愛してるを貴方に。
注意
エセ関西弁
青桃
地雷さん回れ右⇨
let’s Go
「愛してる」って言葉を言われてみたいし言ってみたい。
この言葉を言ってくれるような人は一生現れないと思っていたし一生言わないと思っていた。
でも、ないこに会って俺の全てが色がついた。
全部が好き。嫌いはちょっとわかんない。だから一番好きを決めるのは少し苦手。
この気持ちをわかってくれるような人には出会えないと決めつけていた。
でもまろ、Ifに出会う事が出来た。こんな素敵な出会いはもうきっと起きないだろう。
愛されたい愛したい人間と一番好きがわからない人間
「私のこと好き?」
そう問われると言葉が詰まる。適当に好きと言うと怒るし、黙っていると嫌いなんだ。と勘違いされる。
でも確かに好きってわけではない。自分を好きと言ってくれた。愛してると言ってくれて、
でも俺からはなにも言えてなくて、そんな自分に吐き気が起きていた。そんな時だった。
「お前は一番なにが好き?」
なんとなくよく遊んでるもの、よく食べているものを答えてきた。でも一番が決まらなかった。
基本はなんでもできた。これじゃなきゃいけないのか、一つに絞らなくてはいけない事が普通なのか。
答えが見出せないまま何年も過ぎて行って、これが普通と思っていた時だった。
「今日からこの会社で働く内藤くんだ。」
そんな時期かと思いながら手を止め彼の方を見る。
明らかになんでも出来そうな見た目だ。てか見た目良すぎん?ホストやればいいのに。
なんでここに来たんやろ。そんな彼をみていると目が合った。
咄嗟に目を逸らしてしまった。もう一度彼の方を見ると俺をみて微笑んでくれた。
彼の自己紹介が終わり、その後俺はすぐにデスクに向かいパソコンを打ち始める。
「猫宮くん。ちょっと。」
課長に呼ばれた為きりの良いところで手を止め課長の元へと向かう。
「では、内藤くんは猫宮くんに色々教えてもらってくれ。年も近いだろうからきっとすぐになれるよ」
最初聞いた時はびっくりした。俺が?ってなったし。こいつ教えなくてもなんでもできるだろって感じがしていた。
「今日からこの会社で働く内藤くんだ。」
大勢の人の目線の中に俺が映る。昔から前に立つのは苦手だった。すると青い髪をしている人と目があった。
彼は俺と目を合わせるとすぐに目を逸らしてしまった。
数秒後また俺をみてくれた事が嬉しくて彼に微笑んだ。そして軽く自己紹介をして自席に着く。
そして課長に呼ばれる。荷物を置いてすぐ課長の元へと足を動かした。
課長が猫宮という人を呼ぶと数秒後にその猫宮という人はが来た。さっきの人だった。
課長はこの人に俺の世話を頼んだらしく、俺はこの人に世話されることになった。
人に迷惑をかける事が苦手だったから色々聞けるのか不安だったが彼にはなんでも聞く事が出来た。
一緒にいて落ち着くような人だった。
職場に慣れ、一人で仕事がこなせるようになってからだ。
なあないこ一緒に昼食べん?
突然まろにお昼を誘われてびっくりした。
俺でよければ、
じゃあ決まりやね
彼が俺にピースをして微笑んでくれた。
なにも考えずに誘ったわけではない。でも、なんとなく一緒に居たかった。
ごはんを美味しそうに食べるないこを見てるとこっちまでご飯が美味しくなる。
だからだろう。だからきっと一緒にご飯を食べたくなったんだ。
お昼時俺は何故か緊張していた。ただの食事のはずなのに。
ないこ。もう仕事終わったん?早いな。
簡単な仕事だったんですよ。
ないこは本当によくやってるよな。
そんな事ないですよ。
俺の最初の頃と全然違うんよ。顔いいんやからここに来ないでホストやればよかったのになー、、
それ俺褒められてます?
褒めとるよ。
彼は口を手で軽く抑えくしゃっと笑った。
こんなに幸せそうに笑う人がいるなんて思ってもいなかった。
ないこ何がいい?
なんでもいいなら寿司がいいです。
寿司って、昼に食べるもんなん?
永遠に食べられますよ。
永遠ははおかしいやろ。
さっきみたいにくしゃっと笑う。
じゃあラーメンな。
全然違う気がするんですけど。
しゃーないやろ。寿司はいつか夜食べにいこーな。
そんな彼の言葉にドキッとしたのは内緒だ、
突然寿司に誘ったがないこは
なんですかそれ、まぁ奢ってくださいね。回らないお寿司ですよ。
高えなおい。
俺に向かって大きく笑ってくれた。
流石に冗談ですよ。一緒に行きましょうね。約束ですよ。
俺の手を取って指切りをしだす。
彼の手は暖かった。
その手に触れた瞬間心がキュッとなったのはないこには内緒だ。
まろ!!
約束の日の別れ際、ないこに名前を呼ばれた。
どうしたん?まだ食べ足りん?
ないこは少し苦しそうな顔をした後に
俺、まろが好き!
真剣な顔で彼に言われる。突然の出来事で上手く整理ができなかった。
その、俺、今まで1番とかわかんなかったんだけどっ、、まろに出会えて、幸せなんだ!
なんでも出来るのに、努力を惜しまないまろが、俺は大好きで愛してるんだっ!!
愛してる。今まで何回も言われて来たのにないこに言われた瞬間に心臓の鼓動が速くなった。
ないこ。
俺が名前を呼ぶと体を震わせて俺から目を逸らして。
まるで最初の時みたいだ。そんな彼が俺を見るまで俺は何もしなかった。
彼が顔を上げた瞬間に俺は彼の唇を奪った。
俺からはそういう事だから、
あからさまに嬉しそうにしたないこはどういうこと?と絶対わかっているのに聞いて来た、
わざとらしすぎやろ、、まあ、愛してるってことやよ。
end.
コメント
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あゆちゃんが神作者な件について...、!!( 2人の相性最強すぎるでしょ...!ෆ やっぱりあゆちゃんのお話心に刺さるし読み終わったらにこにこしちゃうんだよねぇ...😖🩷🎶 癒されたよ...ブクマして読み返します...🫶🏻💗 ̖́-