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キャラ崩壊。若井:高2。非行少年。

髙野:高校教員。非行に走る若井のことを黙認している。


———————‐——————-‐


「ごめん、タバコ1本くれる?」


「お前さぁ、自分のこといくつだと思ってんだよ」


「ハタチ。」


「まだ17だっつってんだろ」


「精神年齢は20だから」


「んだよ、1本だけな」


いつからこいつとタバコを吸うようになったっけ。校庭でサッカーをする生徒たちを横目に校舎裏でこいつとタバコを吸った。



「進路は?」


「知らね、高卒か専門だろ。」


「なんかやるの?」


「ギターぐらいしかやることねぇし」


「今度聞かせてよ」


「やだよ、下手くそだし」


あぁ、そうか。黙認している俺も同罪か。ふとそう思って校舎の方を見たがもう誰もいない。そっかもうチャイム…!ってことは若井は??



「お前!授業行けよ!!」


「ちょっと無理。だるいわ。」


「ったく、3組何の授業だよ…」


「え、知らね。どうせ数学とかだろ」


「なおさら行けよ」


「もう進路決まってっからいーんだよ」


「留年してもしらねぇぞ」


「大丈夫、サボれるとこだけサボってるから」


「小賢しい」


こいつ、地頭はいいんだよな。勉強すれば絶対大学行けるのに。


「今大学行けるって思ったろ」


「な、っ!!なんでわかるんだよ!!」


「入学したときから面倒見てもらってるから分かるの〜」



まったく、本当に俺はこいつには適いそうにない。

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