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1~5を読んでから読むことをおすすめします。
時間空きすぎてなんだかよくわかりません。切るとこも微妙、、。
本編どーぞ
それから、僕はツカサくん専属の使用人になって、いろいろなことを学んだ。
それまではつまらなかったことも、ツカサくんと一緒にやれば、どんどんやる気が湧いてきて。
僕を絶望の底から救い出してくれたあの瞬間、僕は彼に恋をした。
いや、恋なんてものよりももっと醜くて汚いドロドロとした感情。
彼の隣に今の僕は相応しくない。そんなことを毎晩考えながら寝ていたな。
それでも、いつか一人前の大人になって、堂々と彼の横に並び立てるように。毎日必死に仕事をこなした。
必要以上に使用人としての仕事を毎日詰め込んでいた僕を、勉強の休憩時間にお城を抜け出してこの高台に連れ出してくれたっけ。
「オレが、高台からの景色を見たいんだ!だから..その、ルイも、着いてきてくれないか….?」
なんて。自分の為だと言っていたけれど、今考えたら働きっぱなしの僕に休んで欲しかったのかな。いや、それは自惚れ過ぎか。
僕たちがお城から抜け出しているのがバレたときは、僕と彼、それぞれの両親に正座させられたっけ。説教されている時でも、お互い目が合うとなんだか笑えてしまって、更に叱られていたな。
勉強の合間にかくれんぼや鬼ごっこをしたりもしたな。廊下を駆け回る僕らに、お城の掃除や管理をするメイドさんや執事さんから、何度廊下を走ってはいけないと注意されただろうか。
眩く輝く、幼い僕たちの思い出。
16回目の誕生日を迎える頃には、二人で廊下を駆け回ることは無くなった。当時の国王、基彼の父は、生きているうちに玉座を降りるという宣言をしていたたため、王位継承権を持つ彼は普段の勉強に加えて、王が担う公務や王としての立ち振る舞いなど、本格的に国を背負う為の授業に追われていた。
また僕自身も、国王となる彼の専属として、彼を最大限支えられるようになろうと、前よりも勉学や仕事に励むようになったため、遊ぶことは愚か、会って話す機会も減っていった。
とある日の夜、何だか寝つきが悪くて目が覚めてしまい、厨房に水を取りに行こうと部屋を出て、足音を立てないように廊下を歩いていたとき、僅かに彼の部屋から光が漏れていた。灯りを消し忘れてしまったのかと思い、部屋のドアに手を掛けたそのときドアの向こう側から、小さく、本当に小さく、鼻を啜る音が聞こえた。ドアに掛けていた手を離し、音を立てないようにそっと耳をすませると、彼の声が聞こえてきた。
「ダメだな、こんなオレに、この国を、民を護っていける筈がない、、、父上の様な立派な国王になんて、オレが、なれる筈が、、、」
今にも消えてしまいそうだった。いつも明るく、強く、一番星のように輝き皆を照らす彼が、僕にも見せようとしなかった小さな影。僕はその場でただ立ち尽くすだけ、なんてことは出来なかった、したくなかった。
「そんなことない!!!!」
ノックもせず乱暴にドアを開けてしまったことには目をつぶってほしい。余程驚いたのか目を見開きながらこちらを見て固まっている彼の元へ早足で向かい、頬を両手で包んだ。記憶よりも薄い頬に触れ、目の下にできた隈を親指で撫でた。普段は化粧で誤魔化しているのだろうなと思った。遠目から見ても何の違和感も抱かなかったから。そもそも、面と向かって話す機会が減ったため、彼の顔を間近で見るのは久しぶりだった。こんなに追い詰められるまで、誰にも助けを求めなかった彼に、そんな彼に気付けなかった僕自身に、心底腹が立った。言いたいことは沢山あったけど、何からどう伝えたらいいかわからなくて。開きかけた口は、言葉を発することなく閉じられた。
「…こんな時間に、なぜルイがここに?」
「目が覚めてしまって、眠れなかったんだ。だから水を飲みに行こうとしたら、偶然…。」
「…そうか。」
しばらくの静寂を破ったのは、彼だった。居心地の悪そうに、彼は視線を泳がせている。
「その、みっともない姿を見せてしまって…悪かった….。」
交わらない視線。俯き晒された旋毛。
ねぇ、そんなこと思ってたの。僕のこと、まだ守るべき対象だと思ってるの。僕が君の弱いところを見たら、幻滅するとでも思ってるの。
悲しかった。悔しかった。だんだんと視界がぼやけていく。
「なっ…!?おい、なんで泣くんだルイ!悪かったと言っているだろう….!」
ちがう。そうじゃないんだ。謝ってほしいんじゃない。困らせたい訳でもない、ただ。
「僕は…君と対等になりたいんだ…。」
がんばって続き書きます完結させますロゼ王もロゼハミも
弱る司さん泣いてる類さんいいですね^^
次→300♡