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こんばんは、Rariです。
久々の執筆なので所々日本語が怪しかったりしてますが、その辺はご容赦を。
今回は最近ハマっている配信者「ハセシン」様の二次創作になります。
毎日見てて本当に好きな配信者さんなので皆さんも見てください
ある程度動画を見た後にボイスを聞くとメロ過ぎて沼です
とりあえず雑談はこの辺にしておいて
ハセシン様の二次創作、一部嘘ミームの曲パロを含みます
えr無し、ぐr無し、病み表現有り、キャラ崩壊有りです。
地雷の方はブラウザバックしていただいて、ハセシン様の動画か配信を見てください、絶対ですよ。
改めまして、数ある二次創作物から、この小説を開いてくださった皆様に感謝を申し上げます。
それでは短い間ですが、お楽しみください。
「今日もありがとうございましたー!」
「おたっしゃでぃ!!」
「はぁ…」
いつからだろう
他人からの見え方を意識するようになったのは。
前までは「ありのまま」を出して活動していたのに
気が付けばそんな自分が嫌いになっていて、配信することが苦痛になっていた。
叶う事なら、このまま消えてしまいたい。
最初から居なかったことにしてしまいたい。
そんな願いは叶うはずがなくて
今日も自分を偽って、インターネットという大舞台に立つ。
自分は昔から話すことが大好きだった。
暇さえあれば口を開いてその場を盛り上げる役割をしていた。
今思えば話す内容はすべて自分のことばかりで、聞き手の反応も顧みず
ただ自分勝手に満足するまで。
そんなことを繰り返していたある日、仲の良かった友達に言われてしまった。
「なんか、ずっと自分の話ばかりしてるよね」
突然、袖を掴まれて転ばされた気分だった。
きっとその子に悪気はない。いや、絶対にない。
ただ「あ、いつも自分の話ばかりしてるな」と気づいて、教えてくれただけ。
その辺で何か珍しいものを見つけたら誰かに言いたくなる、あの衝動と同じだ。
ただ俺は、それを「悪いことだよ」と言われているように感じてしまった。
自分の自慢話ばっかりで、聞き手の反応を顧みない。
空気の流れを読まず、自分の話を挟み込む。
大人になった今、思い返すと悪いことだと思う。
聞いていた相手は楽しくなかっただろうし、自分自身は会話することよりも
自分が気持ちよくなることしか考えていなかったのだから最悪だ。
そんな時にインターネットという世界に触れた。
そこには自分と同じような悩みを持っている人たちが集まっていた。
「ここなら、ありのままの自分を出せる」
そう確信した瞬間で、配信者として活動すると決めた時だった。
今、こうして活動できてるのは嬉しいことなのに、他人からの評価を目にするたびに苦しくて、消えたくなる。
表では必死にほころびを隠して笑い、裏では責任感に押しつぶされて泣きじゃくる。
「もう、終わりにしてもいいのかも。」
そんな考えが脳裏をよぎる。
これまで何度か思うことはあったが、結局実行できず
自分の臆病さにまた追い詰められての繰り返しで生きてきた。
「もう時間か…」
配信の告知ツイートを投稿する。
10分もしないうちにいいねは200を超えた。
リプには「今日も配信見に行きます!」「告知ありがとう!」などの温かい言葉が並んでいる。
普段なら嬉しく感じる言葉なのに、今の自分には逆効果でしかない。
「本当は思ってないんじゃないか」と、悪い意味に捉えてしまう。
配信中、横で流れるコメントを読み上げている時だって、本当は泣きたい、弱音を吐きたい
そんな気持ちでいっぱいだった。
だとしても、もし弱いところを見せたら?
引かれるんじゃないか、と不安になっていく。
本当は今すぐにでも活動を捨てたい、逃げたい。
でも、逃げたら呆れられる。
だから必死で足並みを揃えて歩いていく。
虚像の期待に応えるために、今日も嘘をついて生きる。
それが、今の幸せだから。
配信を終わらせた後、今日も隠せていたかな。と不安に襲われる。
静かな部屋に突然耳に響く音が鳴り響く。
音の発生源はDiscordからだった。
「あぁ…あいつか」
画面に映っていたのは、10年以上前からの大親友「ボドカ」からの通話。
俺はマウスカーソルを操作して通話に参加する。
「元気かー」と聞きなれた声が聞こえてくる。
普段は何とも思わないのに、今日は何故か安心感に包まれる。
「元気やけど、どうしたん?」
震える声を押し殺して、「いつものハセシン」の皮を被る。
「いやなんか、配信中の声がいつもと違うからなんかあったんかと思ってな」
「なんもないよ、普通やけどなー?」
「嘘つくなよ。」
「…え?」
鈍器で頭を思いっきり殴られたようだった。
なんでこいつが…
「あのなぁ…」
「普通に考えてみろや、10年以上の付き合いがある友達の異変に気付かん奴とか居るわけないやろ。」
その言葉を聞いた瞬間、全てが終わった気がした。
これまでの悩みも全部、どうでも良くなるくらいに。
「あ、れ…?」
目元の違和感をパーカーの袖で拭う。
袖は濡れていて、あぁ、俺は泣いているんだなと実感した。
「うぁっ…」
なんで?
別に悲しいことがあったわけでも、怖い目に遭ったわけでもない。
笑いすぎたわけでも、感極まったわけでもない。
感情のスイッチが壊れている。
「あ、あぁぁぁぁ…」
あいつは笑うわけでも、無理に慰めるわけでもなく。
俺が泣き止むまで、ずっと、何も言わずに見守ってくれていた。
「…落ち着いたか?」
「…まぁ、うん」
「ならええわ、何があったんか聞かせてぇや、今日だけやからな。」
今日だけ、と付け加えているところがらしいな、と心の中で笑いながら、今までのことをすべて話した。
他人の評価を気にするようになったこと、チームのリーダーとしての責任感、全てに弱い自分に対しての嫌悪感など。
ボドカは静かに、俺の話を聞いてくれた。
話し終わってから、少しの沈黙が挟まり、ボドカは口を開いた。
「しょーもな。」
予想外の言葉が返ってくる。
しょうもない…?俺は嘘をつかないと生きていけないくらいになるまで追い詰められたのに。
何度も消えたくなるくらいだったのに、しょうもない。なんて、一言で片付けようとするあいつに、イラついた俺は言い返そうと、口を開いた瞬間。
「ハセシン、お前はなんでも一人で抱え込むな、辛いことがあったら、ちゃんと頼れよ。」
「お前は俺より友達が多くて、人柄がいいんだから。」
「たまには、弱音を吐いたっていいんだぞ」
「…また泣かせる気か?」
「別にそういうつもりはないよw」
「…まぁ、でも、ありがとな」
あ、勢いで言っちゃった…と一瞬後悔する。
「珍しいやん、こんな直接言うの」
「別に珍しくないやろw」
「そうかぁ?」
やっぱり、こいつと話しているときが一番楽しいな。
そう思っているうちに、外は日が昇りはじめ、小鳥のさえずりが聞こえてくる。
「じゃ、そろそろ寝るわ、ありがとな。ボド」
「おん、じゃあな、おやすみ。」
マウスカーソルを切断ボタンに合わせ、クリックする。
通話は切断され、部屋に静寂が戻る。
PCの電源を落として、ベッドに入る。
「…おやすみ、自分」と独り言を呟いて、目を閉じる。
明日から、また同じ生活が待っている。
ただ、前の憂鬱な気分ではなく、どこか晴れ晴れとした気分だった。
さぁ、明日も頑張らなければ。
自分のことを待っている、大切な皆のために。
Thank you for reading‼
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