癖。
これ書き始めたの1月後半らしいですよ。
やばいですね。
文才なんかありません。
案の定駄文。駄文。
cpはどこかに記載してます。
主はにわかです。解釈違いがあると思います。
※ご本人様には関係ありません。
暴力・監禁
ymの情緒がかなり不安定
ギィ、と軋んだ音を立てて、古びた扉が開かれた。扉を開けた人間が此方へと近づいてきているのか、床が苦しげに音を立てる。
『おはよう、ハヤト』
下ろしていた瞼をゆっくりと上げ、声の主の方へと目を遣る。そこにはよく見慣れた、ほんの少し年下の先輩の姿。
「おはようございます、夢追さん」
その返しに夢追さんは満足そうに微笑むと、トレーに乗せられた私の食事をサイドテーブルに置いた。
『ご飯置いとくからちゃんと食べてね。ハヤトに餓死とかされたら困るし。ね?』
子供をあやす様に口にする夢追さんに、苦笑を返す。
「食べますよ、夢追さんの手料理を食べられる機会なんて、そうそうないですし」
夢追さんはその素直な言葉に頷くと、きゃらきゃらと笑いながら口を開いた。
『えー?何言ってんの、これからいくらでも…』
はたと声が途切れた。表情の抜け落ちたような顔を見て、自分が彼の地雷を踏み抜いたことを理解する。
『だめ、だめだよ。何考えてんの』
夢追さんの震えた両手がこちらに伸ばされ、私の首に回った。そのまま体重をかけられ、突然のことに対応出来なかった体は、仰向けに倒れた。彼が馬乗りになっているせいで、気道はどんどん圧迫されていく。
『何、逃げようって思ってるんだ。それか誰かが見つけてくれるって。ないよ。だめだよ。あたしだけだよね。お前には、アタシだけでいいよね』
首を絞めて、断定的な台詞を吐いて、否定など挟ませる気もないくせに。
どうしてそんな顔をするんだ。苦しくてたまらないような、誰かに正解を求めるような顔を。
手を伸ばして、夢追さんの頬を撫でる。
びくりと肩を跳ねさせ、首を絞める力が緩む。それを見逃さずに夢追さんの両手を掴み起き上がると、今度は私が夢追さんを押し倒した。
「ごほっ…はっ…..は、ぁ…..夢追さん、」
『やだ!やめてよ!!どいて!!ねえってば!!』
逃れようと暴れる体を抱きしめて、息をつく。
「…ごめんなさい。貴方を怖がらせる気も、不安にさせる気もなかったんです 」
腕の中に収まる細いその人が、ビクリと肩を震わせる。
『…..なんで…?』
そのか細い声を聞かなかったことにしてしまえたら、どれほど良かっただろうか。
そんな考えを見透かしたかのように、夢追さんは言葉を紡いでいく。
『なんで、逃げないの。だって、その足の鎖は、ボロボロのパイプに繋がってるだけなのに』
ひく、と引き攣るような呼吸音。
『ドアだって、鍵すらかかってないのに』
自分の体が強張るのが分かる。
『ねえ、お前なら、簡単に逃げられるでしょ、こんなとこ』
縋るような声に、肯定も否定も返せなかった。
試されていることは何となく気づいていた。気づいていて、目を逸らした。
貴方が私をどう思っているのか、何を求めているのかなんて分からない。そしてそれは、きっとこれからもそうなのだろう。私が彼をどう思っているかですら、自分ではもう曖昧で、分からないのだから。
けれど、傷つけることだけはしたくなかったのは確かで。
無言をどちらととったのか、胸元をぐっと押し返され、彼は私から距離をとった。
『馬鹿だよ、俺もお前も』
彼の自嘲するような声色を、私は少し前まで知らなかった。
『ただ頷いてくれれば良かったのに』
端正な顔が歪む。
『ただ逃げてくれれば良かったのに』
震えた声は、あまりにも頼りない。
目の前のこの人は、多分もう壊れかけている。壊れかけたそれを、懸命に繋ぎ止めての今なのだろう。だから。
私は夢追さんを抱きしめた。怖がらないで欲しい。逃げないで欲しい。そんな思いと共に。
『…俺の知ってる加賀美ハヤトは、こんな事しない』
「…..そうですね」
震えてか細いその言葉に、そう肯定を返した。
遠慮がちに背中に回される腕が、震えていたのには気付かないふりをして。
コメント
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全然関係ない話するんですけど かぁくん♡が公称24で実年齢33なのが深くに刺さって抜けないです。もう抜かなくていい気すらしてくる。 というか自分以外にも同じ人いると思うんですよ。今すぐ名乗り出なさい。