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…どれくらいの時が経ったのだろうか。普段と変わらない風景、薄暗い天井。差し込まない陽光。僕は一体いつから変わってしまったのか…。
側にいた人、大切な人。そんな人たちは一人、また一人と煌々と差し込む光の方へ……。
そんな光に何故僕は向かえなかったのか。
考えても無駄とは分かっていながら、思考をとめることをしない。そして僕はまた今日も一人画面の中に意識を移す………
「♪〜」ふと気がつくと時計は深夜2時を指しており、最後にいつ鳴ったかも分からないインターホンのベルも聞こえた。
「幻聴だろう。」と気にもとめなかったが「二度」 「三度」と鳴る音に嫌悪感を覚えつつ、現実のものなのだと理解した。
「なんだよ……一体誰だってんだよこんな時間に…」
そう思いつつ僕は玄関に向かった。僕はここでいつものように面倒くさがって出なければ良かったと。今も後悔している………