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ザシュザシュと音がして妖魔が散っていくなか…木の葉も一緒に散って…舞い上がる…そして…自分の役目を果たすために…今日も…
(ゥ,ゲホゲホ)
体がきしむように痛み、徐々に暗くなる視界…苦しい…でも…
(ゥ,ゲホゲホ、ガハ!?)
妖魔を倒してるなか…痛みに体を止めてしまい…結果…妖魔に攻撃された…当たり前だろう…妖魔も殺すきでここにいるんだから…
(ぅ、ッ!)
槍を持ち直し、妖魔を切り刻む…そして…
(っ、ゥ,ァ…)
痛くて苦しいなか…風は冷たく包み込む…そんななか…急に苦しさがなくなった…音色の音とともに、風が流れて…
(この音色は…)
(やっほ、大丈夫かい?)
吟遊詩人…ウェンティがいた、
(やぁ…苦しんでるみたいだね、せめて僕の歌で休んでいかないかい?)自自由の国と呼ばれている、モンドの神、バルバドス、ウェンティや風神と呼ばれている…七神の一人…
(ウェンティ……)
(僕が頼んだ通りに呼んでくれるんだね、ありがと…歌、聞いてく?)
幸い、今日は妖魔も少ない…だが…そのぶん業障の影響がでて苦しかった…聞いたら少しは良くなるだろうか…
(あぁ…なら、聞いていく…)
(まいどあり~♪特別に無料だよ)
(あぁ…)
そして詩人は歌をライアーとともに歌いはじめた…
(あるところに…悪い奴に操られ、利用され、全てを失ってしまった子供がいました…)
(全てを…失くした?)
(その彼は…神と出会い…変わっていきました…神は言います…国を守ることを約束し、仙人の力を与えるとしたら、君は誓うか…と…)
(誓う…守る…か…)
(彼はそれに応じて、仙人としての強大な力を持ちます…ですが…邪悪な力によって毎日がキツく、苦しんで…いつ力に飲み込まれるかわかりません、彼はただ、飲み込まれないようにしながら妖魔を倒すことしかなかったのです… )
なぜだろう、彼の歌は落ち着いて…どこか、救われてるようなきがする、彼に助けられてるのは変わらないのだろう…そして、この歌が、不思議と自分のように見えてしまう…
(ですが、人々たちは言いました…頼ることもできる…きっと…一人じゃないから…だから、頼って欲しい…と…ですが、彼は断ってしまいました。)
(……)
(そして彼は弱り、苦しんでいました…それを遠くから、人々にまぎれて見守る、神だった…さて、君に質問)
(我に?)
(この仙人には、何が足りない?)
(それは……わからない…)
(彼にはね、助けを求める力がなかったんだ、守る力はあったけど…ね、)
(助けてもらう…頼る力?)
(そう、君は一人じゃないから、僕はきみにこの歌を送る、だから、旅人も僕も、岩神だっているんだ、頼っても良いんだよ)
(あぁ、)
(仙人、人間、妖魔、神、みんな死ぬのは怖いのも共通してる、水神は良く言ってた…死ぬのはみんな怖い…それは唯一の共通点だと…僕は死ぬだけではなく、一人じゃ生きていけない、それも共通してるって思ったんだ、君にはそれが必要、)
(……そう…か…)
(危ないときは頼って良いんだ、岩神は君を信じて、漓月から見守ってるけど、それでもキツいのは変わらないだろう、彼のためにも君は人に頼って、安心させてあげて…)
(そう、だな…ありがとう…)
(そうだよ、君は、岩神に名付けられた、しょうと言う名前がある、君を示すのがあるんだ、無理に頑張ることはないよ)
そして、風神は消えていった…彼は…我に人を頼ることを教えようとしていた、歌として…そして、それはわかった…我は、もっと頼って良いのかと、心のそこで思えたのだ…風神とは、いつかまた話したいものだ…