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ご本人様には関係ありません
おどろくほどほのぼの
天の声
おしゃお:なぁろぼろ
天の声:どした、俺の名前はカタカナやぞ
おしゃお:さいきんねれへんねん
天の声:ぺ神のところいったん?
おしゃお:うごきたくない、けどひとりさみしいねん
天の声:寝れないことに心当たりとかあるん?
おしゃお:ある
天の声:何日くらい寝れてないん?
おしゃお:わかんないたぶん、いっしゅうかんくらい
おしゃお:おとといくらいにすうふんはいしきとんだきがする
天の声:腹は減ってへん?
おしゃお:すこしはらへったぜりーとかそゆのしかくえんかも
天の声:わーった薬とかもってったるから、すこしまっとって
おしゃお:ありがとなロボロ
ー23:12ー
〜シャオロン部屋sho side
コンコンコン
「ろぼろ…?」
“せやで”
「どーぞー…」
ガチャ
[……隈濃いな、さすがに]
[…頭痛いとか、気持ち悪いとかはないん?]
傍に来て話してくれる
いつもとはまた違った、優しくて棘のないあっかい声
「そゆのは…そんなあらへん」
[そか、ゼリー自分で食えるか?]
「がんばる…」
体を起こしてゼリーを受け取る
上手く手に力が入らない
[開けたるで]
「たのんだ…」
そんなに自分の体は弱っていたのだろうか
[….これなら食べやすいか?]
ゼリーを皿に移しスプーンを渡してくれる
「……うん」
[…………..]
食べ終わるのを屈んでじっとまっている
「そこのいす…もってきてええで」
[ほんまか、ありがと]
[……寝れなくなる前なんかあった?]
「…せやな、いっそうのにんむあったな」
[なるほど…..]
「ほんで…まだぎりぎりいしきがあったやつに…」
[…………….]
「…なにが、あってもゆるさない、おまえがどこへいってもぜったいににがさないって…いわれて、あしつかまれてん…ふりはらってころしたねんけど」
「…..こわ..くて…ねれなくなって…そとでんのも…こわくなって、…」
「…もう…いやや……」
体が震える 目から涙が伝う
[…..話してくれてありがとうな]
そう言って手を握られ
優しく涙を拭われる
[大丈夫やで、お前について行けるヤツなんてこの軍の幹部以外におらへん]
[おるわけないわ]
[せやから、な、安心せぇや]
手の震えが少しづつ収まっていく
「そ、か……そうよな…」
[…せやで]
「…ありがと」
[ええで]
顔は見えないけど、口元が少し緩んでいた
[ゼリー食えそう?]
「…おん、くえるわ」
[よかった]
「……ろぼろってほんまやさしいよな、こころないくせに」
[一言余計やわ]
「へへ…」
[………寝れそうか?]
「…うーん、ねむいってかんじはせん」
「…つかれてるはずなんやろうけど…まぶたがおもくならないというか」
[せやなぁ…一旦風呂はいってみよか?]
「ふろ?」
[おん、この時間やったら大浴場空いとるやろし、俺もまだやねん]
[ゆっくりお湯に浸かるといいって言うしな]
「そうなんや…ふろはいるわ」
[おん一緒に行こか]
「…」コク
ー23:19ー
〜大浴場 sho side
[シャオロンこの匂い好きやなかったっけ]
「よくおぼえとんな…めっちゃすきやで」
[おーよかった]
アロマの匂いが浴場に広がり
匂いが体を包み込んでいく
心地よい、好きな匂いだから尚更である
お湯に浸かる
思っていた以上に気持ちがいい
「…ええな、」
[たまにはこうやってゆっくり入るのも悪くないやろ?]
「…せやな」
「ろぼろ…」
[ん?]
「め、ちゃんとみえるようになったん?」
[とっくの前に見えるようなっとるで、あんたが助けてくれたおかげや]
「そっか…よかった」
ロボロの顔を見ると
火傷したようなあとが薄ら目元に残っている
でも、太陽のような黄色と、宝石のような桃色はそこにある
[そろそろ上がろか]
「…うん」
ー23:47ー
〜脱衣所 sho side
[髪乾かしたるから、そこ座り]
「ありがと…」
ぶおーっと温風に吹かれる
頭を撫でられているようでなんだか恥ずかしい
「…………..」
[……..]
[髪短いからすぐ乾くな、]
「ん、ありがと…」
[まだ、眠い感じはせぇへん?]
「…..うん」
[外行ってみるか]
「…そと?」
[大丈夫やで、俺もおるから]
「せやな…そと、いくわ」
[よーし]
ー24:04ー
〜正門sho side
[すまんな、こんな夜中に]
“大丈夫ですよ、どちらに?”
[すこし散歩してくるわ]
“わかりました、お気をつけて”
「ありがとうな〜…」
門番の人が軽く会釈をして俺らのことを見送った
ー24:10ー
〜街中sho side
[ええくらいの気温やなぁ風が涼しいわぁ]
「せやな…」
月明かりが街灯と共に街を照らし、程よく明るい
肌を撫でるような優しい風が心地よい
[今日晴れとったから、星も綺麗に見えるで]
上をむくと
「ほんま…やね」
幾万もの星々が空一面に散りばめられている
久々に外に出てここまで美しい景色を見せられたら
なんだか次を期待してしまう
[どっか、空いてる店入るか?]
「…うん」
こんな夜中に空いている店と言ったら
ヤのつくお仕事から腹を括った強面の兄貴が
経営しているカフェくらいである
楽しいからいいのだが
[…893カフェ…♪]
「ふッ…w」
突然ええ声で歌い出すなや
わろてもうたやないか
[んふふ…w]
ー24:17ー
〜893カフェ sho side
カランカラン
“ラッ↑シャッ↓セー⤴︎”
挨拶から面白いのだ、ラーメン屋ちゃうんやぞ
”( ゚д゚)ハッ!ロボロさんとシャオロンさん!”
思い出した時の子犬のみたいな顔かわいい
[お久しぶり〜]
「おひさー…」
“シャオロンさん隈すごいっすね…無理してません?”
「あ…..」
[シャオロンの気分転換に来てん]
“夜のお散歩ですか?”
[せやね、せっかくやし寄ってこーって]
“ほんとですか、ありがとうございます!!”
“お好きな席どうぞ!”
[どこがいい?]
「…そこ」
2人用の並んで座れる席
前はガラスになっていて夜空がよく見える
[ええな、空もよく見えるし]
「おん…」
「なににしよかなぁ…」
「あんまおもいのはくえへんなぁ…」
[せやなぁ…食いたいヤツ頼んでええよ?]
[残ったら俺食うから]
「ほんま?ありがとう…」
ここの飯やらデザートは全部美味しい、ほんとに元ヤのつくお仕事をしていた輩とは思えない
「じゃあこれにする」
[ふふ…美味しそうやな、俺はこれにしよ]
「ええな…」
[ホットミルク、寝る1時間くらい前に飲むとええらしいで]
「そうなん?たのんでみよかな」
[何事にも試してみないとな]
「せやな」
[呼ぶで〜]
「おん」
ポチ
ピンポ
“ご注文お決まりでしょうか!!”
はやい…はやすぎる!
まだなり終わってないわ
[これと…これを、1個ずつ]
“お飲みものはどうされましょう!?”
[ホットミルクと、カフェオレでお願いします]
“かしこまりました!!”
“輩パンケーキ〜俺たちのホットな愛を添えて!
疲労に効くッ!レモンのシフォンケーキ!
ホットミルクとカフェオレ1つずつ〜”
“カシコマリッ!!”
声がでかい…でも自然とうるせぇ!!とは感じない
何故だろう…
[相変わらず声でかいな]
「あいでんてぃてぃやな……」
[せやな…w…]
[あれなくなったら…寂しいもんな]
「せやな」
“失礼します!!”
注文が届くのも早い、すごく
[おー…ええ匂いやなぁ…]
「おいしそー」
順々にデザートが並べられていく
甘い匂いがふわりと鼻を通り抜ける
ひとつ頼んだ覚えのないものが置かれる
“追加注文ございましたらいつでもお呼びください!!”
「んぇ、これなんやさしいれか…きむち…」
“はい!!差し入れです、キムチは夜食べるといいんですよ!寝付きを良くしてくれたり、精神を安定させる効果もあるんですよ!!”
[へー…そうなんや]
「ありがとうなぁ…..」
“いえいえ!無理なさらないでくださいね!!”
「…せっかくやからしゃしんとろ」
[俺も撮ろー]
「あとでみんなにみせびらかすんや…ろぼろとでーとしたでって」
[w…デートて]
パシャ
パシャ
「よし…くお」
[食おか]
[いただきます…]
「いただきまぁす….」
1口ほどに切られたケーキを口に運ぶ
「…うま」
[…おいしいなぁ]
「うん…」
すごく食べやすい
「……..おなかにやさしいな….」
[ふふっ…よかったわ]
「ろぼろのもひとくちくれや」
[ええで]
横からフォークをすっと刺し食べる
「おいしい…」
[シャオロンのも食ってええ?]
「ええよ…」
ひとくち、ぱくりとたべる
[おーうま…めっちゃおいしいやん]
「な、…ほんま」
[ここ来て正解やったな…]
「せやな、まぁここいがいあいてへんのやけど…」
[w…まぁな]
[どうや?食いきれそうか?]
「…ぜんぶはきついかも」
[わかったわぁ]
「ろぼろもきむちくえよ」
[おん]
「ん…おいしかったわ」
[うん、せやな]
[おっかいけ〜]
“ありがとうございました!
またのご来店をお待ちしております!!”
わっと頭を下げて俺たちが店を出るまで頭を下げている
ずっと笑顔の対応で、ほんとに気持ちが明るくなる
ええ店やな
ー24:54ー
〜正門 sho side
“おかえりなさい”
[ただいま〜]
「ただいま…」
門番の人が代わったが何も聞いてこない
ほんま偉いなぁちゃんと報告しとるんや
ー24:57ー
〜シャオロン部屋 sho side
[どうや…寝れそうか?]
「くすりのんだらいけるとおもう…」
[わーった、水持ってくるな]
「ありがと…」
「…なんか、ふわふわする…ねれる」
[ねよか]
「ろぼろも…いっしょにねてくれるん?」
[ええなら一緒に寝るで?]
「おん…いっしょにねて、ひとりいやや…」
[わかった一緒に寝よか]
「…うん」
そう言って少しふらふらしながらもベッドに向かう
「ろぼろおちそうでこわいからかべがわな…」
[…失礼やな]
そういいつつも先にベッドに入る
「…ふわぁ…..」
[電気消すで]
「おん…」
電気が消えカーテンの隙間から入り込む少しばかりの月光
頭を撫でられる
[おやすみ、ゆっくり休んでや]
「…おん、おやすみ」
久々にベッドがとても心地よいと感じた
暖かくて、気持ちがいい
アロマを焚いたのか、それともロボロの匂いなのか
好きな匂いがする
自然と瞼が落ちてくる
しばらくすると意識も落ちる
これなら、あんしんしてねれそうやわ
𝐞𝐧𝐝ꔛ⋆☽
コメント
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ロロロの目元の火傷の痕…まッまさか...Σ(゚д゚;)
え、?死ぬ好き あの、うん、、好き