⚠️注意事項・妄想強め
・捏造注意
・ゲーム設定や皆の性格は変わらない
・いじめ描写あり(主にいじめられるのが主人公と監督生)
・主人公はnot監督生のセーラです
・うちのオリキャラ達(監督生含め)出てきます
・学園長はオリキャラのメビウスでクロウリーは学園長の秘書
・結構暗い
・前作の悪女など使われている(前作→悪の花と強き信念)
・流血表現があったりなかったり(なくても悲惨かも)
・ハッピーエンドは確実なのでご安心を
それでもいいならどうぞ!
ー次の日ー(ロゼッタ仮入学 4日目)
〜オンボロ寮 玄関〜
瑠璃「待って、セーラちゃん!(セーラの右手首を掴んだ)もうダメだよ。これ以上はセーラちゃんが壊れちゃう…」
セーラ「大丈夫…大丈夫だよ…」
瑠璃「ッ…」(離した)
セーラ(行った)
瑠璃「…」
桜「どうしたの?」
瑠璃「…怖かったの。これ以上傷ついて欲しくないっていう思いとセーラちゃんの瞳がまるで闇のようで怖い思いが板挟みだったの…」
桜「…セーラちゃん…」
〜メインストリート〜
セーラ「…」
イデア「ねぇ」
セーラ「…」(足を止めて顔をあげた先にはアム、シルディ、ハルト、シエル以外のイグニハイド一同がいた)
イデア「不快なんだよね。人いじめて楽しい?」
クリス「お前はいい奴だって信じてたのに…」
アテナ「見損なったよ」
アニムス「本当酷いよ…」
イデア「もう僕達に話しかけないで」
セーラ「…分かりました。では」(横を通り過ぎた)
アテナ「ビクッ」
イデア「?アテナ?」
アテナ「いや、なんか瞳が闇の化け物のように見えました…」
イデア「え…?」
アム「…」(遠くから見ていた)
〜教室〜
アム「あの〜」
トレイ「ん?確かアムだったな。どうした?」
アム「リンネさん、いませんか?」
トレイ「リンネ〜」
リンネ「ん?アムか。どした?」
アム「少しお話しが…」
リンネ「…分かった」
〜中庭〜
アム「実はセーラちゃんの様子が…」(メインストリートであった出来事を話した)
リンネ「…そうか…。分かった。教えてくれてありがとな」
アム「はい。では、失礼します」(行った)
リンネ「…マズイな…」
ー昼休みー
〜教室〜
机の上に手紙が置いてあった
セーラ「!またか…」(手紙を開けて読んだ)
“セーラ・アクウェリアスさんへ 話があるので、放課後監督生さん達を連れて校舎裏の森へ来てください”
瑠璃「また?」
桜「今度は誰でしょう?」
セーラ「…少し出る」
波音「え?」
妃織「セーラくん?」
琥珀「どこ行くの⁈」
〜廊下〜
周りに誰もいない
セーラ「…メテア」
メテア「はっ!」(急に現れた)
セーラ「頼みたい事がある」
ー放課後ー
〜校舎裏の森〜
セーラ「…来ましたよ。ポムフィオーレの方々」
目の前にはハウ、ヴァン、ベノ以外のポムフィオーレ一同がいた
妃織(あれ?ルーク先輩が見当たらないような…)
セーラ「なんのご用で?」
ヴィル「アンタ、よくいじめなんて醜いことできるわね。ありえないわ」
ダイアナ「本当酷い…」
フェル「ロゼッタさん、可哀想…」
シーナ「優しい人だと思ったのに…」
ローゼ「見損なったよ…」
シンファ「監督生さん達も見損なったよ」
エペル「友達と思ったのに…」
妃織「ッ…」
ヴィル「話しかけないで頂戴。醜さが移るわ」
セーラ「…分かりました」
どこからか矢が飛んだ
瑠璃「ヒィ!」
琥珀「矢が飛んできた⁈」
桜「!まさか」
セーラ「やっぱり。皆、走れ!」
監督生達「ッ!」(セーラと共に走り始めた)
ルーク「ふふっ、逃がさないよ」(木の上から矢を放った)
瑠璃「ッ!」
セーラ「はぁー!」(魔法で生み出した剣で矢を斬った)
ポムフィオーレ一同「⁈」
セーラ「早く!」
監督生達(頷き、また走り出した)
ルーク「!逃がさない!」(再び矢を放った)
妃織「きゃっ!」(転んで矢に当たりそうになる)
瑠璃、桜、波音、琥珀「妃織ちゃん!」
セーラ「ッ!」(間に合わない…!)
妃織(誰か、助けて…)
メテア「ミャーーーー!!」(雄叫びにより、矢が吹っ飛んだ)
監督生達、ポムフィオーレ一同「⁈」
セーラ「ミーティア!」
メテア「ミャウ!」(ライオンに化け、監督生達を乗せて走り出した)
セーラ(同じく走り出した)
ヴィル「!ルーク!」
ルーク「ウィ!」(再び矢を放った)
妃織「!」(あ、当たる…!)
セーラ「ッ!」(身代わりになって左肩に矢が刺さった)
監督生達「⁈」
ポムフィオーレ一同「!」
メテア(足を止めた)「ガウ!」
セーラ「止まるな!走れ!振り返るな!!」
メテア「ッ!…」(走り始めた)
セーラ「ッ…」
ルーク「醜いものは嫌いでね」
セーラ「…だとしても勝手な制裁は罪ですよ」
ルーク「…トドメだ」
セーラ「…」(目を閉じたその時にたくさんの煙が出てきた)
ポムフィオーレ一同「⁈」
煙が晴れた時にそこにはセーラはもういなかった
エペル「え⁈いつのまに…」
ヴィル「逃げられたようね」
ルーク「ああ。しかも、気配を消すだけじゃなく、足跡や音、匂いそれすらもなかった。まるで予想していたように、ね」
〜オンボロ寮 泊まり部屋〜
リンネ(セーラをベットに寝かせた)
アナスタシア「ここからは私に任せて」
リンネ「ああ、頼む」
〜オンボロ寮 談話室〜
メテア「リンネ!ありがとう、助かったよ」
リンネ「いや、メテアが報告しておいてくれたおかげだ。こちらこそありがとな」
メテア「うん。…でも、ごめん。守れなくて…」
妃織「メテアちゃんを責めないであげてください!私が丸腰だったので、」
リンネ「別にお前らを責める気も怒る気もねぇよ」
妃織、メテア「え?」
リンネ「俺は悔しいんだ。確かにアイツらがやった事はムカつく。だけど、俺は未然に防げなかったし、頼って欲しかった。だから悔しい…」
メテア「…セーラ、こう言ってた。リンネに頼まないの?って聞いた時にリンネの立場上、私を助けるのは難しい。でも、頼りないんじゃない。ただ状況的に頼りにくいだけだって」
リンネ「…」
メテア「だからリンネ。リンネはセーラの望みを全面的に叶えて欲しい」
リンネ「え…?」
メテア「セーラ言ってた。リンネはたまに行き過ぎた忠誠心はあるけど、頼れる相棒だって。今の状況で頼める事は少ないけど、その分断罪を必ず成功させて欲しいって。だから、リンネはセーラのその望みを壊さないで…」
リンネ「…分かった。(メテアの頭をポンポンした)俺は必ずセーラの望みを叶える。本当なら盾として守りたいが、アイツの望みなら仕方ない。それにセーラの側には剣として立派な奴が目の前にいるからな」
メテア「!リンネ…」
リンネ「頼んだぞ、メテア」
メテア「うん!」
アナスタシア「治療、終わったわ」
リンネ「!どうだ?」
アナスタシア「とりあえず止血とかしたわ。でも、まさか毒が仕掛けられていたとは…」
監督生達「毒⁈」
グリム「ふなっ⁈なんでそんなもんがあったんだゾ⁈」
リンネ「ヴィルのユニーク魔法、だな」
アナスタシア「ええ。あの矢の先端に呪いが付与されていたわ。恐らく矢に刺さった者は毒のように体が苦しむってところでしょう」
瑠璃「そんなの犯罪の域を超えてるじゃない…!」
リンネ「それほど奴ら全員狂いやがったんだ。あの糞女のせいで」
アナスタシア「こら、リンネ。口には気をつけなさい。一応セーラは体の本能的にその呪いは解呪されて毒もないわ。でも、あの矢の傷は流石に残っていたし、トレイくんのユニーク魔法もあって今発熱状態よ」
桜「え⁈見てあげないと」
アナスタシア「ええ。それで監督生さん達にお願いがあるの」
波音「なんでしょうか?」
アナスタシア「セーラの看病を頼みたいの。流石に私達だと怪しまれるからね。あ、学園長には許可をちゃんと貰うわ」
琥珀「だけど、授業が…」
メテア「大丈夫!(グリムを抱っこした)メテアとグリムにお任せ〜」
グリム「ふなっ⁈なんでだゾ!」
メテア「だって噂の事、偵察隊から全部聞いたよ。その噂の根本はロゼッタ、セーラ、監督生達だけでグリムは言われてない」
リンネ「!なるほどな。確かにグリムの立ち位置はセーラ達に騙されたかどっちが正しいと検討してるみたいな状態。逆に休んだらセーラ側と悟られる」
メテア「そうそう。それにメテアはオンボロ寮に通いながら唯一あっちにとって仲間と思われてる人物。ね?適任でしょ?」
グリム「嫌なんだゾ!俺様もセーラを看病するんだゾ!」
リンネ「とか言って休みたいんだろ」
グリム「それはあるけど…俺様セーラに良くしてもらって何も返せてないんだゾ…」
妃織「グリム…」
メテア「…グリム。(降ろして目線を合わせた)確かにグリムの気持ちは分かる。だけど、これはグリムがセーラへの恩返しの一部になるんだよ」
グリム「ふな、そうなのか?」
メテア「うん!だって、さっき言った通りにしたら、監督生達は勉強の遅れは無くなって敵も油断する。それはつまり作戦成功の一歩であり、セーラの望みは叶えられる」
グリム「!」
メテア「あと個人的な事なんだけど、番(つがい)であるメテアとの時間多く取れる。一石二鳥ならぬ三鳥だよ」
グリム「分かったんだゾ」(即答)
リンネ「即答かよw」
監督生達(ある意味チョロい…w)
アナスタシア「では、明日は2人が監督生さんの分の授業をしっかり取るのね」
メテア、グリム「うん!/おう!」
リンネ「一応ロゼッタ・イーブルの動向を監視は続けよう。もしかしたらまた良からぬ噂に尾鰭(おびれ)を付けるかもな」
アナスタシア「そうね。確か最初は頬を叩かれた。監督生さん達からの罵倒、水をかけられた、でしたっけ?」
リンネ「あとオクタの後からセーラに足をかけられ転ばされた、しかも毒を盛られたって噂がなってる。普通可笑しいだろ」
アナスタシア「ええ。特にアズールくんはわざわざユニーク魔法を使ってまでセーラに契約書を書かせた。その内容は確か…」
メテア「絶対にオクタとロゼッタ・イーブルに近づけないって契約だよ」
リンネ「ああ。もし噂が本当なら契約違反したってなるのに。気づかないなんてどこまでもアイツらの頭はおめでたいな」
メテア「本当本当。特にオクタが気づかないと」
アナスタシア「そこまで薬中毒になっているんでしょうね」
リンネ「だとしても俺たちは慈悲を与えない。絶対あの女含めアイツらも地獄に叩き落としてやる」
アナスタシア「ええ。とりあえずドラゴンファングとクリスタルアイに監視強化をお願いしておくわ」
リンネ「ああ、頼む」
ー夜ー
〜オンボロ寮 泊まり部屋〜
セーラ「…ハァ…ハァ…」(熱で少し息が荒い)
リンネ「…(近くに行き、セーラの左手を両手で持った)セーラ。俺たちがついてるから安心しろよ…」(静かに涙を流した)
ー次の日ー(ロゼッタ仮入学 5日目)
〜オンボロ寮 玄関〜
グリム「じゃあ、行ってくるんだゾ」
瑠璃「うん」
メテア「監督生達。セーラをお願いね」
桜「任せてください」
波音「気をつけてくださいね」
メテア、グリム「うん!/おう!」
メテア「んじゃ、行ってきます!」
グリム「行ってくるんだゾ!」
監督生達「いってらっしゃ〜い!」
“彼ら(リンネ達)にとっての長い1日が始まった…”
〜to be conteneu〜