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今だって、そうだ。


勢いよく吹いた風に向かって、

私はそっと呟いていた。


「大人になんて、なりたくなかった」

もしできるなら、

ずっとあのまま、未成年でいたかった。


戻りたい。

未来を深く考えなくてよかった頃に。


それでも、

あのときの私は、

明日に向かって歩き出していた。

一歩ずつだったけど、

ちゃんと前に進んでいたのだと思う。


胸が、少し痛んだ。

思い出の後には、

決まってこの、癒やされない痛みが残る。


今が、まさにそうだった。


言い残した、たった一つの想いを、

あの人に伝えたい。


それだけなのに。


別々の道を選んで、

もうずっと離れてしまったけれど、


あの人のことだけは、

頭の片隅から消えてはくれなかった。


そっと目を閉じる。

懐かしさのその先

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