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雨が降っていた。
地面に打ち付ける雨の音が鬱陶しい。
まるで、先程彼女に振られた僕をからかうような雨の音だった。本当に耳障りだ。そんなことを考えながらいつもの交差点を渡る。
特に何も無い毎日。本当につまらない。もし僕が世界の英雄だったら人生イージーモードだったのに…。なんて考えていた時。
僕らは出会った。いや、正式にはすれ違った。たったそれだけ、1秒もない。その一瞬が僕には何十秒にも感じられた。
すれ違った彼女は会ったこともない。知り合いでもない。全くの他人。でも、彼女のまっすぐな瞳に心を奪われた。赤くて、深くて、くすみがない。どこまでもキラキラと輝いていた彼女の瞳。
数秒の間、彼女の事しか頭になく僕が我に帰って振り返ったときには、彼女の姿はもうどこにもなかった。
ども。主でーす。ここまで読んでくださりありがとうございます✨
最初の投稿から長編小説書いて誰も読んでくれなかったらまじで萎えるんで、今回は超超短いです。いいねたくさんついたら続き書きます。
よろしくお願いします。