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ニトキル BL
kr視点
いつも通り、今日も今日とてコイツが家に来やがった。別にすることなんてないってのに。
「ねぇ、これ食ってい?」
「えー、まぁいいよ」
「やったーサンキュ」
「いつ帰んの 」
「帰んないとだめ? 」
「また泊まんの」
「うん」
「あそ」
図々しい奴。
「ねぇ、ちょっと飲み行かん?」
「なんで」
「なんとなく」
「ん」
あ゛ーー、なんか、めっちゃ飲まされてね…?
頭いてぇ……
「…ーい、ねぇ聞いてる?」
「…ん、・・・zzZZ」
「え」
「…帰るか。」
朝。
「あ、おはよ。」
「んう」
「昨日可愛かったね。」
「…は?」
「なに、え?なんか、した?」
「笑笑、別に。」
「覚えてないならいいよ。」
「おい、ちょっと、まて教えろよ!」
「…じゃ、俺帰るね〜」
「は、っ、ちょ、おい!」
「ばいばーい」
本当に帰りやがった…
昨日の夜…?俺、なんかしたっけ…
はあーもやもやする。なんなのアイツ。
昨日の夜
「ねぇ、家着いたよ。」
「んー……」
「はぁ…笑」
「…あっ!そうだ、俺今日荷物届くんだったわ。」
「やっぱ俺帰ってい?」
「えぇーだめぇ…」
「とまるっていったじゃん…」
「…言ったけど…でも、荷物が…」
「おれよりだいじなんだ、それ」
「…えぇー笑、そういう感じ?笑」
「ま、でもトルテさんのほうが大事かもね。」
「…っ、へぇーー、いっつもそうやってテキトーいってんだ」
「ずるいやつ」
「…そんなん…かんちがいしちゃうだろ」
「…へ?」
「いやいや、やめてよ?笑」
・・・
「もういいよ、かえりな」
「あ、いいの?」
「じゃあ帰るわ。」
「……」
「笑笑、じゃあトルテさん起きる前に戻ってくるからさ。」
「またね?」
「…ん」
「ってさ、俺ちゃんとお前のために戻ってきたんだよ?偉くない?」
「…どうせ覚えてないから戻ってこなくてもよかったのに」
「とか言ってさ、嬉しいんでしょ。」
「何年の付き合いだと思ってんの。」
そりゃ嬉しかったよ。こんな奴でも、朝起きて隣にいてくれるだけで。
「まぁ、そうかもね。」
「笑、ツンデレくん。」
「ふん、いいだろ別に。」
「いいよ、俺はそんなとこも含めてトルテさんが好きだし。」
「…っは?またBL営業してんの?笑」
「? 本当に好きだよ?」
「そうやってテキトー言って、女転がしてんだろうけど、俺は違うから。」
「笑笑、ほんと、なかなか伝わんないなぁ。」
「まぁいいよ、何回でも言ってあげる。 」
「っ、そういうの、いいから。」
「かわいー」
「っ、お前、絶対配信とかで言うなよ?」
「言わないよ。」
「だって、俺たちだけの秘密だもんね?」
「……きしょ、もうええて」
「笑笑、耳、赤いよ?」
「…!もうかえって!!!!」
「この前と全然違うなぁー」
「また来るね。」
「来なくていいってば。」
「はいはい、またね。」
ガチャン
はあ、、なんなの。ほんとに調子狂う…
もう、勘違いさせないでよ…