「やってきました!今回の司会も、私ルビーがお送りします!」
「それでは、レギュラーメンバーのお2人さん!自己紹介お願い!」
「やっほー、アイだよ!今日も元気に頑張りまーす」
「…あれ、パパは?」
「また行方不明かな☆」
「ぐぬぬ…またお兄ちゃんの方に行ったか……!」
「羨ましいー。私も行きたかったな〜」
「おっと。そろそろスタッフさんから怒ららそうなので、今回のゲストをお呼びしたいと思います!どうぞ!」
「どもー、苺プロ所属の有馬かなです!前回のドッキリで疲れたので、ずっとゲストが良いでーす!!」
「黒川あかねです。かなちゃんに負けないように頑張ります」
「あー、君が……かなちゃん、だっけ?初めまして、アイだよ☆」
「初めまして。お会いできて嬉しいです」
「いえ~い!」
「い、いえ~い……?」
「アイさん、テンション高いんだね」
「いつもこんな感じだよ!可愛いよね~!」
「ふふ、なんか予想通りかも」
「ほら、あかねちゃんも、いえ~い!」
「わ、わわっ……!」
「今回も絶好調です!それでは、ドッキリの内容を発表します!」
『アクアを楽しませよう!』
「おぉ~!」
「アクア君を、楽しませる……?」
「前に出演した時も思ったけれど、そんなの出来るわけ?」
「出来てるから番組が続いてるんだよ!」
「ルビー、仕掛け人は誰なの?」
「そうだった!仕掛け人さーん、聞こえてますか~?」
「はーい。ずっと聞こえてまーす」
『よし!なら自己紹介もお願いします!』
「どうも、不知火フリルです」
「寿みなみやよ~」
『2人とも久しぶり!』
「久しぶり。あ、アイさんとは初めましてですね。いつもテレビで観てます」
「画面越しでも分かる程のオーラやわぁ」
『2人とも初めまして!子供たちと仲良くしてくれてありがと~!』
『ちょっとママ!子供扱いしないでよ!嬉しすぎて死んじゃう!』
「嬉しいんかい」
『今度うちに来てよ!お話しよー』
「行きます」
「フリル!?」
『うん。待ってるね!』
「はわわ。今のアイさんの笑顔、別嬪ですわ……」
『えへっ、ありがと☆』
『あ、あの…そろそろ進まないと、時間が……』
『あー!!それでは早速、ドッキリに行っちゃって!』
「アクア、ここのクレープ美味しいんだよ」
「ふーん。じゃあイチゴのやつ食べようかな」
「僕は…どれにしよう」
「俺に聞くな」
「こ、これは……」
『ねぇ、フリル。これマズイんとちゃう?』
『うーん……マズイね』
『せやなぁ……』
『こちら仕掛け人、何とかして欲しいです』
「ちょっとパパー!なにしてるのー!?」
「ヒカルってば、おっちょこちょいなんだよねー!」
「確信犯に決まってるじゃない!!」
「許さない…アクア君にあーんしてる……」
「私もお兄ちゃんにあーんしたかった!」
『どうにかしてくださーい』
『あかん。このままやと別の所に行ってまうで?』
「次の場所で話しかけよう!そのままお兄ちゃんとパパを離れさせて!」
『アイアイ』
「アクア、ここのお店はどう?最近オープンしたばかりだけど、可愛いって評判なんだ」
「可愛い……?アイかルビーにプレゼントするのか?」
「それも良いけど、今日はアクアに───」
「アクアさん」
「うおっ……不知火さんか。それに寿さんも……?偶然だな」
「ホンマに偶然やな~」
「アクアさんは良くここに来るの?」
「いや、今回は父とたまたま来ただけだ」
「そうなんだ。私も、みなみとたまたま来ただけなの」
「……寿さん?どうして僕の腕を引っ張っているのかな」
「カミキさん。あっちのお店、気になるな~。良かったら、おすすめの物とか教えて欲しいわぁ」
「えっ、と……アクアは───」
「悪い。不知火さんが気になるとこがあるみたいだから、そっちに行ってくる」
「……」
「ナイスー!」
「流石の連携プレイね」
「普段から仲が良いんだね。アイコンタクトだけで動けるなんて……」
「流石はうちの子のお友達だね!」
『せやろ~。もっと褒めて欲しいわ』
「よっ。私の友達、日本一!!」
『もう、あともう少しだったのに』
「ヒカルは後でお説教だよ!」
『はーい……』
『うちらはちょっとショッピングして来るわ。アクアさんとフリルになんか買うで!』
「行ってらっしゃ~い!」
「それでは、上手く二手に分かれた事で、次はアクア&フリルコンビです!」
「中々ファンシーな店だな。こういうのも着るのか?」
「変?」
「いや、想像してたのと違うと思っただけだ。可愛くて良いと思う」
「そう。ありがとう」
「今日は何か買うのか?俺、こういう系統は詳しくないんだけど」
「アクアさん、これ」
「話聞けよ……なにこれ」
「試着して」
「……なんて?」
「アクアさんが試着して私に見せるのよ」
「……」
「ほーら、ふりふりの可愛いワンピース。この上に何か羽織れるものがあれば、もっと良くなると思うわ。探してくるから、先にこれだけ着替えてて」
「は、ちょ、おい……!?」
「よろしくね」
「…マジで言ってる?」
「マジで言ってる」
「…分かった。着替えてくる」
「よくやったよフリルー!」
「アクア君の、女装……!」
「これは凄いことになりそうね……」
「アクアは誰もが認める美少女だもん!女装も可愛いに決まってる☆」
「だよねー!お兄ちゃんが着替えてる間に、みなみの方にカメラを……あれ?」
「繋がらない?何かあったのかな……」
「どうせカミキさんが場を掻き乱してるのよ」
「もう、かなちゃんったら。カミキさんがそんなこと…しない、とも限らないか」
「よし、私ヒカルを止めてくる!」
「私も行くよママ!」
「え、ルビーまで行くの!?」
「えーっと……あ、時間もちょうど良いし、今回はここまで!」
「どこがちょうど良いのよ!?」
「また次回にお会いしましょう」
「……あーもう!!せーのっ!」
「「さようなら」」
ー終ー
リクエストして下さった方
ことはさん
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