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コメント
7件
今回も最高だぁぁああ！
〜続きNo視点〜
叶恋「このページを見て」
叶恋はしおりを捲り有るページを皆に見せた
国木田「…？班員が拉致られた時…なんだこのページは…」
敦「普通此処まで想定されているしおりなんて見た事ありませんよ…」
渚「あはは
殺せんせーおそろしくマメだから
何でも書いてあるよ。京都で買ったお土産が東京のデパートで売ってた時のショックからの立ち直り方とか」
杉野「何手先まで想定してんだよ！！」
氷花「鴨川の縁でイチャつくカップルを見た時の淋しい自分の慰め方とか」
杉野「大きなお世話だ！！」
叶恋「国木田さんには必要無いね」
国木田「氷花！！」
敦「あっ…はは…
でも今すべき事がちゃんと書かれてます…
多分大丈夫です！皆さん茅野さんと神崎さんと恋花さんを助けに行きましょう！」
8人はページに書かれた場所へと向かう
〜No視点終了〜
〜恋花視点 潰れたバー〜
カエデ「…神崎さん，そういえばちょっと意外
さっきの写真，真面目な神崎さんもああいう時期あったんだね」
神崎「………うん
うちは父親が厳しくてね
良い学歴いい職業，良い肩書きばかり求めてくるの
そんな肩書生活から離れたくて名門の制服も脱ぎたくて知ってる人がいない場所で格好も変えて遊んでたの
………バカだよね。遊んだ結果得た肩書は「エンドのE組」
もう自分の居場所がわからないよ」
『由希子…』
私が由希子に如何声を掛けようと悩んでいると不良がやって来た
リュウキ「俺等と同類（ナカマ）になりゃいーんだよ
俺等もよ，肩書とか死ね！って主義でさ
エリートぶってる奴等を台無しにしてよ
…なんてーか，自然体に戻してやる？みたいな
良いスーツ着てるサラリーマンには…女使って痴漢の罪を着せてやったし
勝ち組みてーな強そうな女には…こんな風にさらってよ，心と体に二度と消えない傷を刻んだり
俺等そういう教育（あそび）沢山してきたからよ
台無しの伝道師って呼んでくれよ」
『ふん，最低だな
嗚呼そんな事ばかりしてるから最低なんだな』
私は静かにそう云う
すると首を絞められ制服を破られる
『ぐっ…ぅ…』
リュウキ「まずはテメェからやってやるよ！」
カエデ「恋花ちゃん！」
ギィ…と扉が開いた
リュウキ「お，来た来た
うちの撮影スタッフがご登場だぜ」
だが入って来たのはボコボコにされた不良と独歩達だった
リュウキ「！？」
氷花「修学旅行のしおり1243ページ
班員が何者かに拉致られた時の対処法
犯人の手掛かりが無い場合まず会話の内容や訛りなどから地元の者かそうで無いか判断しましょう」
叶恋「地元民では無く更に学生服を着ていた場合は1244ページ
考えられるのは相手も修学旅行生で旅先でオイタをする輩です」
カエデ「皆！！」
リュウキ「なっ…てめぇら
なんでココがわかった…！？」
敦「土地勘のないその手の輩は拉致した後遠くへは逃げない
近場で人目に付かない場所を探すでしょう
その場合は付録134ページへ
先生がマッハ20で下見した…拉致実行犯潜伏対策マップが役立つでしょう」
神崎「……！！」
拉致対策も書かれているのか…凄いな
国木田「大丈夫か，恋花。寒いだろう」
拘束を解いてブランケットを取り出し私に掛けてくれた
国木田「其れにしても…凄いな此の修学旅行のしおりは
完璧な拉致対策だ。俺の理想にはそもそも拉致などは書いていなかったんだが…また狂ってしまった…」
敦「あはは…でも修学旅行のしおりは持っておくべきですね！」
不良「（ねーよそんなしおり！！）」
カルマ「…で，どーすんの？お兄さん等
こんだけの事してくれたんだ
あんた等の修学旅行はこの後全部入院だよ」
リュウキ「…………フン
中学生（チューボー）がイキがんな」
ドガドガドガ
何人かの気配が近付く
でも此の気配は…
リュウキ「呼んだいた友達（ツレ）共だ
これでこっちは10人
おまえらみたいな良い子ちゃんはな見た事も無い不良共だ」
だが入って来たのは坊主にされてグルグル眼鏡を掛けている男達
そして殺せんせーと中也さん，姐さんだった
中也「不良なんていやしねぇよ
俺等が片付けちまったからなァ？」
尾崎「愛しの恋花や…
寒かろう…今新しい制服と服を手配したからな」
『ありがとうございます姐さん』
殺せんせー「遅くなってすみません
この場所は君達に任せて…他の場所から尾崎さん達としらみ潰しに探してたので」
国木田「…で，何だ其の黒子の様な顔隠しは」
殺せんせー「暴力沙汰ですのでこの顔が暴力教師と覚えられるのが怖いのです」
姐さん達は普通に顔隠ししてないのに…
殺せんせー「渚君がしおりを持っていてくれたから…
先生や尾崎さん達にも迅速に連絡できたのです
この機会に全員ちゃんと待ちましょう」
リュウキ「……せ，先公だとォ！？
ふざけんな！！ナメたカッコしやがって！！」
中也「ふざけんなは此方の台詞だ阿呆！！」
中也さんがそう叫んで私に指示を出す
其の瞬間直ぐに私は異能を発動させて不良を操り身動きを取れなくする
動けない間に殺せんせーが不良達に何かをした
殺せんせー「ハエが止まるようなスピードと汚い手で…うちの生徒に触れるなどふざけるんじゃない」
リュウキ「……ケ，エリート共は先公まで特別製かよ
テメーも肩書で見下してんだろ？
バカ高校と思ってナメやがって」
『別に私達はエリートでは無い』
私は静かにゆっくりと口を開く
『慥かに私達は名門校の生徒だ
だけど学校内では落ちこぼれ呼ばわりされクラスの名前は差別の対象になっている
だが…私達は其処で“様々な事”に前向きに取り組んでいる
お前等の様な他人を水の底に引っ張る様な真似はしない
学校や肩書等関係あるものか
清流に棲もうがドブ川に棲もうが前に泳げば魚は美しく育つ』
神崎「………………！！」
殺せんせー「夜桜さんに言われてしまいました…が
さて，私の生徒達と同僚よ，彼等を手入れしてあげましょう
修学旅行の基礎知識を体に教えてあげるのです」
愛美，渚，杉野，赤羽，氷花，叶恋，敦，独歩が不良の後ろに周り頭を思い切り殴った
神崎を見れば災難な目に遭ったと云うのに吹っ切れた顔をしていた
…親の束縛の鎖が少なくとも取れたのだろう
コッソリと私に感謝をしたがしらばっくれておいた
こういうのは無自覚の方が格好良いだろう？
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