二人が付き合いだして数ヶ月。たまに口喧嘩もするけど、幸せで穏やかな毎日を過ごしていた。
しかしyaは悶々とした気持ちを抱いていた。
(キスしかしてないけど、付き合ってたら…そーゆーこととか、するもんじゃないのか…?)
二人きりの時は抱きしめ合ったり、優しいキスをしたり、未だに恥ずかしいけれど、それなりに触れ合っている。
それだけでも充分幸せなのに…
(やっぱり俺が男だから、ダメなのかもな…)
以前抱いていた不安が、また頭を擡げていた。
「yaくん」
「ん?」
風呂上がりに水を飲んでいたyaに、urが声をかける。
「今日さ、一緒に寝ない?」
「えっ」
「俺も風呂入るからさ、、俺の部屋で待ってて」
グラスを持ったまま固まるya の頭を撫で、urは浴室へ入って行った。
自分の枕を胸に抱き、urの部屋に入る。
広い部屋の隅には、スケッチブックや画集画材が積み上げられていた。
ベッドに腰かけると、ふわりとurの良い香りがした。
心臓が高鳴る。
期待していたくせに、緊張で吐きそうなくらいだ。
そうしているうちにurが部屋に戻ってきて、とうとう逃げ場がなくなった。
「おまたせ」
「さ、寝よっか」
「ぉ、ぉぅ」
「?」
「おやすみ」
yaをそっと寝かせるとurは優しくキスをし、そのまま目を瞑った。
ダブルサイズのベッドの上。
手を伸ばせばすぐにurに触れそうな距離感で、行き場のない手を胸に抱く。
urの柔らかいシャンプーの香り。
緊張も相まってくらくらする。
目を瞑ると余計意識してしまって、心音すらもurに聞こえてしまってるのかもしれない。
「…」
「…」
「…」
「…yaくん」
心臓が飛び上がった。
「な、なに?」
「何考えてるの?」
urは上体を起こし、片肘をつけてyaに顔を近づけた。
片方の口角をあげて見つめるurに、必死に冷静を装うya。
「な、なにが?」
「俺とセックス、したい?」
「…!!」
悶々としていたことも、期待していることも、バレていた。
そうだ、urには(ttにも)全てお見通しなんだ。
思わず目を逸らしたが、 この動きからもurには心を読み取られているのだろう。
ごまかせない…素直に伝えよう。
「…し、たい」
「不安だから」
「やっぱり男だからダメなのかなって…」
「はぁ〜」
urはため息をつく。
「俺だって我慢してたんだよ?yaくんを大事にしたかったから。なのにいつも、キスだけ、、?て顔するしさ」
「ほんと、素直じゃないね。でも伝えられてえらい」ヨシヨシ
「…優しくする」チュ
「んッ!」
yaにそっと覆い被さり口を塞いだurは、舌でくちびるをこじ開けてきた。
そのまま舌を絡め、yaの口内を動き回る。
クチュ、チュパ …
「〜〜〜!」
息をしていいのかわからず、止めたままurを受け入れる。
くちびるが離れた時には、すっかり惚けてしまっていた。
「ハァ、ハァ、、」
「…お前ってほんと可愛いね」
口を手で拭ったurは、手早くyaのパジャマを脱がせてしまった。
自分のスウェットも放り投げる。
「…はずい…」
「見せて、yaくんの全部」
yaはチラリとurの体を見る。
引き締まった胸や腹、首元には自分と同じネックレス。
見惚れているうちに、urはyaの手をどかした。
「あ」
「ほそ、、ちゃんと食ってんのにな」
首元や胸をなぞるように舐めるur。
鳥肌が立ち、腰が浮く。
「あッ、、ハァ、、ンンッ」
首にも、胸にも、いくつも印を残す。
そのうちに胸の突起にたどり着いた。
ペロッ
「ふ、アッ」
フルフル
「yaくん、どう?言ってよ」
「ンッ‼︎」ビクンッ
体が跳ね上がる。
おかまいなしに、突起を吸い、舌で転がし、指で弾き、刺激される。
「ぁ、や、そこ、、、気持ち、いい…ッ」
「プハ、、ちゃんと言えるじゃん」ヨシヨシ
「もっと気持ち良くしてやるよ。 ここ…ほぐすよ」
urは指を舐めると、yaの秘部に伸ばした。
入り口をなぞり、細長い指をゆっくりと沈めていく。
「、、ッ、はい、るぅ、、!」
「痛くない?」ツプツプ…
「ぁ、なん、か、変な感じ、ィッ、、」
「もうちょっとだから」ツプツプ…
ツプン
「ンゥッ!」
urの指を全て飲み込んだ。
痛くないかを何度も確認し、urは指を馴染ませるように、ゆっくりと掻き回す。
「、、ふ、、ぁッ、、ぁぁッ!」
しばらく掻き回したり、ゆっくり抜き差ししたり、指を増やしたりしながらほぐした。
yaは潤んだ瞳のまま、声を漏らさないように必死で手で口を押さえている。
その様子をurは無言で見つめていたが、自身の昂りを抑えきれなくなっていた。
(…無理)
「yaくん、自分で擦って、、」
urはyaの口元にあった手を取り、モノを握らせる。
その上から手を重ね、一緒に素早くしごいた。
「あァッ!urッ、ゃッ!で、出るぅ、、!」
きつく締め付ける秘部に挿し込まれた2本の指も素早く出入りする。
yaは高まりを感じ、無心で擦り上げた。
「yaくんが自分でシてる、、やべぇ興奮する、、ほら イけよ、、!」
yaの肛門から指を一気に引き抜いた。
ジュポンッ
「んぁぁッ!!ッ!!」
ビュルッピュッピュクッ…
久しぶりの、しかも愛するurの前での射精による光悦感にボーッとしているya。
その体は汗と精液で濡れている。
yaのそれはへにゃりと萎んでいるが、先端からは粘液が弱々しく噴き出していた。
その様子を見ていたurも、鼓動が早まり肩で呼吸をしていた。
(ヤバい、めっちゃ興奮する)
(負担がないように抱くつもりだったのに、俺の方が余裕ないって…)
脱力したyaの脚を両肩にかけ、urは秘部にモノを当てた。
「、、yaくん、、、挿れるよ、、、」
「うぁッ!」
すでに柔らかい秘部の粘液により、抵抗なくズブズブと沈み込んでいく。
「ぅ、ぁ、ぁぁ、、」
根元まで挿入された頃には、yaのモノも再び立ち上がっていた。
「、、、大丈夫?痛くない?」
「ぅ、ん、、ッ、ur、、は?」
「気持ちよすぎ、、 動くね」
ゆっくりとした腰の動き。
urは時折動きを止め、yaの様子を伺った。
少しずつスピードをあげていく。
気づけば、かなりの強さでyaに腰を打ちつけていた。
「ごめん、、ッ、yaくんッ、俺余裕ない、、、ッ」
バチュッ!バチュッ!バチュッ!バチュッ!
「あッ!ァッ!アァッ!urッ!んッ!」
「、、、ッ、yaくん、、ッ!男とか関係ない、、ッ、お前が欲しかったんだよ、、ッ」
「u、rィッ!す、きッ!もっ、とぉッ!」
urの首に腕を回したyaは、urのくちびるに吸い付いてきた。
「!」
(お前ってやつはまじで…ッ)
バチュバチュバチュバチュバチュ!!!!
「ん〜〜〜〜〜〜ッ!!!!♡」
「ッ!!」
バチュンッ!!
「〜〜〜〜〜〜〜ッ!!♡♡♡」
ビュクッ!ビュクッビュクッ
「、、、、ッ」
ドクンッ!ビュルッビュルッ
くちびるを離し見つめ合う二人は、心地よい気だるさを覚えながら抱きしめ合った。
先に目を覚ましたのはyaだった。
隣には裸のまま眠るurが、寝息を立てていた。
あんなに汗をかき白濁液を浴びた体はサラリとしている。
urが拭いてくれたのだろう。
ベッドのヘッドボードには未開封のペットボトルが二つ並んでいた。
それを飲もうと静かに起き上がったyaは下腹部に違和感を覚えた。
少しだけ痛みがあるが、urに抱かれた証だ。
男だけど、俺だから愛してもらえた。
抱えていた不安は、urが消してくれた。
urの顔にかかる長い前髪を指で分ける。
うっすら目を開けたurは優しく微笑むと、そっとyaの手を引いた。
end.
コメント
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こっちも見にきました! やっぱり言葉の表現が全てうまくて、素敵で… もしよかったら、いくつか教えてもらっても…?これで年下だったら、自分死にます…笑
作品全て見ました!書き方や表現の仕方がすっごいオシャレで魅入ってしまいました(笑)フォローも失礼します!