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春蘭気味の春竜

死ネタって書いてますが、実際は死んでません。

深堀しすぎると意味がよく分からなくなるのて、頭を空っぽにし挑んでください。


START










先日、兄貴が亡くなった。死因は、敵に撃たれ即死。その事を知らされた時は、頭が真っ白になりその場にたっていられなくなっていった。だが、次第に兄貴の死を実感していき俺は涙も悲しさもなかった。





「春千夜」



春千夜は元々、兄貴と恋人関係だった。2人とも両思いだったらしく、それを知った時にはすぐ付き合ったらしい。その時の2人はとても幸せそうな顔で、兄貴も俺が見た事ない顔をいつも春千夜にさらけ出していた。春千夜も春千夜で、タバコも控え薬も少し抑えていた。それほど、兄貴には忠実的で正しく、兄貴と王を重ねていたのだろう。それくらい、春千夜は兄貴の言うことを聞いていた。

だが、兄貴が死んでしまったせいで春千夜からは、その時の笑顔は消えタバコも薬もまた始めてしまった。俺はそんな春千夜を見、とても心配したがその時悪い感情が湧き上がってきた。

本当は、俺と兄貴は春千夜が好きだった。だけど、春千夜は兄貴が好きだったので俺は諦めた。この幸せを全部兄貴に捧げた。

だか、今はもう兄貴はいない。きっと怒られんだろうなって思うけど、俺は今も春千夜が好きだった。

だから

だから!


「……俺にしようよ」


俺は、泣きそうな声で春千夜に伝えた。春千夜は、口を開いたまま俺を見つめ俺の胸ぐらを掴んできた。


「てめぇ!ふざけんな!!」


俺だって分かってる。だけど、もう幸せを逃したくなかった。辛い思いはしたくなかった。

俺は、急に涙が溢れた。ボロポロと落ちてく涙は春千夜がすくい上げ


「………蘭?」


と消え入りそう声で発した。俺は、幻覚を見てるんだろうなと思いながらも、春千夜を抱き締めた。

冷たかった。死ぬんじゃないかレベルで冷たくて、俺の鼓動は早まった。だが、その冷たさもどんどん暖かくなって行った。俺は、安心したので離そうとするが春千夜が「まだ離すな」と言わんばかりに強く抱き締め返してきた。

数分は立ってるはず。聞こえてくるのは、春千夜の泣き声だけ。その言葉には蘭への謝罪ばかり。


「ごめん、蘭…本当にごめん……許して…蘭……蘭、、」


春千夜はどんどん声を振るえていき、俺の肩に方を埋める。俺はそんな春千夜を見、苦しい気持ちになった。だが、高絶頂とも思った。

俺が蘭になれば、春千夜と付き合える。俺にとっては、クズな考えだったんだろう。そして、この行動をバレてしまうなんて。消しただけなのに。春千夜と幸せになりたかったのに。

ただ、俺は貴方の悲しみに寄り添いたかったのに。









(兄貴はいつも俺の幸せをとる)

「殺しちゃえばよかった」















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