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神作品すぎてやばいです🥲💕 兄弟だったのは激アツ展開すぎますね🔥 ciくんご飯の時ご機嫌で可愛い(◜ᴗ◝ )🫶 ut先生はお兄ちゃんっぽいですよね…!!!! まじで最高です👍✨️
待ってください、神作すぎて倒れました
まさか兄弟だとは … !! ciくんがut先の他に動けたのはut先がciくんを強くさせたからなんだろうな~とか勝手に妄想してます ((( 続きありがとうございました ッ ✨ 最高でした !!!
注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・キャラ崩壊注意です。
・主は今スランプ中です。
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特になにも考えていない。
表せば、ロボットのような人間だと思う。
感情は、自分自身でも分からない。
悲しい。嬉しい。
全て俺は囚われている世界の中。
全て俺には鏡に反転された世界の中。
鏡よ。鏡。
俺は幸せになれるのでしょうか?
──────────
ボクは名前が嫌いです。
名前を呼ばれる時、ボクはろくな目にあいません。
命令をされる時。
集団で痛いことをする時。
怒鳴るような声で呼ばれるのは、さらに嫌いです。
ボクは名前が嫌いです。
いっそ、消えたらいいなと思ってます。
そしたら、自分はボクじゃなくなるのではないか…なんて、思っています。
ボクが ci をやらなくても済むのではないかと、思っています。
ボクは ci が嫌いです。
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ut「ciー!!」
扉を開けて呼びかける。
朝飯の時間だぞと。
ciは布団を被らずに、ベットに体操座りで寝ていた。
俺はハッとして、ciの肩に手を触れた。
ut「ci、起きれるか?」
ci「…くぁ〜ッ」
「起きてます…、」
ciはかしこまった足をだらんと崩し、目を擦りながら欠伸をした。
ut「お前、寝転がって寝やぁよ」
「そんなんじゃ、身体痛なるよ」
ci「…?」
ut「ああ、そうやね。また教えるわ」
ci「はい」
ut「行こか、ci」
扉を開けて、廊下に1歩踏み出す。
だが、ciが動かない。
ut「…ci?」
もう一度呼びかければ、気が付いたのかハタハタと寄ってきた。
ut「ん。行こか」
ci「はい」
ut「お待たせ〜、朝飯食お〜!!」
rb「おう。ci、おはようさん」
tn「ci、おは」
kn「おはよーッすッ!!!!!!!!!」
shp「うっさ……、」
zm「耳、キーンなった!!」
食堂に着くなり、ciは皆に囲まれた。
俺はクスリと笑いながら席に着いた。
ciも、なんとか皆から離れ、俺の隣に座った。
gr「いただきマース」
zm「いただきますッ!!!!」
手を合わせる。ciは、オドオドとしながらも、皆の動きを真似した。
ut「ん〜…やっぱ朝はパンやね」
em「ですよね」
朝日に照らされながら、朝食を食べる。
なんて贅沢(笑)なんだろう。
ciは、飯を食う時、身体がリズムに乗る癖がある事に気がついた。
ルンルンと、足をパタパタと動かせている。
可愛らしい。きっと、食が好きなのだろう。
もぐもぐと動く頬はリスのように膨らんでいた。
ut「ci、美味いか?」
ci「…ふん」
うん と言ったのだろう。
ガツガツと食べているci。
zmが嬉しそうに見ていた。こりゃ、食害も遠くないな。
──────────
ci「ふぅ…」
膨れた腹を撫でて、部屋に戻る。
見慣れないこの幹部棟も、だいぶ通路が分かってきた。
新しい居場所。ここが、ボクの本当の居場所。
今までが、”辛い事”だと教えてくれたのはutさんである。
この、胸がポカポカと暖まるのは、”幸せ”と感じているかららしい。
ボクは今幸せらしい。
utさんはボクにこう言った。
今までの事は忘れてはいけない。
幸せな今があるのは、辛い過去があったから。
頑張ったciを導いてくれたのは、過去だから。
…と。
ずっと、総統様を忘れようとしていた。
じゃないとボクは、ボクじゃなくなってしまうから。
でも、utさんは受け入れてくれた。
どんなボクでも、ciであると。
utさんは、俺の先生なんだ。
誇りに思っている、俺の先生なんだ。
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ジリジリ。
何処かで聞いた音が耳に入り込んだ。
その何処かを懸命に思い出す。
ええと。
ああ。ボクがzmさんと初めて会った時だ。
つまり、これは警報音。
侵入者が来た時に鳴る音。
ボクはどうしたらいいのだろう。
なんて思いながら、部屋で待機をしていた。
突然、幹部全員に繋がるインカム。
rb『敵兵にutが捕らわれた!!』
『恐らく、B国の兵だ!!』
B国。
もしかして、これは総統様の恨み?
だとしたら、utさんは俺の身代わりとして捕らわれてしまったのでは?
rb『ciは待機で頼む!!相手はB国!!分かったな!!』
ごめんなさい。
ボク…、いや。
俺にut先生を救わせてください。
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ut「いて"ッ…たんまたんま!!」
mb「黙れ」
ut「あ"ッ…て"でッ、、」
体をキツく縛られてる真っ最中。
こいつら、俺のボディを傷つけやがって。
容赦なく!!
痛いってば!!
俺、痛いの嫌いなんですけど!!
なんて、心の中で叫び続ける。
どうやら、ciの命狙いの兵らに捕まったらしい。
まあ、これでciが助かるならそれでもいい。
なぁ。ci。
知ってたか?
俺、捨て子なんだぜ。
でさ、お前も捨て子なんだよな。
なあ、奇跡みたいな話なんだけどさ。
俺、お前と家族だったのかも知れないな。
生き別れの兄弟的なやつ。
まあ、違うんだろうけど。
髪の色も、目の色も違うもんな。
でもさ。
ほんと、似てると思わないか?
ci「ut先生!!」
ut「へるぷみ〜」
mb「姿を現したな!!ci!!」
敵兵がバッとciに向かった走っていく。
だが、残念。
ciは素早く発砲し、それは全部当てられていた。
バタバタと雪崩のように倒れていく敵。
ciが駆け寄ってくる。
お前、ほんと格好いいよ。
ci「大丈夫ですか?」
ut「ci、銃上手いな」
ci「何を…ut先生が教えてくれたんじゃないですか、」
ut「ふは、なんやねん。」
「お前も先生呼びかいな」
ci「へへ、悪いですか?」
ut「ふっ…その方が好き」
ci「良かったです」
縄を解かれて、身が解放された。
ふーっと身体を伸ばす。
これが、恩返しってやつ?
俺がciの捕らわれた心を解放したから、
俺も捕らわれた俺を解放されたのかな?
うむ。ロマンチック。
ut「帰ろか。ci」
ci「…はい!!ut先生」
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em「ええと。確か…」
ペラペラと音を立てて紙をめくる。
これはとある街に産まれた子を記載している極秘の資料。
水色髪の男の子。
黒髪の男の子。
2人は、親の不倫により、見た目が似つかず産まれた兄弟である。
だが、不倫により親は両方とも荒れてしまった。
挙句の果て、兄弟は川に捨てられてしまった。
1人はB国の元へ。
1人はW国の元へ。
そこからは詳細不明。
em「…やはり。」
「ut先生〜、そのまさかが本当でしたよ〜」
ut「ほんまか!!」
utは、資料を手に笑顔を浮かべた。
em「まさか兄弟とはね」
「それ、ciくんにも見せます?」
utは、資料を静かにファイルに戻した。
ut「いいや。見せなくていいよ」
「俺は、今が幸せだからね」
カーテンは風に靡き、綺麗な夕日の光を入れていた。
その光に、照らされて、utは綺麗な瞳を輝かせた。
綺麗な瞳は、大きな鏡とぶつかり合う。
鏡よ。鏡。
彼を、幸せに出来たでしょうか。