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父親からの暴力に耐えきれず、深夜に家を出た。ふと見上げると月が綺麗にかがやいていた、その下のビルの屋上に2つの影が見えた。ほとんど見えないけど女の子だと思う。何となく写真を撮った。月明かりに映る2人は美しかった。私もそこに行きたいなと手を伸ばした。影は静かに落ちていった。どさっという音があたりに響いた。救急車のサイレンが耳によく響く。次の日学校に行くと、はるとるいが自殺したことが告げられた。何となくあぁ、そっかと納得しつつ、自分の生きる意味が消えたことを理解した。