テラーノベル
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生々しい表現あり
嘔吐
とにかく家にかえりたくて
1人になりたくて走った
🛡「ぁ”ああ”ッ!!なんでなんでなんでッ」
俺が今まで積み上げてきたのは何だったんだろう
信頼とか友情ってこんなにあっけなく無くなるんだ
もう色んな感情がぐちゃぐちゃになってて
何かもう、うめき声しかあげられなかった
それでも何とか走った
タクシーを呼んで
乗っていた間も、運転手が何を話していたのかも覚えてない
ちゃんと受け応えもできてなかったと思う
🛡「…ッ」
すぐに家のドアを開けた
あぁ、鍵を閉めていなかった。
🛡「……とぉ”、ぃ”れ…」
家に入って一目散にトイレへ駆け込んだ
🛡「ぉえ”…か”ッ…」
胃から物が逆流してきた
🛡「…なんでッ俺が…ぁ、こんな目に…ッ?」
泣きたかった
辛いから
でも、涙は出てくれなかった
ただただ嗚咽しているだけ
胃液が出るまで吐いた俺は、体力が尽きて吐瀉物にまみれた狭い空間で眠りについてしまった
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