Ｑ . 男女の友情は成立しますか

『…は~い』

STAFF「ますメイクから入ります！」

STAFF「御三方はこちらへ！」

『は~い！』

葛葉「っす」

叶「はーい」

STAFF「今回のコンセプト、というかイメージとしては…」

STAFF「𓏸𓏸さんを真ん中に葛葉さんと叶さんが見つめる感じで…」

STAFF「𓏸𓏸さんは正面を向いて、おふたりが𓏸𓏸さんの横顔を見て…、て感じで！！」

『はぁ…』

葛葉「それって…」

叶「、」ごくり、

叶･葛葉「ほぼキスってこと…？」

STAFF「まぁそうなりますかね！」

叶「いやしんどいキスしない保証がない」

葛葉「あの綺麗な横顔を見て何もするなと！？」

うおおおお、と悶えている2人を他所にスタジオへ向かう

衣装にも着替えたし、

バッチリだな

『早く~』

葛葉「っあ、今行く」

叶「ほいほい、と」

叶「僕がここか、」

『…意外と近いね？』

叶「そういうこと言わないの！」

叶「僕が緊張するでしよ…」

心做しか赤くなった顔を背けため息をつく

叶「はぁ…もう既にしんどい」

叶「生殺しだぁ…😭」

葛葉「っす、っす~」

葛葉「覚悟決めてきたわ」

『なんのだよ 笑』

葛葉「この距離のだよ！」

『落ち着け』

葛葉「よし…」

STAFF「じゃあMVの撮影開始しま~す」

ー♪

『………』

葛葉「~~♪」

叶「~~~！♪」

…2人とも顔赤くない？

少しずつ距離を取る2人が面白くてつい、

ぐっ、と手を引っ張って再度距離を詰めてしまった

ちら、と横目で伺うと

叶「、、~♪//」

葛葉「！？！？！？！？//」

生憎歌唱のターンじゃなかった葛葉は目を大きく見開き驚きの表情を露にした

『ふへ、笑』

笑い声が小さく漏れ口角が上がる

葛葉「ーーー♪」

叶「ーーー♪」

それを見て2人もにやけている

『… （にやけ出てんぞ男子）』

葛葉「っく、笑」

叶「、、っ、笑」

葛葉「 （笑わせんなアホ！笑）」

『 （だーれがアホだこの吸血鬼！）』

叶「、、、」

叶「 （2人とも黙ろっか^^）」

葛葉･𓏸𓏸「 （ハイ…）」