ソニックside
Sunky達は今日も元気そうに遊んでいる。
そんなみんなを見てオレは少し安心した。
ソニック:「さーて、テイルスがSunky達のために用意してくれたゲストルームを掃除してくるか!」
オレはSunky達のために用意されたゲストルームの掃除に向かった。
ソニック:「結構綺麗に片付けられてるんだな…おっ?」
オレが感心していると、机の上に1冊の絵日記帳を見つけた。
ソニック:「おっ、これはSunkyのか…」
オレは少し興味を持った。
ただ、人の日記を読むことはいけないのでやめておいた
オレはリビングに戻った。
Sunkyはクレヨンで絵を描いているみたいだ。
その絵には、Sunkyの他に、TlelsやKnicknacks、Eemieがいた。
ソニック:「よぉ、Sunky、お前絵が上手いな!」
Sunky:「うん、ありがとう…!」
…Sunkyは笑顔だったが、少し元気がなさそうだった…
というより、どこか深刻そうな顔をしていた。
オレは少し離れたところでSunkyの様子を見ていた。
Sunky:「………」
ガリガリガリ……
ソニック:「!?」
Sunkyは、自分が描いた絵を赤のクレヨンで塗りつぶしていた。
…というよりかは、絵の中のSunkyの顔の部分だけを塗りつぶしていた。
ソニック:「待て待て待て、Sunky、どうしたんだ!!」
Sunky:「………」
オレが声をかけても、Sunkyは一心不乱に絵の中の自分の顔を塗りつぶす。
ソニック:「Sunky!!」
Sunky:「!!……ソニック……」
ソニック:「一体どうしたんだ!?自分の顔だけぐちゃぐちゃに塗って…」
Sunky:「…ボクなんて………」
Sunkyは、泣きそうになりながら言った。
……Sunkyの傷は癒えていなかった。
ソニック:「…ゆっくりでいいから、お前の気持ちを話してみてくれるか?」
Sunkyは、少し震えながら話した。
Sunky:「……ボク、ほんとうにここにいてもいいの?ボクが生まれた意味ってなに?ソニックみたいに誰かをいのちがけで助けるため?それとも、…えぐぜみたいにだれかを傷つけるため…?わかんないっ、わかんないよぉぉぉ……っ」
ソニック:「Sunky……」
オレは、ショックだった。
こんな、まだ7歳くらいの小さな子が、そんなことを考えなければならないなんて!!
Sunky:「……ぐす…っ、ボクの、にっきっ、見てみたら…?そこに、全部ボクのきもち、かいてるよ……。」
…日記って…
まさかあの絵日記か…!?
ソニック:「……」
オレはこの時、何も言えなかった。
オレはゲストルームに行って、絵日記を見た。最初は、
『きょうは、テレルスたちとティーパーティーしました』
『きょうは、ニックナックとおにごっこしました』
『きょうは、ひげたまごとダンスパーティーしました』
などの可愛いものだった。ただ、ある日の日記がおかしかった。
『くろいめであかいひとみのひとがきました。そのひとのなまえはえぐぜでした。みんな、けがしました。ぼくもいたかったです。ぼくはおそすぎる、みんなをたすけるにはおそすぎる、おそすぎるおそすぎるおそすぎる』
…exeが来た日の事か…
「遅すぎる」…exeが言った言葉なのか…?
オレはさらに日記を読み進めることにした。
『ほんとうはわかってる、ボクはいいせかいとわるいせかいのまんなかにいる。だからボクのめが、あかとくろなの、わかってる。』
……Sunkyは、わかってたのか…それでもあの子はいい子だ、ただパーティーとシリアルが好きな子供なんだ。オレは次のページをめくった。
…そのページの、絵を描く欄だけ真っ赤に染まっていた。
『ちのいろは、あか。ぼくは、だれかをきずつけるほうほうを、しっている。そんなことしたくないのに、どうして?やだ、やだやだやだ、だれもきずつけたくない、だれにもいたいことしたくない、ただたのしいことしたいだけ、わすれたい、わすれたい、わすれたいわすれたいわすれたいわすれ』
……この先は、文字がグチャグチャになっていた。
…まるで、Sunkyの気持ちと連動しているかのように。
Tlels:「ねえ、なにしてるのソニック?」
オレはTlelsに急に声をかけられて驚いた。日記を閉じようとしたその時___
Tlels:「ぼく、Sunkyがすごくつらいおもいしてるの、しってるよ。ぼくたちのまえではニコニコしてるけどね…。」
ソニック:「え…?」
《続く……》
Sunky:「ボクはいっぱい悪いことしってる!!誰かをきずつけてころすほうほうだって!!うまれてからずっとしってた!!ボクがいたから、みんながきずついたんだ!!ボクなんて……っ」
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