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水 side
「…ぁ、…えっ、と…」
「………?」
言葉が出ない 。運命の人だと確信したとは いえ、一応「他人」なのだ 。
声のかけ方が分からない 。
「いむくん、どうしたん、?」
「ぁ、…しょう、ちゃん、」
「その…、なんて、声掛けたらいいのか…笑」
「ぁ〜ね、?」
「一応言っとくけど、プランツドールって愛情を沢山、たっくさんあげるとか、そういう事がない限り喋らへんのよ 。」
「とはいえ、まずいむくんがその子をどうしたいか、決めなきゃいけんよ 。」
「…、?」
「ぁ〜…プランツドールくん、一旦こっち来てぇや 、腕、直さな、」
うわ、ほんとに歩くんだ……
どうやって歩くようにできるんだろ…
「いむくん、僕この子の腕直してくるから、ココア飲んで待っとってや 。」
「多分すぐ終わるけど、この子どうするかちゃーんと決めときや?」
「ぁ、うん、分かった 。」
……僕にプランツドールを育てる資格なんてあるのだろうか 。
というか、僕の家に迎えても、仕事で家を空けるし、…それに…
枯れちゃうんだよね、愛を与えないと 。
……あの子、凄く綺麗だった 。
……運命を感じた 。
だからこそ…幸せになって欲しい 。
………僕はあの子の笑顔を作ることはできない
僕は机に伏せた 。
「もぅ、…わけわかんなぃ…っ、」
僕はそのまま 、眠りについた 。
青 side
白髪に腕を直すと言われて作業室に来た 。
ちゃんとほとけが拾ってくれた俺の腕をくっつ
けてくれているようだ 。
とはいえ 、とても暇だ 。
俺はほとけにしか興味ない 。
腕なんて直さなくてもいいから早くほとけに会いたい。
ぁ、でも両手で抱きつくことが出来ないのは嫌だからやっぱ直してもらいたい 。
…思ったことを口に出せないから、ぎゅって抱きつくと抱きしめてくれる…それが好き 。
………もぅ、…過去を考えるのはやめよう。
泣きたくなる 。
たとえ俺が俺じゃなかったとしても…
ほとけはほとけ 。最期まで愛す 。
また…後悔するのは嫌だ 。
白 side
プランツドールくんの腕、目が覚めた後に直すと痛いかな…とか考えていたけど、そんな事も無さそうやな 。
…ほんまに整った顔…
いむくんには、この子をどうするか考えろ、と言ったけど、迎えてもらえないのは結構困る。
この子はいむくんが運命の人だ、と目を覚ましたから、いむくん以外には懐かないだろう。
まぁでも、ミルクや砂糖菓子…ものすごい財力が必要になるから、そう簡単に迎えます!とは…言えへんのよなぁ…
…プランツドールって難しいな 。
プランツドールくんの腕を直して、店の方に戻ると、いむくんは寝てしまっていた 。
「ぉーい、いむくん、?」
「…ん”ぅ…」
「ぉ、起きた。おはよ、いむくん。」
「ぉ、はよぅ、?」
「腕、直ったで 。」
「ぁ、そうなんだ …というか、なんでその子腕壊れちゃってたの?」
「ん〜…それがよく分かっとらんのよな。でもまぁ、いむくんが拾ってきてくれて、こうやって直せたからいいかな。」
「…そっか 。」
「そうだ、いむくん。この子、どうするかちゃんと決めた?」
「うん、決めたよ 。僕、この子のことお迎えは出来ないかな。」
「ぇ”…なんでや、?!この子、いむくんが運命の人やって目覚ましたんやで、?!」
「けど、愛をあげなきゃ枯れちゃうんでしょ?僕は仕事もあるし…それに、ミルクとかよくわかんないし…」
「大丈夫やって、!僕もサポートするし、!どうしてもの時とか、僕んとこ預けてくれれば…」
「…なんで、」
「なんでそんなに僕がこの子を迎えなくちゃいけないみたいな感じ出してんの?!」
「僕、僕は、っ、あぃとか、…よく、わかんなぃ…まともに育ててあげられないっ、!!」
「それに、っ、もう…つかれたの…っ”!!」
いむくん、こんなに怒るんや。 …とはいえ、
これは伝えておかんとダメやな 。
「いむくん、一旦落ち着いて、?」
「落ち着くもなにも…っ、お前のせいでこうなってんだよっ”!!!!」
「黙れ…っ”…僕の事…なんっ”もわかってない癖に…っ!!!」
「っ、…ぃむくっ、!!」
「ほとけ。」
「っ、ぇ、?」
本来、基本的に話すことのないプランツドールが、まだ愛を与えられていないのに喋った…?
嘘だ 。僕疲れてるんや…笑
…なんか目眩がしてきた気がする
「いむくん、俺、裏行くな 。その子と少し話しとってや。」
「あと、ひとつ忠告しとくけど、目を覚ましたプランツドールを迎えないってことは、誰かの命を奪う…それと一緒やからな。」
「………」
なんやねん、さっきまであんな怒ってたんに。
僕は返事をしないいむくんを置いて作業室のベットで眠った 。
episode 8 ↻ 終