テラーノベル
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こんにちは、くろたです。
⚠︎日本愛され
政治的意図無し
「日本君のところにはコクハク文化があるんだよね」
漫画を捲る手をふと止めて、フランスさんが顔を上げた
「…なぜ会社で漫画を読んでいる」
ごもっともなドイツさんの指摘。
フランスさんの耳にはそんな小言など一切届いていないらしく、依然として輝いた瞳と共に近寄ってきた。
「あれか〜!愛の言葉を伝える奴!」
イタリアさんが思い出したように手を打った。
日本の漫画は世界中で読まれている。
身近でなくても存在は知っているらしい。
「それがどうしたんですか?」
正直どことなく嫌な予感がするのだが。
気のせいだろうと誤魔化した。
「見てみたいな、と思ってね」
前言撤回。誤魔化させてくれないらしい。
どういうことだ。
「…えっと…それは…?」
「日本君がどんな風に愛の言葉を囁くのか…気になって」
ぱちっと端正な顔からかまされるウインク。
今は少しも嬉しくない。
「それいいな」
「フラカスにしては面白いこと言うじゃないですか」
どっから湧いたんだ米英。
「…ええ…?やりませんよ流石に…」
「頼むよ!少しでいいからさ!」
なおも食い下がるフランスさん。
やめてくれ。折れそうになる。
「いやあ…今勤務中ですし…ね」
そう言ってドイツさんに視線を送る。
彼が一喝してくれれば他の方々も散っていくだろう。
「……お前、休憩とってないだろう。ちょうどいいんじゃないか」
おい何が丁度いいんだ‼︎
なぜこんな時に限ってお得意の「仕事しろ」というセリフが出ない⁉︎
最後の砦があえなく崩壊したことで、僕は一切の逃げ道を失ってしまった。
「お願い!今度マカロンでもクレープでもなんでもご馳走するから!」
「………やります……」
フランスさんのお菓子を引き合いに出されたら逃げられませんよ…。
そうして僕はあっけなく敗北した。
「…で、誰に告白すればいいんですか」
「僕!」
「そこは俺だろ」
「io!」
全員楽しみすぎだろう。
こんな限界社畜の告白になんの需要があると言うんだ。
「日本が決めればいいだろ」
アメリカさんもそうだが、いつの間に湧いたんだロシアさん。
「…はぁ…じゃあ、言い出しっぺのフランスさん」
「やったあ〜」
こちらに、と促す。
僕とフランスさんが向き合うような体制になったのを確認して、僕は静かに跪いた。
空気が変わる。
日本は流れるようにフランスの手を取った。
普段の気だるそうな目は何処へ行ったのか。
澄んだ夕焼けのような赤い双眸が、優しくフランスを見据えた。
ゆっくりと、口を開く。
その場の誰もが息を呑んだ。それに比例するように、日本の、軽く息を吸う音が、やけに大きく響いた。
「……幾度季節が巡り、見慣れた景色が色を変えようとも、僕はきっと貴方を思い出すのでしょう。」
#日本嫌われ⇢愛され
いくら🍣🌙
204
名無しさん🐢
175
#アメ日
🩺
278
#カオス
カンヒュ好き
102
落ち着いた、少し温度の低いテノールボイスは、すっと耳に溶けた。
「桜を見れば貴方と歩いた春を、雨が降れば貴方と過ごした夜を。……いつか僕たちが互いの名さえ遠い記憶にしてしまう日が来ても、貴方の心に…貴方の心臓の片隅に、どうか、僕という存在が居てくれますように」
きゅ、と少し強く、優しく握られた手から、じんわりと温かさが広がる。
その温度を包むように、日本がゆるりと目を細めた。
…おいなんで皆さん黙ってるんだ。
僕やりましたよ??無茶振りに応えてわざわざこんな小っ恥ずかしいセリフ言いましたよ??
なぜなにも言わない!?
辞めてほしい。どんどん恥ずかしくなってきた。
あ、駄目だフランスさんの顔直視できない。
「………あの」
時が止まっているんじゃないかと思うほどの無音を、恐る恐る破る。
「終わりましたけど……」
握っていたフランスさんの手を離しても、彼の手は空中で静止したまま。
……え、生きてる?
「……えーと…」
フランスさんの目の前で軽く手を振ってみせると、ようやく彼の指先がピクリと動いた。
まるで信じられないと言うように、じっと僕を見つめる。
いや…身の丈に合わないセリフだったのは重々承知してますけど!そんな凝視しないで!
多分今凄い顔赤いので!恥ずかしいので!
「今……のは……その……」
言葉を覚えたてのロボットのように途切れ途切れに発せられるフランスさんの声。
「……ちょっと待って」
そう言って徐に顔を隠されてしまった。
覗き見える顔が、心なしか赤い。
「……日本」
掠れたアメリカさんの声に振り返る。
ご丁寧にサングラスを外した状態でこちらを見据えていた。
普段は隠れている青い瞳が困惑を隠しきれずにいる。
「今のは演技……だよな?」
「そうですけど…」
逆に演技じゃなかったら、とんだ場違い野郎だろうよ。
そう思ったが、アメリカさんが、心底安堵したようにため息をつくのをみて、言葉を飲み込んだ。
ドイツさんは目を伏せているし、ロシアさんは天井を仰いでいる。
全員碌に顔を見せてくれないのはなんなんだ。
反応が気になるんだが…。
「に、日本!」
ぎゅっと服の袖を引かれる。
その先には、やけに顔を赤く染めたイタリアさんが立っていた。
「も、もっかい言ってくれない…?」
可愛い顔してとんでもない死刑宣告してくるじゃんこの人。
羞恥心で死ねと?
「やめろ、死ぬ」
ドイツさんが気持ちそのまま代弁してくれて助かった。
しかしドイツさん、貴方は何時まで目を伏せているつもりなんだ。全く表情が読めないんだが。
「日本それ誰にでも言うのか…?」
「言うわけないでしょう!?」
ロシアさんの声がなぜか震えているが、そんなことはどうでもいい。
こんな小っ恥ずかしいセリフ誰にでも言うと思われてんの僕?死んでも言わないぞこんなカラメルに砂糖トッピングしましたというレベルで甘いセリフ。
「なんなんですか皆さんほんとに…」
大丈夫なのか心配になるんだが…。
「…貴方のせいですよ日本さん」
イギリスさんが、シルクハットのブリムに手をかけ、静かにため息をついた。
……ブリムにかけられた手が僅かに震えていたのは黙っていよう。
ゲロ甘な告白台詞を書きたかっただけの雑小説。
テスト終わったら挿絵追加するかもしれません。
それでは、さよなら。
コメント
6件
我らが祖国様の告白台詞とかレアすぎません???イケメンじゃん好き。(迫真) てか何食ったらそんな素晴らしい台詞思いつくんですか天才ですか?いや天才でした。日本らしい文豪感あるし、詩的な感じが大好きです…!!ありがとうございました……🫶🫶

うん、 今日も尊さ絶好調ですね!
今日も今日とて🇯🇵サンは尊い()