なんのために

でも何とか、本番の前日に回復した。

そして、運動会当日

リレーが始まる。

バトンが私の手へ渡る。走る。走る。

なんと、1位をとることができたのだ。

私はすぐさまお母さんの元へ行った。

お母さんは泣きながら喜んでくれた。

あぁこれが一番の幸せ

そう思いながらお母さんと一緒に喜んだ。

すると友達が駆けてきた。

友達も喜んでくれると思った。なのに

友達は私に、なんのために…​

なんのために頑張ったの！って何か

怒った様子で…​もちろん私はお母さんの

ためにと答えた。友達は私を叩いた。

泣いた。そしてこういった。

自分のために頑張んないと意味無い！！

お母さんのためになんて…​

もちろん、お母さんのためでもいいかもね

でも、あんたは、周りの評価を気にしすぎなんだよ！

そんなんじゃいつか何も頑張れなくなるよ！！

昔に私みたいにさ…​