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「バスティン ! お誕生日おめでとう ! 」


バスティンが食堂に入ってくると執事全員でクラッカーを鳴らした .


「む … ? 主様 達か … 」


あまり表情が変わらないがしっかり驚いてくれている .


サプライズ大成功だ .


「バスティン ! 沢山 食べな !」


「ありがとう ,主様 」


そう言って彼は微笑んだ




サプライズパーティも終盤に近付いて来た頃,僕は彼へのプレゼントを用意していた


勿論あの料理もプレゼントだが,それとは別の僕個人のプレゼントを渡したかったのだ.


「バスティン ! ちょっと来て !」


「む ,嗚呼 分かった」


バスティンは肉を食べたまま私の方へ来ようとしたので周りに居たハウレス, ミヤジ,ベリアンに止められていた



________________


「主様,どうかしたのか」


口の端に肉が少し着いたまま真剣な顔をして聞いてきた為少し笑ってしまった


「バスティン,口の端にお肉着いてるよ」


「そうだったのか,ありがとう」


「_でね ! バスティン ! プレゼント !」


ラッピングしてあるのでまだ中身は分からない


「開けてもいいか ?」


そう聞かれたので私は黙って頷いた


「… ! これは … !」


僕のプレゼントを見て彼は驚いたような顔をした


「どう !? もふもふで気持ちいでしょ !」


僕が彼にあげたプレゼントはもふもふのぬいぐるみだ .


「 … 嗚呼 ,ありがとう 主様」


彼は優しく微笑んだ



これからも ,僕と悪魔執事達の日常は続く


天使を狩って 貴族に何でも屋のように扱われて


それでも 僕は 彼ら悪魔執事がいるから


とても優しくて ,面白くて ,大好きな

悪魔執事が居るから


いつかきっと来る .

天使の居ない世界を待っている

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