ポタパロ sior

書きたいとこだけ

ky『』　fj【】　hr［］　ks〈〉

『お前かよ！』

そんな声が響けばキィーンと耳に響く音が鳴る。

【悪ぃなぁ！kyォ！】

自慢気に鼻を鳴らし煽り口調で言葉を返す。

『…ったく。お前周り見えてねぇなぁ、』

【は？】

『うーしーろー。』

にま、とkyが笑えば後ろから同僚生がfjの身体を掴み、fjをホールドする。

『貰いまーす。笑』

クァッフルをfjから奪い取ればゴールに向かって箒を移動させゴールに入れる。

《スリザリンに10点が入りました。》

アナウンスが通るとゴール付近に浮遊するkyがfjに微笑みかける。

【くっそぉ〜…】

『もうちょっとでスニッチ来るだろ。』

隣を通り過ぎる際にボソッとfjに耳打ちをした。

スニッチを取れば150点が入りその場で試合終了。

今の各寮の点数を見るにスニッチを取れば勝ち抜けとなる。

それぞれの寮がスニッチを今か今かと待つ。

そんな中とある一点に留まったのがky。

彼はよくスニッチの出現場所を当てるのだ。

そんなkyが一点に佇むということはつまりそういう事だ。

各寮のシーカーがkyを妨害するべく動き始める。

そう。各寮のシーカーとは＿

グリフィンドール＿ks

ハッフルパフ＿hr

レイブンクロー＿fj

スリザリン＿ky

彼らなのだ。

彼らは各寮のシーカーだけでなく寮の中でも優れた成績を持ち他の寮からもかなりの認知を得ていた。

そういった話もあり彼らはよく集まって遊んだりしていたのだ。

【なぁkyぉ。スニッチ頂戴ー？】

〈ちゃんと戦わなきゃだろ？〉

［戦おうよ~］

『……。試合なんだ。お前らと馴れ合う気は無い。』

〈ほら。kyはこういうやつだから。〉

【ったくぅ……試合以外じゃあんな感じなのに〜。】

［試合以外は声がでかいけど、試合中は態度がでかいよね~。］

『……（怒）』

【hrそれは失礼だろ笑】

『もういいよ。お前らにスニッチ譲ってやるよ。』

【エッ！？】

［ほんとー！？］

〈SASUGANIそれはでかい。〉

その言葉を残せばkyはふらりと上昇しその場を後にした。

「ちょちょちょ、kyお前何してんの？」

『俺に考えがある。まぁ見とけって。』

「……ちゃんとやれよ。」

『誰に言ってんだ。』

───────

〈……なぁ、〉

【俺も言おうと思った。】

［まwだw何wもw言wっwてwなwいwでwしwょw］

〈笑いすぎだろって。〉

【ky怪しくね？】

〈そうそれ。〉

［……別のスニッチ出現場所が？］

〈【あるのかもね。】〉

［俺一旦スニッチ出た報告入ったらky見るね。］

〈それ助かる。〉

【じゃあ俺はスニッチ捕まえるわ。】

〈試合終わっちゃうって。〉

【www】

──────

《スニッチが現れました。》

『来た来た……』

［ky!!!!］

〈何も動かない……??〉

【スニッチだ！】

〈……あいつが何もなしに俺らに譲るか？〉

［でもスニッチはそのまま動いて行くよ？］

【スニッチ逃げたぞ！追いかけろ！】

〈…！やばい！〉

［待って、この軌道……］

〈【［kyに向かってる……!?］】〉

『ありがとうございま〜す。笑』

《スリザリンがスニッチを獲得しました。試合終了です。》

〈【［kyｫｫｫｫｫｫｫｫ!!!!!!］】〉

『かぁったい頭‪‪❤︎‬』

〈【［クッソォォォォォォォ!!!!!］】〉

《今回のクディッチは165点でスリザリンの勝利です。》

「ky流石~！」

『お疲れ。』

「あっ……」

ひらりと手を振れば直ぐに姿を消した。

【お、来た来た。】

〈お疲れ様~。〉

［今日も見事に負けちゃった~。］

〈【［ほんとにどうやってスニッチ出現場所わかんの~！！］】〉

『教えねぇよ！！笑』

〈てか、こんな早いってことはまた同寮生振り切ってきたの？〉

『……いや、』

［振り切ったね。］

【もう少し構ってやってよ。】

『やだよ。……お前らといた方が楽しいし。』

［ん？］

〈お？お？〉

【ツンデレkyちゃん、どーしたの？？？】

『るっせぇな！帰るわ！もう！』

【嘘嘘嘘。】

〈これから俺らでゲームしよって話なのにー。〉

［ゲームしようよ~！］

『……っ、仕方ねぇなぁ！