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fwak
それから季節は春になった
俺とあきなはあれを機にまぁ、一応同棲をし始めている
俺が提案したときは…
「え!?いやいやいやいや!そこまで迷惑かけるわけには…!」
『迷惑…ってことは、本当はしたいってこと?』
「なんでそうなるん…」
『俺はいいよ?迷惑なんかじゃないし、』
「…じゃあ、お願いシマス…」
と言うことで今に至る
今日も早く起きて、急いであきなの部屋へ向かう
最近の朝のルーティンはいつもより早く起きて、あきなと一緒に記憶をたどる
まぁ、毎朝起きたらあきなは俺を忘れてるんやけど…
それでも、あきななのは変わらんからさ
「あきなーおきろー!朝やぞ!」
ゆっくりと目蓋を開けるあきなは、何回みても綺麗だな…と、見とれてしまうほどだ
『…おはよ、う…ふわっち』
「へ?」
なな、なななな、なんで?
いつもなら、朝起きたら誰ですかーみたいな雰囲気になるのに…え、え?
キョトンとする俺をおいて、あきなは話し始める
「今日の朝ごはんなんだっけ…
あ、昨日トーストって言ってたっけ?」
覚えてる…あきなが昨日のことを…
『あ、あきな?ちょっと質問いい?』
「ん?うん」
『日記はみた?』
「いつもつけてるやつはみてないよ?
だってさっき起きたもん」
『じゃ、じゃあ!昨日俺らはなにした?』
「昨日は…休日だったから二人で遊園地行ったんじゃなかったっけ?」
『…なんでおぼえとるん?』
俺の思ったことが口にでたとき、あきなは首をかしげた
が、その顔がみるみる驚きに変わっていった
「あ、あれ?なんで俺覚えて…?」
「昨日のこと、忘れてるはずなのに…」
『あきな着替えて』
「?まだ学校まで時間あるじゃん」
『そうやなくて、病院、いこ?』
「いや、俺どこも悪くないし…」
『いいから、早く行くぞ』
あきなに有無を言わせず、俺はあきなを連行した
〈えっと~…三枝明那さんですね〉
〈以前もこの病院を訪れましたよね〉
「まぁ…はい」
〈そのときは記憶障害と診断され、今回は…《記憶が戻った!!!!》と…〉
〈もう少し情報ないんですかね〉
「ふわっち!語彙力!」
『にゃははw伝わるかと思ったんやけど』
そういいながら、俺は今朝の出来事を医者に話した
〈なるほど…じゃあ、一昨日の食べ物は覚えていますか?〉
「一昨日…は…食べた記憶はあるんすけど、何を食べたかは…たしか、寿司とかだったかな」
〈不破さんは覚えてますか?〉
『寿司でした!』
このために一応夜ご飯とか、食べたものとか全部記憶しといたんよな
〈…戻ってますね〉
〈何が原因かは、分からないですけど、今のところは心配ないかと、でも、また再発とかした場合はまた訪れてください〉
「わかりました」
病院からの帰り道
『よかったな!あきな!』
「うん、ほんとよかった…」
今にも泣き出しそうなほど、目に涙がたまっている
こりゃ家に帰ったら泣きつかれるな…
『たっだいまーー』
『なーんて!誰もいないか!』
そんな冗談をいいながら靴を脱ぎ、部屋に上がろうとした瞬間、あきなは俺に勢いよく抱きついた
まぁ、そんときにうけとめれたらかっこよかったんやけど、俺は急なことに驚いて、普通に後ろに倒れた
痛くはない
『あきな?怪我しとらん?』
「うん…」
『どうしたん?急に…』
「いや、なんでだろ…ッ嬉しいのかな…」
『あきなの努力やな』
「…違う」
あきなからでてきた予想外の言葉に俺は驚く
「ふわっちがいたからなんだよ…?ふわっちが、あの時止めてくれたから、俺と向き合ってくれたから…」
「俺は、明日を生きたいって思えるようになったんだよ?」
「俺一人じゃ、きっとなんもできなかった…」
俺もそうやったな、きっと、あの日死んでしまったのがあきなやったから、頑張れたんだろうな
きっと、あきなじゃなかったら、俺はあそこまで一生懸命にならないもんな
『あぁ泣かんといて?頑張ったんやから』
「でも…ぉ…」
こんなにあきなが弱みみせてくれるってことはこころを開いてくれたってことかな
そう思うと嬉しくて、笑みがこぼれてしまう
「何笑ってるんだよぉ」
『いや、かわええな…って』
「ふぇ…//」
やばい、可愛すぎる
俺の理性が…
「かわいぃ…って…そんなわけ…//」
はぁ~…そういうとこ
『ほんとその顔反則』
「だ、だってふわっちがその…かわいいとか言うから!」
『そりゃ照れちゃうのもわかるけどさ?こっちの理性がぶっ壊れちゃうんだよね?
…そしたら責任とってくれる?もちろん体、でね』
少しイタズラ心で言ってみたが…
「いいけど…/そんときは、優しくしてね?//」
あかん、ほんとにやばい
『もぉ~まじ卑怯////ベット行こっか?』
「ぇあ…!?ま、まって!まだこころの準備が!//しかも学校!」
『うるさいなぁ?自分がするなら優しく~って言ったんやろ?学校には欠席って連絡いれとるよ』
「はやッ!?で、でも!」
『はいはい、おとなしくね~』
「ほ、ほんとはなして…ッ///」
『優しく、ね?夜は寝かさんから』
「今朝なんですけど…///」
この後はたーっぷりあきなを愛してあげました
え?みたいって?だめだめだめ
あきなのあんな姿やこんな姿、知ってていいのは俺だけなんやから…な?
ーーーーーーーー完ーーーーーーーーー
コメント
2件
初めてから最後まで最高な物語でした( ; ; )あきなの記憶が戻ってよかったです、応援してます!!