(どうして皆私を嫌うの…?)
そんなことを思いながら私は眠りに落ちた…
「ジリジリジリジリー」
アラームが鳴った。
「ん、朝か…嫌だな、今日もこの世界が、始まっちゃうんだ…」
着替えて朝食を作ろうとキッチンに行こうとしたとき、いつも静かなリビングから声が聞こえてきた。
(何だろう…?)
そう思いながら私は話を聞いてみることにした。
(…っ!いつものことだけどやっぱり言われると傷つくな…)
お父さん「そんなことを言ってはダメだろうw大きい声で言ったら優璃に聞こえるぞw」
お父さんはこんな事を言っているけど内心、お母さんの言っていることに同情している。
(今行ったら怒られそう…いないふりをしていおいたらいいかな…)
お母さん「ところで優璃はまだなの!?仕事に遅れちゃうわ!…ほんと、自分で起きることも出来ないのかしら!?優璃が生きているのは私達の心が広いからなのよ!?自分が立場が上だとでも思ってるのかしら!…ったく…呼んでくるわ!」
(…っ!怒られそう…でも、いかないほうが怒られそうだな。…行こう。というか私、どっちにしても怒られるんだな…)
「お母さん、お父さん、おはよう」
お母さん「あら、起きていたのね?でも、もうちょっと早く起きれないかしら!?仕事に遅れるわ。早く朝食を作ってくれない?」
(やっぱり怒られちゃった…お父さんは…無視か。何も言われないよりはマシだけど…)
お母さん「あぁ、あと。気軽に話さないでくれる?貴方と私、価値が違うの。わかってる?」
「…うん、わかってるよ。朝食、作るね」
そして私は朝食を作った。
「できたよ。今日はフレンチトーストだよ」
私は食卓にフレンチトーストを運んだ
お母さん「あら、遅かったわね。」
お母さん「…モグモグ。…もう少し美味しく作れないかしら?あ、これ、片付けといてね。」
(やっぱり「いただきます」も「ごちそうさま」もなしか…)
お母さん「それじゃぁお母さん行ってくるわね。ほら、お父さんもこの子と一緒にいるの嫌でしょう?行きましょう。」
お父さん「あぁ、そうだな。行こう」
「ガチャ」
「行ってらっしゃい…」
お母さんたちが家を出て私は一息ついた。
「…食器洗わなきゃ…はぁ…やりたくないなぁ…」
「今何時かな?…ってヤバっ!8時10分!学校にいないといけない時間まであと20分じゃん!とりあえず食器洗って出ればギリギリ間に合うかな…?」
本当は学校にも行きたくないけどGPSをつけているからいかなければいけない。
「よしっ!洗い終わった!…行こう。」
(窓も閉めたし、テレビも消したし…よし)
「ガチャ」
そうして私は学校に向かった。
行く途中でゆういつ話を聞いてくれる子、美冬に出会った。
「あ、美冬!おはよう!」
美冬「優璃!おはよう!どんなにいじめがあっても私が守るから!」
「うん!ありがとう!」
コメント
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優璃ちゃん親からもこんな扱いされてるのほんっとに可哀想… 友達の美冬ちゃん優しすぎるんだが😖
長すぎた…ごめん…分かりにくいよね…しかも家での生活しかない… 友達の名前は「夜風 美冬」(よかぜ みふゆ)です!優璃と名字が同じです!