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明日は、11月5日。
翔太の誕生日
俺が、1番におめでとうって言うんだ。
絶対ね
<次の日>
早く目覚めてしまったな。まだ朝の5時
翔太は起きているか分からないけど、8時頃には家に向かおう
ブルルル…ブルルル
電話?こんな朝早くから?
誰だろう…
翔太…??
翔太「涼太、助けて…」
血の気が引いた。
翔太に何があった。何かさせたやつがいたら
俺が許さない
「わかった。すぐ向かうから待ってろ」
俺はすぐタクシーを呼んで翔太の家に行く
翔太の家に着いた。
騒がしいことはなにもなさそうだが、
ピンポーン
「翔太、どうした?俺涼太」
翔太「待ってたよ。涼太」
あれ…?助けを求めていたはずなのに
とりあえず、入ってみよう。
翔太「涼太、誕生日おめでとう」
…え?
今日は、お前の誕生日だろ?
寝ぼけてるのか?
「今日は、翔太が誕生日だろう?」
翔太「それ、毎年言ってるから。いい加減自分の誕生日覚えてよ」
どういうこと…?
「どういうことだよ、」
翔太「今年も同じこと言ってるわ笑」
翔太「今年も最初から話してやるよ」
5年前の秋_
今日は俺、渡辺翔太の誕生日。
夜、涼太とご飯を食べに行くのが楽しみすぎて今日までなかなか寝れなかった。
だって、昔からの仲だし、俺にとって、
1番隣にいて心地いい存在だから。
マネージャー「大変です!宮舘さんが!急いで𓏸𓏸病院へ向かって!」
嫌な予感がした。血の気が引いた。
涼太に何があった?
何かさせたやつはタダでおかない
俺は急いで病院へ向かった。
「涼太は!どこにいるんだ!」
俺が1番最後に着いたようだ。俺は最低だ。
みんなの所へ行って様子を見ると、俺は一気に目の前が暗くなった。
深澤「舘さん、なんでだよ、」
康二「俺の、舘を、返せ…グスッ」
みんな、何言ってるんだよ。
涼太は絶対生きてる
医者「14:59分ですね、宮舘涼太さんは息を引き取りました。」
医者 「手続きはこちらで行いますので、皆さん待合室でお待ちください。」
…
今なんて言った?
夢だよな?
俺は目の前が真っ暗になって、涼太の前にずっと立って俯いていた。
涙も出てこなかった。
涼太は、交通事故で亡くなった。
ご飯食べに行く約束、果たせなかった。
でも、自分の誕生日なんかどうでもよかった。
俺がもっと早く会っていれば…
涼太、ごめんな。
「それから毎年ずっと成仏できていなくてお前の誕生日の日に俺の家に来てなぜか俺におめでとうって言ってるんだよ。」
宮舘「そうだったのか。翔太、ごめんな」
去年と同じ言葉、
「でも俺、毎年この日が楽しみで涼太の誕生日の日はずっと家に居るようにしてるんだ」
「毎年会いに来てくれるのが楽しみでさ」
まだ涼太は俺の事を忘れていないんだ。という気持ちになれて、そのおかげで俺は前向きでいれるんだ。
宮舘「翔太の家の周り、桜が綺麗だね。」
そう。いつも涼太が来てくれる時には、桜が満開に咲いている。
3月25日、素敵な誕生日だよ。
「5年前、俺たちが叶えれなかった事、覚えてる?」
宮舘「夜ご飯食べに行くことだよな。」
今年も覚えてくれてた。
「俺の家で食べていきな。」
そう言った途端、
涼太は桜の花びらが散るように、
消えていった。
「今年も願い、叶えられなかったね。」
「でも大丈夫。これからはずっと一緒にいるから。お前のこと、1人にしないから」
そう言って、俺はすぐマンションの屋上に行って上から飛び降りた。
宮舘「翔太、ご飯食べに行こうか」
ーENDー