テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
今日も、おんりーちゃんはニコニコと笑って話しかけてくれる。 でも、その笑顔の奥には、ほんの少しだけ哀しさが見え隠れしていた。 僕はそんな気配に気づきながらも、心のどこかで見ないふりをしていた。
考え込んでいるうちに、教室の時計はあっという間に放課後を告げていた。
校門の向こうから、弾んだ声が届いた。 声の主は、おらふくん。 教室で会ってから、僕たちはずいぶん距離が縮まった気がする。
「ルザクくんこっちこっちー!僕の家に来てくれる?」 おらふくんが元気に手を振っている。 おんりーの弟だから、普段は過保護なおんりーちゃんのこともあって車で移動しているのだろうと思いながら、僕は車に乗り込んだ。
「これ、何だ?」 いつのまにか僕のポケットに紙が入っていた。
――おんりーと一緒にいたいなら、まず騎士団副隊長ドズルの元を尋ねろ A
そう思いながらおらふくんに紙を見せると、 「よくわからないけど、とりあえずドズルさんなら知ってるよ。僕たちと仲良くしてくれて、剣を教えてくれたのもドズルさんなんだ」 と元気に話してくれた。
よほど親しい関係なのだろう。 僕とおらふくんは、ドズルさんを尋ねに車でおんりーとおらふくんの家に向かった。
作者の一言
明け透けな展開にしかできなかった自分の無力を嘆く。
#おおはらMEN
吹雪 05
76
ゲスト
21
奏.KaNaDe
1,291
コメント
1件
うわあ第11話読み終えたよ〜〜!!😭💕 ルザクくん、おんりーちゃんの笑顔の奥の哀しさに気づきながら見ないふりしちゃう感じ…すごくリアルで胸がぎゅってなった…。 で、いきなりポケットに忍ばされたメッセージ!「おんりーと一緒にいたいなら騎士団副隊長ドズルを尋ねろ」って完全フラグじゃん…!👀✨ おらふくんとの距離縮まってるのも微笑ましいし、これからドズルさんに会う展開マジで気になるよ〜! 作者さんの「明け透けな展開にしかできなかった」って一言も、ちゃんと読者に伝わるように書けてると思う!続き楽しみにしてるね⋆♡