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良かったね……
ウワア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!だいっっすき!!!! 最終話…まで天才ですね🥺
でも何処へ行くのか。
人なんて拭っても拭えない存在。
言い出しっぺの若井ですら分かっていないよう。
とりあえずそこらじゅうを歩き回る。
見慣れた場所。はたまた行ったようなこともない場所。
若井と二人で歩いた。
いうならばデート。そう、デートのようだった。
だが楽しい時間もあっという間に過ぎ、行く当てもない僕らはあのカフェに戻ってきていた。
「若井…結局戻ってきちゃったよ笑」
「そーだね、。」
言動と似合わないとても困った。と言う顔でも無かった。
「屋上でも行ってみる?」
若井がそんなことを言い出した。
若井のカフェはビルの一階を借りて営業している。
屋上に着くと ビルは意外にも高かった。
吹く風が冷たくて気持ちいい。
「落ちたらどーなるかな、笑」
若井がそんな物騒なことを言ってきたから
「怖いこと言わないでよ、死ぬんじゃない?」
とだけ返した。
さっきから若井が変。気のせいかな。
「元貴、」
そう言われたので振り向くとすぐそこに若井がいた。
「…どーしたの。なんか言いたいことあるの」
複雑そうな顔。より吹っ切れた顔。
「俺のこと好き?」
なんでそんなことを聞くのかほんとにわからない。
「好き、。」
「「そっか、よかった。」」
その言葉を後にして誰かに押されたように。ビルの下へと落ちていく。
冷たい空気の中で温もりを感じた。
「これで二人っきりだよ」
そんな声が聞こえた、ような気がした。
手を握りながら考える。
あぁ。そういうことね。
確かにこれで”僕らだけ”のUtopiaに行ける。
若井にしては考えたものだ。
ね? “犯罪者”。
涼ちゃんside
後日、元貴が死んだことはニュースで知った。
何故?なんのために??
こんなことで頭が埋め尽くされた。
最近の元貴は幸せそうに感じた。
少しでも真相を知ろうと詳しくニュースなどを見ていると
どうやら飛び降り自殺らしい。
しかも、ここのビルって、…
亡くなったのは二人。
元貴と、もう一人は若井滉斗。
二人は、抱き合ったまま遺体で見つかったらしい。
そこで殆どを理解した。
外に出てそのまま歩き出す。
途中花屋さんに寄りながらも今話題となっているあのビルへ着いた。
しゃがみ込む。
「元貴、今度こそ其処では幸せになってください。」
その言葉と花を手向けて。元貴に送った。
ううむ。許してほしい。
タヒねたでもいいって人が多数だったので、!!
思いの外長編になってしまいましたがここまで見てくれた方ほんとにありがとうございました!
ちなみに二人の君と短編集は息抜きに続けていきます!
それでは次作もお楽しみに〜
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