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本文
こじ開けようとしたら壊れるのに。
鍵を押し込んでも壊れるんだね。
もう、鍵はひらかないよ。
解説
今回のテーマは、鍵。
鍵といえば何を思い浮かべますか?
私は南京錠ですかね。
自転車の鍵。
車の鍵。
家の鍵。
鍵にはたくさん種類がありますね。
家の鍵って、閉めるものですか?開けるものですか?
マジレスすると、どちらでもありますけれど。
家の鍵は家を。
車の鍵は車を。
自転車の鍵は、自転車を。
守るためにありますよね。
主に人から。
じゃあ、南京錠はどうでしょう。
開けるものですか?閉めるものですか?
これは、閉めるものというイメージがありますね。
…本文で語り手は何を閉じていたんでしょうか。
南京錠か、玄関の鍵か、それとも、心の鍵か。
一体、何のために?
『こじ開けようとしたら壊れるのに。
鍵を押し込んでも壊れるんだね。』
これは、何の話でしょう。
秘密教えて、と言われれば言われるほど、口が固くなる類いの表現にも聞こえますね。
そして、最後の一文。
『もう、鍵はひらかないよ。』
さて。
語り手が観察していたその誰かは、どうしてその鍵をこじ開けようとしたのでしょうか。
その鍵の向こうにいる、別の誰かを救うため?
それとも、自分が出たいから?
もっと恐ろしい仮説でも立てましょうか。
語り手の半ば諦めたような、冷めた口ぶり。
語り手は鍵を開けさせない側だったのでしょうか?
それから、2文目。
これ、頑張ったら閉めようとしてるようにも見えません?
これがもし、閉めようとしているのなら…
扉の先のナニカを閉じ込めるためとも読み取れませんか?
…語り手も、語り手の視線の先に居た『誰か』も人間だとは書いていませんね。
『もう、鍵はひらかないよ。』
が、「開かなくなっちゃった」ではなく、「開けさせないよ」だった可能性まで出てきました。
ただの、玄関の鍵が壊れた騒動なら、いいんですけど。
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