あや猫様、かな様、まる様の作品コンテストに参加させていただきます🙇🏻♀️!!
『 君 に 「 好 き 」を 伝 え た い __ . 』
桃青注意 (黄青 赤青要素あり)
赤「今日転校生くるらしいよ」
黄「噂によるとものすごく顔が整ってるらしいです」
桃「へー、」
転校生が来るくらいで騒いでいるこの2人は俺の親友。
高校に入ってからクラスがずっと一緒で仲良くなったのだ。
「静かにしろー、」
朝のホームルームのチャイムと同時に先生が教室に入ってきた
いつもより騒がしい教室。
きっと転校生が来るからだろう。
「今日はこのクラスに新しく転校生が来るぞ」
「入ってこーい、」
がらがらっ…
「えー、この子は水瀬青だ」
ザワザワとさらに教室が騒がしくなる。
騒がしくなるのもおかしくない
だって彼はものすごく顔が整っているのだ。
でも先生の次の一言で教室のざわめきは静かになった。
「えーっと青は、心因性失声症を持っていて声を出すことが出来ない。」
心因性失声症。
声を出すことが出来ない。
数秒の沈黙の後教室は再びザワザワし始めた。
「しんいんせいしっせいしょう、?」
「喋られないんだってー、」
その日から俺は少しだけ青に興味を持ち始めた。
青視点
ザワザワする教室。僕の席の周りには大量のクラスメイト達が集まっている。
やっと周りの人がいなくなって少し安心すると
赤「えーっと青くんだよね、?」
「俺は赤!仲良くしてね!」
頷くことしか出来ないがこの子はとてもいい子そうだ。なぜ犬耳が生えているのかだけは謎だけど。
黄「あ、僕は黄です」
「一応生徒会長やってます」
この人もいい子そう、生徒会長やってるんだ、、きっと真面目なんだろうなー、
赤「桃ちゃんもなんか言いなよ」
桃 「適当にやっといて」
うわ、何この人っ、こわ…、
黄「もう、、この人は桃です、」
桃、この人はなんか怖そうだなあ、
赤「…ていうか青くんめっちゃ可愛い、!!」
黄「噂通りたしかに顔整ってますね」
なんかさっきから視線感じるな、、
桃 ( 見詰
え、なになになに、僕なんかした、?!
赤「桃ちゃん見すぎ、、笑」
桃「声出せないの?」
やっぱりそこに触れられるよねー、
青 ( 頷
桃「へー、、」
「治んの?」
青 ( 頷
桃 「なあなあ、赤と黄、」
桃「俺、治すわ、」
黄赤「え、?!」
な、治す、?た、確かに治らないことはないって言われたけど…、
桃「さっき調べたらさ心理療法で治るらしいからさ俺らがサポートしたら治るんじゃね?」
黄「まあ、たしかに、?」
赤「俺も協力するー!!」
桃さん達いい人なんだ、、
なんか安心した…、
in昼休み
赤「青ちゃ〜んっ!みんなでお昼食べよ?」
「いこっか、!」
黄「行きましょ〜、」
屋上
赤「ふぅ〜、」
黄 「赤ほんと屋上好きですね、笑」
赤「だって俺ら以外誰も居ないしさ?」
黄「まあ確かに、?笑」
桃「ていうかさ青とどーやって会話すんの?」
赤「…確かに、」
赤「ま、それはまた後で考えよっ!」
赤くんすごい元気だなぁ笑
桃「もーらいっ」
あ、!僕の卵焼き取られた、、
青 「…」むすっ
赤「あー、かわいそー!」
黄「何してるんですか!」
桃「まあまあ、笑」
黄「まあまあ、じゃないです!笑」
たのしいなぁ、笑
放課後
赤「青ちゃーん!一緒に帰ろ!」
「もちろん黄ちゃん達も!」
黄「赤はほんとに元気ですね笑」
桃「元気すぎてうるさいよな〜笑」
赤「は?!ふざけんなー!!」
青 ( 笑
青家
青まま「学校楽しかった?」
青( 頷
青まま「良かったわね」ニコッ
次の日
桃「おはよー」
赤「あ!桃ちゃんおはよぉ!」
黄「おはようございます」
今日も朝から赤くん達は僕に話しかけてきてくれた
体育中
どんっ!
いったぁ、っ
挫いたかも、
「青くんごめん!!大丈夫?」
青 ( 頷
桃「青?大丈夫?」
「保健室いこ」
「乗って、」
へ?おんぶ、?
保健室
桃「失礼しまーす」
「先生いねえな、」
桃 「んしょ、」
「湿布貼るな?」
青 ( 頷
桃くん、かっこいいなぁ、
…いやいや、僕何考えてんの、ばか、っ!
桃 「歩けそ?」
青 ( 頷
桃 「ん、」
赤「疲れたあ、、っ」
黄「ですねー、、」
桃「あちぃー、」
月日が経ち、転校してきてから3ヶ月がたった
クラスに馴染んできてたのしく生活している。
僕は声が出すことができないためもちろん僕の声を聞いた人は中学校の頃の友達、親くらいだ。
だから声の出ないことを馬鹿にされることがあった。
「喋れないって変だよね」って何回も言われた。
でもそんな時に桃くんが毎回僕を庇ってくれた。
僕はそんな桃くんが好きだという気持ちに気がついた。
桃くんといると何故かドキドキする。
でもこの気持ちを伝えることはきっとできない。
卒業まであと3ヶ月と少し。
卒業したら桃くんに会えなくなってしまうのだ。
あと3ヶ月で僕は喋れるようになることは難しい。
病院に通いながら声を出すために色々しているが、思うように声を出せない。
だから僕は諦めることしかできないのだということにも気付かされた。
桃視点
桃「卒業まで3ヶ月かー、」
赤「早いよねー、」
黄「ほんとにそうですね、」
「あのっ!桃くん!」
桃「んぁ?」
「好きです!付き合ってください!」
桃「ごめん、俺好きな人いるから、」
「…そうですか、、」
桃くん好きな人いるんだ、、
そりゃ、あんなかっこいいんだもん、
いるよ好きな人くらい、
青( ダッ
赤「へ?青ちゃん、?!?」
黄「急にどうしたんですか!?」
赤「早く追いかけないと、!」
桃「俺も行く、」
赤「俺こっち行くね、」
黄「じゃあ僕はこっち、」
桃「俺こっち行くわ」
赤視点
屋上とかにいるかな、
がちゃっ…
赤「あ、!青ちゃんっ!!」
「へ、?!なんで泣いてんの?!」
青 「…ぐずっ」ポロポロ
赤「えっと、この紙に書ける?」
青 ( 頷
赤「「桃くんが好き」?」
「「でも桃くんには好きな人がいる、」
「もう諦める」、、」
青ちゃん桃くんのこと好きなんだ、!!
赤「とりあえず泣きやもっか」サスサス
赤「で、桃くんのことが好きなんだ?」
青 「…ぐずっ」コクッ
赤「俺、応援する!!」
「青ちゃんなら大丈夫!!諦めないで?」
青「…」ポロポロ ギュッ
赤「ぉわっ、笑」ナデナデ
赤「俺、全力でサポートするから!」
黄「もー、青ちゃん心配しました……」
桃「心配した、」
赤「まあまあ、色々あるしね?」
赤「ていうか今日さ、ちょっと青ちゃんと話したいことあって、、2人でお昼食べてもいい?
屋上は譲る!!」
黄「ちょうど僕も桃くんと話したいことがあって、、」
赤「で、好きになったんだー、!」
「なるほどね〜、」
青 (でも卒業までに喋れるようになれるかな、)
赤「青ちゃんなら大丈夫だよ!」
「俺も青ちゃんが喋れるように色々やってみる!」
「青ちゃん可愛いし!!」
卒業まで1ヶ月。
赤くんはたくさんサポートしてくれた。
でも声が出る様子はなかった。
赤「大丈夫、青ちゃんなら大丈夫。」
何回もそう言ってくれた。
卒業1週間前。
桃くんに好きを伝える為に頑張り続けてとうとう1週間前。
どれだけ頑張っても声を出すことは出来なかった。
毎日毎日赤くんと頑張った。
残りの1週間本気で頑張るしか無かった。
卒業1日前。
赤「頑張ったね、青ちゃん!」
「応援してるよ。明日がんばろうね!」
青(赤くんありがとう。)
赤「ふふ、笑いーの!」
声は出なかったけど、笑顔で応援してくれた。
卒業式。
卒業式が終わり4人で話す。こうやって4人で話せないのかもって思うと寂しい。
赤「屋上でもいこー?!」
桃「お前最後も元気でうるさいな笑」
赤「は!?からかうな!」
黄「もう、笑」
赤「最後かあー、大人になっても絶対また会おうね!」
黄「会えたらいいですね笑」
頑張れ僕、
頑張れ、
青「…好、き、」
桃「え、?」
青「桃く、ん、好き、…」
声、出た、…
嬉しすぎて涙が出てくる。
青「桃、くん…」ポロポロ
桃「青、」ポロポロ
桃「俺も、青のこと好きでした。」
「付き合ってください。」グスッ
青 「はい、っ」ポロポロ
赤「うわあん青ちゃんんん」ポロポロ
黄「赤、泣きすぎですよ、笑」グスッ
桃「青、好き」ギュッ
青「僕も、好きだよ、」ポロポロ ギュッ
赤「おめでとうぅぅぅぅ」ポロポロ
黄「おめでとうございます、」グスッ
青「ありがとう、」ポロポロ
桃「ありがと、笑」グスッ
赤「懐かしいな〜笑」
黄「ほんとに懐かしいですね、笑」
桃「可愛かったな〜笑今も可愛いけどさ笑」
青「もー、//」
END_.
コメント
9件
ゔ ッ 、 (( 最 後 涙 出 た ッ ...笑 (( は ? や ば い 、お 気 に 入 り に し と く ね っ !🫶🏻️🤍 ́-