花火

花火　👑×🍵

みことside

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あっ花火始まったよ！

…綺麗だね

おっとりした口調ですちくんがほほえむ。

っやばいかわいい…

でもそんなこと表になんて絶対出せない。

ほんとのこと言っちゃったらすちくん、きっと困るから。

きれー！

だから俺もにっこり笑って返す。

花火なんてちゃんとみたの、いつぶりだろう。

すちくんとじゃなかったら来てなかったかもしれない。

俺、来年もすちくんと花火みたいなぁふたりで…

えっ…///

あっえっあのっ///いやっちょっ口すべった…///

しばらく花火に見入ってたら思わず口にでてしまっていた。

あぁ〜〜〜もうはずかしい、、

こんなもろにあなたのことが好きですみたいなこと、言っちゃうと思わなかった。抑えてたのに…

ご、めんわすれて…

……。

すちくん俯いてるよ、あー引かれたよな、、

あせって話題を変えようと口を開く。

そっ、そろそろクライマックスかな？！

急に花火たくさ…

みこちゃん

ほぇ？

めずらしく人の言葉を遮るから反射的にとなりのすちくんを向く。

俺をじっとみつめる瞳とぶつかる。

ドキッて胸が高鳴る。

恥ずかしさと緊張でいっぱいなのに、なぜか目をそらせない。

みこちゃん、俺も。

えっ

ふっと目の前が暗くなって唇に温かい温度を感じる。一瞬なんだかわからなかった。が、だんだん頭が回ってきて一気に顔が火照る。

俺、すちくんにキス、されてる…

すちくんのほうが背が低いから、たぶん背伸びしてくれてるんだ…やばいめっっちゃかわいい///

すちくんが愛しくてドキドキしすぎて唇を離されても動けないでいた。

けど唇を押さえて目線を外すすちくんをみてたらもう自分の気持ちを抑えられなくなった。

すち…

すちくんの腰に手をまわして引き寄せ、そっと頬に触れる。無意識に呼び捨てさえしていた。

熱っぽくなったすちくんの目を改めて見つめる。

あぁ、やっぱり俺すちくんのこと好きだな…

そっとすちくんの唇にキスを落とす。

自分でも自分からキスなんてびっくりしてる。

でもこの気持ちを伝えたいって思ったんだ。

ぎゅっと背中に手を回してくれるすちくんもおなじ気持ちならいいな…なんて。