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成海「僕は、、、」
第三話 言ってみただけ
僕は正直、そこまで死にたいとは思っていない。小春さんの話を聞いていて、本気で死にたいんだな、と思った。それに対して僕は本気で死にたいとは思ってないし、ここに来た理由とかは、とてもじゃないけど言えそうにない。
成海「僕には唯一の友達がいたんだけど」
成海「その友達が事故で死んじゃって、」
成海「小春さんに比べたらしょぼいですけど、、」
小春「そんなことないよ!!」
小春「友達を失うのは辛いよ、」
小春「(いじめだと思ってた、)」
友達が事故で死んだ。と言うのは本当なのだが、死にたいほど落ち込んではいない。親から聞くには、その友達が誰かを助けるために踏切に飛び込んだとか、なんとか、そんなことを言っていた。
自分の命を大切にしなかったんだ。だから死んだんだ。
僕は死にたいと思ったことはあまりない。ただ、周りが「死にたい」とか言うもんだから、僕も「死にたい」と口に出すようになった。ただ言ってみただけだったんだ。
そして何度もこういう集まりに参加しようとした。でも全部嘘。だからここも嘘だと思って来たんだ。でも、まさか本当だとは思わなかった。
成海「じゃあ、次は松平くん、」
松平「お前らは、もう知ってるかもしれねぇ、」
小春「え?どういうこと?」
松平「俺が本気で死にたいと思った出来事は、」
松平「1回、、ニュースになったから、」
成海「え!?」
小春「ニュースになったの!?」
松平「最近の、」
成海「最近の!?!?」
松平「俺は、」