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#契約結婚
ぱくちーですん🌿
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仙台コロニーにて
澪は乙骨と合流した。
澪「憂太とリカちゃん」
乙骨はゆっくり振り返った
乙「澪さん、久しぶり」
同期の何気ない会話だ
乙「澪さん、さっそく仕事です」
ゴキブリの呪霊だ。
澪「え、キモイ、まって虫無理。」
乙「澪さん、虫無理なの??嘘でしょ!」
澪「ごめん、憂太頼んだ」
リカちゃんと難なく倒してる中
澪「憂太、危ない!」
1匹のゴキブリに捕まった
乙「澪さん逃げて」
乙骨はゴキブリの顔面を鷲掴みにして
キスをした。
澪「…。」
乙「澪さんそんな明らさまに引かないでよ」
澪「え?ひ、ひひひいてないよ」
口から反転術式を放ったらしい。
澪「Gとキスはやべぇだろ」
乙「真希さんみたいな口調だ〜」
澪「禪院さんの名前出すなー」
久しぶりの何気ない会話だった
乙「澪さん、僕はこの辺をもう少し」
澪「じゃあ私こっちに行くね」
乙骨と離れ、逃げ遅れた人がいないかと、
呪霊を倒すことに専念した。
急に裏梅が現れた
梅「澪様。」
澪「えっと、何の用ですか」
五条が封印された今
いちばん会いたくなかったな。
梅「澪様、すみません」
ドスッと鈍い音と同時に
視界がぼやけた。
ここは生得領域か
どこか懐かしい。
楪「宿儺ー!見てみて月詠がー!!」
宿「子供の成長は早いものだな」
そこには平安時代の宿儺と。
澪「誰だろうあの人。」
綺麗な人が隣にいた。
宿儺と裏梅、月詠という小さな女の子
澪「幸せだったのかな。」
綺麗な女の人がこちらを見た。
思わず後退りしたが、走ってきた
宿儺たちは
宿「 、どこに行く」
楪「ちょっと気になることがあったのー 」
女の人がこちらに来た。
楪「ねぇ君、どこの人?」
私が見えてるのか。
澪「えっと、」
なんて説明するべきか。
楪「君、この時代の人じゃないよね。」
澪「実は、未来からー」
ここに来た経緯を話した。
楪「へー、裏梅が」
女の人がクスッと笑って言った。
楪「君、名前は?」
澪「澪、薄羽 澪って言います」
楪「私はー、 」
名前の部分が聞き取れない
まるでモザイクがかかってるみたいに。
楪「私、君が来ること知ってたよ」
澪「え?」
楪「私ね、少しだけ先の未来が見えるの」
彼女は、菅原家の巫女だったらしい。
双子の子を産み菅原家から逃げるように去り、
数年後に月詠だけ引き取ったらしい。
月「かかさま?」
小さな女の子が近づいてきた。
楪「月詠、どうしたの?」
月「何もないよ?かかさま、このひとだぁれ?」
澪「澪って言います。」
楪「ほら、月詠も挨拶しなさい」
小さい女の子は恥ずかしがりながらも
月「つ、つくよみ」
どこかで見たことがある。
澪「月詠ちゃんか、可愛い名前だね」
和やかな雰囲気の中
女の人が
楪「そろそろ場所を変えましょう」
と言った瞬間
大きな桜の前に場所が変わった
澪「すごい、綺麗。」
楪「ふふ、驚いた?私の結界の中だよ」
何故、わざわざ結界を張ったのか。
楪「澪ちゃん、話しててわかったことがあるの」
この人は、話しながら私の呪力を見てたらしい
楪「澪ちゃん、貴方は私の転生体よ」
あまりにも急な発言だった。
楪「私の呪力と貴方の呪力、魂の形も同じ」
話の内容が入ってこない。
どういうことかたくさん聞きたかった。
でも、時間がない気がして。
澪「私は何をすれば」
楪「私はもう長くない、だから私の呪力を」
この人の呪力、術式を全て私の中に入れる
澪「そんなことが、できるんですか。」
楪「魂の形が一緒でなければできない」
ふと、五条のことが気になった。
澪「あのひとついいですか。」
楪「どうしたの?」
澪「獄門疆。」
女の人は驚いた。
楪「それがどうしたの??」
澪「その中に大切な人が封印されました」
封印を解く手立ては
楪「天の逆鉾、黒縄、天使。」
その3つだけとのこと。
楪「私も獄門疆は解けないの。」
そう言われてしまった。
そして、呪力と術式を移す儀式
楪「大丈夫、ここでするのは簡単なこと」
私と貴方が結び合えばいい。
と言いながら、私の額に手を当てた。
楪「私の一等大事なものをあなたにあげる。 」
記憶が流れ込んでくる。
名前は楪 御琴と言うらしい。
これが私の前世。
思い出した、私は藤原家の眷属だった
強い術式を持ち、藤原家の巫に選ばれ
天元の元で結界術の鍛錬をしてきた。
楪「思い出したようね。」
澪「あなたは、どうなるんですか。」
思い出した、あの後。
宿儺の呪霊化防ぐため、生命力を全て使った。
齢20でこの世を去ったんだ。
楪「大丈夫、私は。貴方は未来を生きて」
私は、こんなにも宿儺を愛していた。
縛りを交わしていた。
必ず私と巡り会い、愛してくれる覚悟を
宿儺は1000年も持っていてくれた。
でも、今は五条が五条のことが好きなんだ。
楪「貴方、宿儺以外のことが好きなのね。」
図星だった。
澪「宿儺に顔が合わせられない。 」
宿儺にとっては裏切りだった。
楪「ねぇ、宿儺は縛りなのに貴方には何故、何も求めなかったと思う?」
澪「わから、ないです。」
楪「貴方の記憶を代償にしてでも守りたかったから。」
宿儺は私を心の底から愛して
呪いたかった。
楪「貴方はもう行きなさい。」
背中を押された。
暖かくて陽だまりのような人
澪「御琴っ!」
楪「大丈夫。貴方は私だから。」
後ろを振り返ると、微笑んで手を振っていた。
澪「御琴、御琴ッ」
澪「御琴ッ!!」
目が覚めた。
梅「澪様。」
裏梅は隣で見守っていたらしい。
澪「裏梅久しぶりね。」
梅「澪様、いえ御琴様ッ、お帰りなさいませ」
裏梅は泣きながら名前を呼んでくれた。
澪「裏梅、私は生きてていいのかしら。」
梅「何故そのようなことを」
澪「私は宿儺に愛して貰う資格ないよ」
梅「宿儺様はそのようなこと気にしません」
「しっかりしてください。」
そうだ。
今やるべきことを
澪「裏梅、天元に会いにいく。」
梅「では、宿儺様のところへ戻ります」
「ご武運を」
澪「相変わらずね」
薨星宮 本殿
天「菅原の巫か」
澪「天元師匠、お久しぶりです。」
天「思い出したようだな」
天元はこっちを見つめながら優しく問いかけた
天「私は、もうこんな姿になってしまった」
「前の天元ではない。」
澪「師匠はいつも強くて、いつも美しいよ」
「私は貴方に憧れて巫になれたんだから」
天元は私に近寄り、頭を撫でた。
澪「子供扱いしないでよっ!!」
天「私にとって君はいつまでも子供だ」
こんな時間が続けばいいのに。
複数名の足音。
澪「天元。」
天「この呪力は高専関係者だろう。」
九「久しぶりだね。天元」
九十九由基だ。
虎「澪先輩もいるじゃんっ!」
乙「澪さん、さっきぶりだね」
澪「悠仁に憂太ー!」
脹「悠仁、こいつは?」
虎「この人は澪先輩、高専の2年生」
「んで、こいつは脹相と九十九さんだ」
脹「よろしく」
九「澪、好きな男のタイプはなんだ?」
東堂が会う度に言ってたのはこれだったのか。
澪「宿儺と五条。」
九「ふーん、面白いね君」
対極的なふたりを出してしまった。
天「よく集まってくれた。」
「禪院の子、道真の血、受胎九相図」
「そして宿儺の器と菅原の巫。」
皆『…!?』
みんな、驚いた顔でこちらを見る。
伏「天元、菅原の巫とはどういうことだ?」
虎「澪先輩は、普通の呪術師じゃ…?」
乙骨と脹相は何も言わずにこちらを見る。
禪「落ち着け。本人に聞けば良いじゃねーか」
伏「真希先輩の言う通りです」
九「君、どういうことだい?説明してくれ」
九十九の真剣な目。
皆の驚きを隠せない空気。
澪「私も、ついさっき思い出したんだよね。」
全てを話した。
菅原の巫になった経緯。
宿儺の伴侶として過ごした余生。
術式の開示と使える結界術。
最後に獄門疆のこと。
天元は言った。
天「現代において、獄門疆を解呪できるのは。」
天使のみだ。
虎「先輩でも無理なんすか?」
澪「そうだね。」
「これは宿儺を封印して呪霊と化すのを止めたかっただけだから。」
九「こうやって使われることを予測しなかったのか?」
澪「そのために天の逆鉾を作った。」
乙「破壊したのは先生自身と。」
虎「何やってんだよ五条先生!!!」
澪「自然な解放は6000年後。」
虎「うっし、天使探すか!!」
澪「ごめん、私はやることあるから。」
「君たちでやっててくれない?」
乙「澪さん、具体的な解決策があるの?」
澪「宿儺との関係の精算と娘の捜索。」
九「あの頃の娘が転生してるわけないでしょ」
九十九は冷たく言う。
天「いや。娘も転生してる、同じ高専に」
天元は言い切り、ここに2名を残し
獄門疆の解放に向かうことを指示した。
残ったのは、脹相と九十九だった
虎「んじゃ行ってくる!」
乙「行ってきます。」
伏「澪先輩、無理はしないでください。」
「貴方は全てを抱え込む節がある。」
澪「恵にはバレバレだ笑」
禪「おめーのことは嫌いだけど」
「少なくとも生きて欲しいとは思ってるよ」
澪「禪院さんめっずらしー」
禪「あ?言うんじゃなかった」
澪「うそうそ。真希、ありがと」
真希の目には涙が浮かんでいた。
そうだ、もう死ぬかもしれない戦いなんだ
澪「あ。電話しなきゃ」
📞…
翠「澪ー?どしたの??」
澪「すーちゃん、なんでもない。」
きっと、高専に娘の転生体がいるなら。
澪「すーちゃんって前世信じる?」
翠「何言ってんの笑」
澪「ううん何でもない、忘れて!」
翠「死滅回遊で死なないでね。」
澪「当たり前ー!」
遠くから翠ーこっち手伝って!と
秤と星の声がした。
翠「ごめん、もう行かなきゃ」
澪「こっちこそ急にごめん!」
まだ、記憶を取り戻してないだけか。
羂「久しいな、宿儺の女。」
澪「脳みそじゃん」
今、ここで戦うのは嫌だな。
梅「御琴様。」
「羂索下がってなさい。」
羂「今は澪か。手合わせをしようか。」
呪霊操術にて、特急を2体出した。
梅「お前、部を弁えろよ。」
「宿儺様と御琴様に対する無礼だぞ」
羂「釣れないなぁ」
「崇拝してるやつの戦う姿見たくないわけ?」
梅「…御琴様の呪力の無駄遣い」
澪「いいのよ。これくらい大したことない」
「うちには寧々がいるわ」
※寧々というのは澪の少ない呪力量を補う式神である。 空間内の呪力を吸い取り、契約者に渡すというもの。
梅「御琴様がいいのであれば文句は言わぬ」
「羂索命拾いをしたな」
羂「面白くなったものだ!」
澪「どれくらいの力を見せたらいい?」
「私と戦っても呪霊が自害したようにしか見えないと思うんだよね。」
羂「最高の火力が見たいね」
「領域展開とかどうかな?」
梅「御琴様、無理をなさらず。」
澪「領域展開ねぇ。」
呪霊が急に襲ってきた。
澪「君たちは待てができないの?」
「領域展開、真鏡・無現世界。」
呪霊が破裂したように死んでいく。
呪霊は攻撃もしていない。
澪「裏梅大丈夫?」
梅「御琴様、ご心配ありがとうございます。」
「私は大丈夫ですが、羂索の方が少し。」
羂「反転術式で治したよーいやすごいね!」
「君の領域展開について教えてよ。」
梅「私がご説明します。」
「御琴様の領域展開は、普段使っておられる術式の上位互換になります。
普段の術式は攻撃を反射していると考えると領域展開は感情を反射します。つまり殺意を向ければ向けるほど自分にダメージを与えるというわけです。そのため羂索も御琴様に多少殺意を持っていたので攻撃を受けたことになります。」
澪「裏梅ありがとー!わかったかな?」
羂「実に面白い。私たちと手を組まないか?」
澪「んー、五条の方が大事かな」
梅「御琴様がしたいようにして貰えれば光栄です。」
羂「宿儺の敵になるってこと?」
澪「私はどっち付かずだよ。」
「宿儺のことも守るし、五条も守る。」
梅「羂索。」
羂「わかったよー、じゃーね澪ちゃん」
澪「うん。」
(体調悪いな。呪力不足みたいな…)
視界がぼやけて、意識が朦朧としてきた。
裏梅の声が霞んで聞こえて、意識を失った。
梅「御琴様!!」
(この領域展開は感情を媒体にしすぎている)
真鏡・無現世界は、自分の感情と相手の感情を媒体にして行われる。
本人への不可もとても多い。
五条の領域展開が脳を焼き切り、反転術式で修復し続けてるなら、澪は見えない感情を壊し続けている。
梅「これだから、戦わせたくなかった。」
「クソ、反転術式じゃ治らないのに。」
どれくらい経ったのだろうか。
目が覚めた。
梅「御琴様、ご気分の程は?」
澪「ごめん、裏梅。私は大丈夫。」
「今の状況は?」
梅「宿儺様が伏黒恵を受肉体にしました。」
澪「五条は?」
梅「復活しました。」
澪「良かった。上手くいったんだ。」
「ごめん行ってくる。」
梅「かしこまりました。」
五条に会える喜びと
これで最後かもしれない悲しさが、
澪の感情を揺さぶり続けている。
澪「五条!!!」
五条悟は驚いたように振り返った。
五「澪!?」
「どこにいたの!」
澪「ごめん、守れなくて。」
「私が弱いから。私が出来損ないだから。」
五条は澪を強く抱き寄せた。
五「僕は澪を責めたりしてないよ。」
「澪は出来損ないじゃなくて僕のお嫁さん。」
優しくて、暖かい。
この温もりを手放したくなくて、必死。
澪「これが終わったら、結婚しよ」
五条の顔が赤くなり
戸惑ってるのが目に見える。
五「澪さぁーそういうの僕に言わせてよ!」
澪「だめ?」
五「ううん、いいよ結婚しよ」
「世界一幸せなお嫁さんにしてあげる。」
五条は澪にキスをして、戦いの準備をした。
虎「澪先輩!戻ってたんですね。」
澪「話は聞いたよ。伏黒くんを取り戻そう」
「こういう時こそ弱気になっちゃダメだね!」
虎「そうっすね!」
「先生!術式邪魔!!」
皆『!!! 』
五「ばっちこい!!!」
皆が五条の背中を叩く。
五「澪、行ってくるね。」
澪は涙で顔がぐちゃぐちゃだ。
澪「こんな顔で送り出したくなかった」
震えた声で言う。
五「ははっ、可愛い顔が台無しだね」
澪「悟のバカ!大好き!」
五「愛してるよ澪。」
「帰ったら約束な!」
澪「うん!帰ってこいよ!」
五条が行き、皆は緊張する。
澪と仲のいい3年が話しかける。
翠「澪。大丈夫?」
澪「翠。話がある。」
「金きら、翠を借りるね。」
秤「俺らをそうやって略すなよ」
星「行ってきなー!」
澪「翠、行こう」
翠「うん。」
秤「大丈夫か、あいつら。」
星「翠も途中からおかしかったしね。」
秤「万だっけ、あいつと会ってから変だよな」
星「2人してちょー真剣だし。」
「でも今だからこそ言うべきことだと思う」
秤「そうだな。」
「終わったら4人で旅行でも行こーぜ」
星「金ちゃんそれあり!」
翠と澪は人気のないところに来た。
澪「翠。私、前世の記憶戻したんだ」
「転生体って言ってn」
翠は遮るように言った。
翠「母様、会いとおございました。」
澪「つく、、よみ?」
澪は感動や、切なさ、愛おしさが込み上げて
どうすればいいのか分からなくなった。
翠「母様は宿儺と五条どっちに着きますか」
澪「…分からない」
「どうしていいのか。」
澪はどっちも愛おしくて、
ふたつの人格に挟まれてるような感覚だった
澪「私には五条悟を愛している澪と宿儺を愛していた御琴がいる。」
翠「そっか、私は宿儺に着くよ。」
澪「え。なんで、高専を裏切るんだよ」
「貴方はそんなリスクを犯す必要はない」
翠「私は宿儺に育ててもらったから。」
「母様が死んでからも。」
澪「そっか、宿儺が。」
翠「裏梅のことも大事だし。万も。」
澪「どっちも失いたくないなんて欲張りかな」
翠「んー、私は裏梅たちも金きらも大事」
「それが普通だと思うよ。」
翠はいつも私の意見を肯定して
感情を汲み取ってくれる。
澪「ありがとすーちゃん」
翠「もう馬鹿なんだから私の母様は」
宿儺vs五条悟
互いの術式がぶつかり合う。
近づけば塵になるだろう。
澪「すーちゃん」
翠「待って、何も言わないで」
「変なこと言うでしょ」
澪「んー?当ててみてよ」
翠「2人が私のために争ってるみたいっ!」
澪「せーかい」
翠は苦笑いして言った。
翠「母様って懲りないよね。」
五条が最大出力の茈を打ち
摩虎羅も負けじと適応をしていく。
接戦だ
澪「…。」
澪は巫女直伝の舞を舞った。
これは身体能力と呪力の大幅な向上
そして、五感の底上げだ。
翠(きっとこれはどっちが勝ってもおかしくない、それくらい接戦してる。)
何時間経ったか分からない。
やっと勝敗がつこうとしている。
虚式茈で見えなかった
誰もが五条が勝ったと思った。
宿儺は茈を受けながら斬撃を打ち勝ったのだ
澪「どっちが勝っても恨まないって…」
恨まないって思っていた。
それでも、やっぱり…
澪「やっぱりダメだぁ。」
澪は自分の感情を力を
極限まで解放した
自分ではコントロール不可の領域だ。
澪「ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァァァァァァ!!!!」
泣き叫ぶ澪を皆は静かに見るしかなかった。
そんな中で翠は異変に気づいた。
翠「皆背を低くしろ!建物に隠れろ!!」
「死ぬぞ!」
翠はできるだけ広範囲の結界を張って守ろうとしたが、澪の純粋な呪力の衝撃波に耐えれなかった。
翠「グハッ…まだ私の力じゃダメか。」
宿儺も、強力な呪力波を受けた。
宿「裏梅、生きてるか?」
梅「一応、生きております。」
宿「久しいな澪。」
「少し話をしようではないか。」
澪は宿儺を強く睨みつけた。
澪「話すことなどない。」
「次、私に話しかけてみろ、喋れなくしてやる覚えておけよ。」
この澪は、まるで宿儺と最初に出会ったとこのようだ。
高貴で高飛車な存在。
澪「私の大切な人を傷つけよって」
翠「母様。」
ビリッ
結界に弾かれた。
実子の翠でさえ入れない領域だった
澪「誰だお前。近寄るな」
「ぶち殺すぞ。失せろ、不愉快だ。」
翠「…ごめん。」
結界の中。
澪の感情、そして散らばった鏡の破片。
澪「約束したでしょ」
「ちゃんと守ってよ私はどうすればいいの」
五条の息の根はもうなかった。
澪は反転術式を使い続けるが意味がなく
澪「五条。五条、五条ッ」
澪は五条に口付けをした。
血を舐め取り儀式を行おうとした。
宿「やめろ!!お前そんなものをするとッ」
澪「黙っとれ呪霊ごときが。」
「お前なんぞすぐ祓えるわ小童が」
高専の皆は静かに見守った。
結界の中は高濃度な反転術式が漂っている
澪は五条の血を飲み
澪の血を五条の口に注い だ
澪「汝は、我、薄羽澪の名のもとに縛りを化す。汝は我を愛し共に生きること。」
辺りには不穏な空気が彷徨った。
そして、五条の体に異変が起き始めた。
胴体から血管や神経が伸びて
下半身と繋がろうとしていた。
澪「五条。早く約束果たしてよ。」
「結婚しよう。」
もう一度口付けをした。
その瞬間、白いまつ毛が動いた。
色あせた青が澪を見つめている。
五「あれ、さっき空港に。」
澪「さ、とる??」
五「澪、何して…って口が血だらけじゃないか!!」
五条悟だが、呪力は人間では無い。
ただ、術式も無下限のはず
澪「今、悟は人間?呪霊?」
五「脳が再起不能でも生き返って術式も使える。呪霊じゃないかな。」
澪「そっか。ごめん」
五「澪が謝ることなんて何もないよ!!」
「約束果たしに来たよ。」
澪「うん、嬉しい…よ」
澪は倒れた。
理由は宿儺には分かりきっていた。
昔、自分にしたことと同じことだった。
五「澪、澪!!!」
「なんで、僕が帰ってきたのに!」
宿「もうわかっているだろ」
「死んだんだ。」
五「なんでそんなに平気なわけ?」
「宿儺にとっても最愛なんじゃないの?」
宿「澪は、いや御琴は。」
巫の儀式。
生命力を消費して縛りを化す。
その相手は誰でも対象内。
死人だろうが呪霊だろうが物もそうだ。
だが、損失が大きい。
宿「人を生き返らせること。」
「人の封印、これらは命の代償が重い」
五「僕を生き返らせたから。」
宿「そうだ。」
「また止めれんかった。先に行きよって…」
梅「宿儺様?」
宿「澪の体を持ってこい。」
梅「かしこまりました」
五「何をするんだ!」
宿「澪の前の肉体に受肉させる」
五「は?そんなこと出来るわけ。」
宿「知らなんだか?」
莫大な呪力と魂の形、術式
全てが揃い、巫という神職を務める巫女は
呪霊と人間の間を司る者だ
宿「肉体がふたつある今、受肉ができる」
五「成功するのか?」
宿「五分五分だ。」
「五条、お前も協力しろ。」
五「澪の為なら。」
裏梅と翠が澪の昔の肉体を持ってきた。
翠「これでいいわけ?」
梅「ええ。この保存状態なら大丈夫かと。」
裏梅は御琴を凍らせてた氷を解凍した。
宿「良い保存状態だ。裏梅よくやった。」
梅「滅相もございません。」
失敗が許されない。
梅「始めます。」
宿「どちらの肉体にも反転術式を展開する」
「裏梅も反転術式に力を入れろ。」
梅「かしこまりました。」
宿「五条。」
「お前は、澪の血液を御琴に入れろ。」
五「!?」
「俺なんかよりも…硝子を呼んだ方が」
宿「時間がない…この肉体も古い。」
「早く繋がんとどちらも持たん。」
五「わかった。」
寧「にゃぁッ」
梅「寧々。どうした…」
寧々は自分の体内から注射器を取り出した
五「ありがとう」
五条は寧々を撫でた。
寧々は嬉しそうにして、宿儺の肩に登った
宿「始めるぞ」
梅「はい。」
2人は反転術式を使い
澪と御琴の肉体を回復し続けた。
五「澪…帰ってきて」
五条は御琴の腕に注射をした。
五「これでいいのか…?」
宿「時期に目を覚ます。」
半刻は経っただろうか。
辺りは静まり返り
皆は疲労で睡魔と戦っていた。
五条がある変化に気づいた。
御琴の体に呪印が浮き出ている。
五「!?」
宿「目を覚ましたか。」
五「なんで宿儺の呪印が」
宿「俺の加護をこの体内に宿していた」
「御琴は少ない呪力を俺で保っていたんだ」
梅「翠。」
翠「お湯とタオルと着替えでいい?」
梅「ああ。頼んだ 」
澪の体がまるでバラバラと崩れて消えていく
宿「全部移したか。」
御琴の体が微かに動く。
薄い桃色で、瞳孔が猫のように細い目が
五条悟を捉えた。
五「!!」
五条は少し見とれていた。
澪も美しかったが御琴は神々しさもあった。
五「体は大丈夫?」
澪「ええ。私、この体は」
宿「御琴の体だ。受肉させた」
澪「死んだのは千年前。」
「なんで保存状態がいいの。」
梅「私が冷凍保存しておりました」
「薨星宮の最深部にて 天元殿に匿って貰っていました。」
澪「そう。」
翠「か、母様!母様!!!」
澪「すーちゃん」
翠と澪は抱き合った。
翠「母様、冷たい。」
「早くこれに浸かって」
澪「暖かい。」
五「澪、おかえり」
澪「ただいま!」
宿「澪。これからはどう生きる」
澪「どうって、呪術師だけど」
宿「そうではない」
「そいつと生きるか、俺と生きるかだ」
澪「それって選ばないとダメ?」
梅「それもそうですね。」
翠「ママの人生足りなくなるね」
宿「俺は五条悟とは生きんぞ!」
澪「宿儺のことも好き」
「でも澪としての人生を無かったことにしたくないよ。」
宿「…もう好きにしろ」
「五条、お前澪を泣かせたら殺すぞ」
五「宿儺こそ」
澪「あんたら仲良くしなさいよ」
翠「喧嘩するほど仲良いのかな笑」
澪「もう疲れたわよ!」
その後
虎「澪先輩!…???」
禪「おー、私はそっちの方が好きだぞ」
秤「雰囲気変わったな」
星「めっちゃ可愛い!!そっちもいいね!」
虎「みんな適応早くない?」
「澪先輩の体、タイプなんすよね!」
乙「虎杖くんその言葉はやめた方が、、」
翠「悠仁終わったな笑」
澪「私知らないよ?」
五・宿「悠仁??小僧?」
虎「ごめんじゃん!!」
END