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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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2人が愛し合う時にチェキが大活躍する。

向井が綺麗な渡辺を撮りたいと持っているのだ。

色っぽい顔をチェキで撮り、最後のイク瞬間まで撮っている。

ただ、これは渡辺には内緒。

どんなに我慢しても3分くらいしか持たなかった。

最後のイク瞬間の写真を見たらすぐイッてしまう。

それでも、1番綺麗だと思う。

途中からは俺に集中しろと言われている。

分かったと返事しながらチェキを持っているのだ。

先日、とうとう撮っている事がバレた。

渡辺から撮れたか?と聞かれた。

聞こえなかったフリをしたが、渡辺にはバレた。

晩ご飯食べてゆっくりしてると渡辺が言う。


渡辺ー次からチェキは俺が持つ。

向井ーはぁ?何言うてんの?

渡辺ー俺がお前を撮ってやる。

向井ーアホか、俺を撮って何が楽しいねん。

渡辺ーまた、俺を撮るつもり?

向井ー当たり前やん。綺麗ねんから。

渡辺ー最後も撮ってるよな?

向井ーえっ?

渡辺ー知ってるから。

向井ーごめん!あんまり綺麗やから。

渡辺ーお前しか見ないんだったらいい。

向井ーええの?撮って?

渡辺ーいい、そのかわり、満足させなかったら、1ヶ月は触らせない。

向井ー頑張ります!


桜も散ったしどこかへドライブに行こうと話す。

おにぎりとお味噌汁は欠かせない。

半袖でいいくらいの暖かい日、海に行くことにした。

人はそこまで多くない。

というかそういう場所を探して出かける。

波と戯れる渡辺を撮り、カニだと騒ぐ渡辺を撮り、砂山を作る渡辺を撮り、向井は大満足である。

渡辺も時々、カメラを置いて向井が一緒に遊ぶから満足している。

浜にシートを敷き、おにぎりを食べお味噌汁を食べお腹いっぱいだ。

渡辺はまた波打ち際まで裸足で走って行き、波と追いかけっこしている。

向井はそんな渡辺を子供みたいだと思いながら笑って撮っている。

家に帰ってきて、足を洗いソファに伸びる渡辺。

向井は暗室だ。


渡辺ー康二、コーヒー飲みたい。

向井ーもうちょっと待って。

渡辺ー飲みたい。

向井ーすぐ行く。

渡辺ー早くね。


向井が急いで暗室から出てくると渡辺はソファで丸くなって眠っていた。


向井ーしもたなぁ。寝てる。

渡辺ー・・。

向井ー翔太くん?翔太くん?

渡辺ー・・ん〜。

向井ーごめんやで、コーヒー淹れるわ。

渡辺ーうん。


向井は渡辺といる時、いつも静かに話す。

この日も、海が楽しかったという渡辺に良かった。楽しかったな。と静かな声で言う。

落ち着いていると言った方がいい。


向井ー翔太くん、シャワー浴びる?

渡辺ーうん。

向井ー行こ?

渡辺ー今日もチェキ持ってするんだろ?

向井ーあかん?

渡辺ー俺も撮る。

向井ー俺なんか撮ってもええことないし。

渡辺ーと・・る・・。

向井ーはい。


もう向井はカップラーメンではない。

渡辺を泣かすくらいになった。

涙が滲んでうるうるの目を撮るのが好きだ。

熱い時間。

今日は渡辺が上になっている。


渡辺ーこう・・じ・・ふか・・い。

向井ーええとこ、当たるやろ?

渡辺ーんっ・・はっ・・。

向井ー綺麗や。

渡辺ー貸せ。

向井ーん。

渡辺ーはっ・・撮る・・ぞ・・。

向井ーあかん、恥ずかしい。

渡辺ー手を退けろ。

向井ー1枚だけにして?

渡辺ーんっ・・。

向井ー貸して。

渡辺ーはっ・・ふっ・・。

向井ー下から見る翔太くんが綺麗や。

渡辺ーもっと・・集中・・しろ・・。

向井ー腰持つで?

渡辺ーあぁ・・いい・・。

向井ー自分で触って?

渡辺ーんっ・・はっ・・あぁ・・。

向井ーそろそろイクで。

渡辺ー奥まで・・きて・・。

向井ー翔太くん!

渡辺ーはっ・・イク・・イク・・。

向井ー・・。

渡辺ー撮った・・か?・・はぁ。

向井ーん、綺麗やった。


渡辺が向井の方に倒れ込んできた。

チェキを放り出し、渡辺を抱き留める。

熱いキス。

渡辺が眠った後、こっそりとチェキを見る。

最後もちゃんと撮れている。

大事にベッドの棚に仕舞う。

向井だけの宝物だ。

自分の写真も1枚あるが、渡辺が撮ってくれたから捨てない。

渡辺の寝顔にキスして向井も眠る。


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