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『 … パピルス 。 俺たちどうやら
別の世界に来ちまったみたいだな? 』
どこかの暗い森の中に骨がいた 。
なんとも言えぬ異様な空気を放ちながら
フードを 被り直し、 周りを見渡す 。
『 heh …. 。あのクソガキはこの近くに
いないみたいだな 。 』
彼はゆっくりと誰もいない方向に振り返り、
『 ん、なんだ?パピルス、…あぁ
わかってるさ、怠けたりしないぜ。 』
疲れたような顔をしながら
誰かと会話をする。
彼以外には 見えない誰かと 。
『 にしても、本当に静かだな。 』
〈 慣れてるけど。 〉なんて彼は思いながら、
溜息を漏らす 。
『 モンスターかナニカがいたら
expが、手に入ったのに 。 』
周りを彼はもう一度見渡す ….. ,
そのときだった。少しだけ、ほんの少しだけ
彼から近い茂みの中で物音が聞こえたのだ。
彼は見逃さなかった。その茂みの中の奴が
誰だろうとどうでもいい。
expさえ手に入れば、LOVEがあれば
他のことなんてどうでもよかった。
あのニンゲンを
絶望させることができるのなら。
どんな手段でも彼は使う。
『 …. 見つけた 。 』
彼は、気味の悪い笑みを浮かべ
茂みの中の誰かに斬りかかろうとした。
『 ちょ、ちょっと待ってくれ!
オイラはあんたの敵じゃない!! 』
〈 自分と似た声 が聞こえたと思えば、
そこにはもう誰もいなくなっていた。
少量のチリを残して。 〉
『 …これでよかったんだよな 。 』
〈 自分でも気持ちの整理が
追いつかなくなっていた。
自分と似た存在を
_ してしまったからだろうか? 〉
そう思い、彼がその場を立ち去ろうと
後ろを向くと
『 heh … 。流石にオイラ
ひやっとしたぜ? 』
昔の自分が、そこにはいた。