テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
のみ様の合作企画
※ご本人様には関係ありません
※💙×❤️
※地雷さんは回れ右
よろしくお願いします。
mtk視点
物心がついた時には僕はここにいた
点滴やベッド、必要最低限の物しか置いてない部屋
ここから、1歩も動いたことはない。
窓の外の景色は、いつだって一緒。
僕は今日も空に向かって願う
いつか、この足が自由に動いて
無限に続くというこの世界を、この目で見てみたい
叶うはずない願いを毎晩
星に向かって唱えてる
外の草木も枯れ
体の芯まで凍えるような寒さの続くこの冬
m「冬に咲く花に 命が芽吹くよ…、」
昔から歌うのが好きで
最近は自分で曲を作っている
m「駆けるは雪の大地〜、」
m「青すぎた春を、 忘れずにいたいと……」
m「僕の、青い春……何にもないな、」
カシャっ
静かな病室に、鳴り響くシャッター音
h「ここの木、でっけえな!」
僕と同じくらいの年齢層
首から立派なカメラを下げた男の子が
満面の笑みを浮かべて僕を見ていた
m「あ、うん、。 大きい、のかな、?」
僕はこの木以外を見たことがない
だから、この木が大きいのかわからない。
h「てか、さっきの歌誰の!? めっちゃ好き!」
m「え、聞いてたの、?」
h「うん! すごい綺麗な歌声がするな〜って思って、来たら君がいたの!」
m「……僕の、歌だよ、 作詞作曲が趣味なんだ」
h「へ〜、 すげえな、、 ねえ、もっとないの??」
m「……ふふっ、 あるよ笑」
h「聞かせて……!!」
それからその子に何曲か曲を歌った
人前で自分の歌を披露するのは初めてだったから緊張したけど
その子はずっと目を輝かせて聞いてくれた
m「……どう、?」
h「マジですごい、 また聞かせてよ! 名前は?」
m「ぁ、え、、 僕、?」
m「大森 元貴、」
h「じゃあ……元貴ね!」
h「おれ、若井 滉斗! よろしく!」
m「……よろしく、若井」
h「あ、そうだ! おれ、写真撮るの好きでさ〜」
m「ど、どんな写真、撮ってるの!!」
食い気味に聞くと、若井は驚いた顔をして
自慢げに写真を見せてくれた
m「こんなの、見たことない……」
m「これはなに?」
h「これは鯉。 そこの池にいるよ?」
m「鯉、? 魚の?」
h「うん。 見たことないの?」
m「本でしか見たことない。」
m「歩けないから、、」
h「………じゃあ、俺が見せてやるよ」
h「俺が、すげー写真家になって、元貴治して、一緒に世界一周旅行しよ!」
m「……………」
無理だ。
生まれてからずっと入院しているくらい重い病気なのに
手術費がそう払えるわけがない
m「……無理だよ、笑」
h「無理なことなんてないよ!」
h「俺と一緒に、頑張ろ?」
そう言って僕の手を握る君に
未だかつてないほどに胸が痛くなった
すみません
繋げにくいですよね
ごめんなさい、、
ここから、のみさんにパスです、。
では。
コメント
2件
想像以上に良い……!✨️ 二人の性格の相性といいますか、めちゃくちゃ好きです!! がんばりますぅ💪🔥