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俺が死にたいと思った出来事はニュースになった。
第四話 好奇心とは恐ろしい
ニュースの内容は、「高校生が踏切で死亡。街の声ではそこに男の子がいた。」
俺は学校からの帰り道に必ず、踏切を渡る。
ある日、いつものように踏切を渡ろうとした。でも、何故か電車が来てるのにも関わらず、俺は踏切の中へ入った。
ただの好奇心だった。
踏切の真ん中で俺は目を閉じた。
その瞬間、後ろから勢いよく背中を押された。
振り返ると、高校生くらいの男の人がいた。
泣きながらこっちを見ていた。
そして、電車が来て、、、
俺は怖くなったんだ。
自分の好奇心が人を殺すことになるなんて思ってもいなかった。
だから、その場に残らず、俺は走って逃げるように自分の家に帰った。
その日からずっと罪悪感で潰されそうだった。
俺が踏切をちゃんと渡ってたら、あの人は死ななかった。あの人はまだ、楽しい人生が続くはずだった。でも、その楽しい人生を俺が止めた。
そこからずっと死にたいって思った。
小春「確かにニュースになってたね、、」
俺は気分が悪くなって自分の腕の中に顔を沈める。
成海「無理しないでね、」
小春「どうする、?」
小春「今死ぬか、ちょっと休憩しながら死ぬか」
成海「少しだけ、休憩しない、、?」
松平「、、死にたい、、、」
小春「僕は正直どっちでも、、」
小春「でもあの生意気な松平くんがそこまでになるとは、」
松平「はっ、、なんだそれ、(笑)」
小春「あ!笑った!!!」
松平「そりゃ、人間だし、、」
松平「笑うことくらいあるだろ、」