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死に場所を求める死神
題名の通り死ネタです
急に書きたくなったから書いた
下手っぴですけど許してニョ
rt「どこで…..死ねるかな」
あるところに一人の死神がいました
その死神は殺すことを好んでおらず
自然が好きな心優しいものでした
重い足を引きずって歩き出す
その姿は死神には見えなかった
彼が歩いた道には何も残らない
それが嫌いだった
rt「花…..綺麗だなぁ….」
しかしあっという間に花は跡形も残らなかった
rt「…っあ…ごめんなさい」
しばらく歩いたところに一人の男がいた
us「そこの死神さん話を聞いてくれよ」
「御伽の話なんだけど」
rt「御伽なんて信用できない…..」
「そもそもなんで天使が死神に興味を持つんだ」
us「俺は冒険してみたいのさ」
「それで何を見たいんだ?」
rt「取引と言うことか?」
「……おれは枯れない自然を見たい」
us「それなら御伽じゃなくて世界樹を見つければいいさ」
「世界樹が命をつなぐ…..世界樹の花は枯れない」
「場所はセイレーンが知ってるはずだよ?」
rt「それで….御伽の話は?」
us「あれはお前に話を聞いてもらうための嘘だよ」
「俺はこれでいい行ってこいよ死神」
rt「変なやつ」
セイレーン……
セイレーンの歌声を聞いたものはただでは済まない
ほんとに合ってるのだろうか
gt「ねぇそこの君」
「なにか探しものでもあるのかい?」
rt「セイレーンを探してる」
gt 「じゃあこの本がおすすめだよ」
rt「セイレーンについての図鑑…..?」
gt「うん……セイレーンにあったらよろしく言っててね」
図鑑を見てみると
セイレーンの詳細が事細かに記載されていた
情報を頼りにセイレーンに会いに行く
rt「セイレーン」
ky「お?お前か?うっしーが言ってたやつ」
rt「男……?」
ky「なんだぁ?女に会いたかったのかよ」
rt「いや….伝説では男はいないはずって」
ky「テキトーにデタラメ並べた伝説信じてんのかよ」
「御伽は信じねぇくせに」
rt「いいから…..世界樹の場所はどこ」
ky「ついてこい」
「こっちだ」
言われるがままに歩みを続けると一つの木がありました
その木からはものすごい生気を感じられ
周りの草花はきれいに花を咲かしていた
恐る恐る足を踏み入れる
草花は枯れることはなく初めて自然に触れることができた
ky「いいだろ?ここ」
「あのさ…..俺も疲れたんだよ”生きること”に」
「セイレーンの歌声を聞いたものは死に至る」
rt「悪くない”死”に場所だな……」
その後彼らは塵となり今もここを見守っている
us「いい御伽だろ?」
「なぁ…..レトルト」