよ。


ごめんずっと、1人で抱え込ませて、3ヶ月前からずっと隠してたんだろ?


勝利から聞いたよ。


お願い。起きて。


パチ


kn「風磨?」


fm「…中、島?」


kn「生きてる、ナースコール、」


俺はナースコールのボタンをすぐ押した。


kn「風磨、ごめん、ずっと1人で抱え込ませて、気づけなくて。」


fm「俺も、ずっと嘘ついてた。」


kn「はい、これ」


俺は箱に入っていた指輪を渡した。


fm「指輪、」


先生が入ってきた。


「目が覚めましたか。そしたら、明後日にはもう退院できると思いますので、ご安心ください」


kn「よかったです。ありがとうございました。」


明後日


kn「風磨!今日、退院だね」


fm「うん。」


kn「次、何かあったら絶対俺にいう事、じゃないと、あの世でもお仕置きするから。」


fm「は〜い」




なんとか無事にピンチを乗り越えたお二人でしたちゃんちゃん


次回手紙の中身公開


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