キリストsid
あーー。
ノリと勢いだけで最近はあの…麗明?だっけか。
そこの担任してるけど、うっさいやつもいるし、
弱っちいやつもいるし…無愛想もいるし…
「 めんどくせー 」
俺はカフェの事務室のソファーに寝転がった。
そもそも子供の相手とか聞いてねェーし。
なんの意味が在ンだよ…。
闘わせろよ…
まじでムカつく。一番ムカつくのは白髪無愛想のコウ。
なんか彼奴癪に障るんだよな…
「 あーあ。ねみィ…それになんで俺なんだよ…俺なんかより彼奴の方が… 」
そう呟いた時事務室の扉が開いた。
「 もう…なんですか。そのだらしない態度は… 」
「 お、噂をすればだ。お前、俺と仕事変われよ。 」
「 変われるわけないじゃないですか…何を仰るんですか…? 」
こいつは元龍鬼のレン。
なんでこの場に居るのか。
その理由は簡単。
こいつが紫ノ秋に入ったからだ。
「 はぁ…まったく…一応貴方は私の先輩ですからね? 」
「 知ってるっての。 」
「 まったく…だらしのない… 」
周りに投げ捨ていた俺のコートを拾ってハンガーにかける。
「 …お前俺とマジで仕事変われよ…俺も戦いてェ 」
「 戦ってるだけじゃなくて店番もしていますから。 」
「 ンなこと知らね 」
「 …それに私はまだ大きく世には出れません。龍鬼の名を晴らすために私が此処に居るのはご存じですよね…? 」
「 あーそんな事言ってたかもな 」
…それにしてもあまりにも平和過ぎる。
あの龍鬼の一件からぷつんと危険という危険がない。
「 ……きもちわりィ 」
俺は不思議な顔をしたレンを横目にもう一度眠りについた。
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