1話を出してどのくらいたったんでしょうぬか…🐏
覚えてないですぬ((((
はい、と言うことなんですぬよ🐏🙃
すみません、結構待たせてましたよねえへへへ()
はい、反省踏まえて長めにしますぬ🐏👍
満足いくかどうか分かりませんぬが(マンゾクシテクダサイ)きっと皆様が満足いくであろう程よい長さだと思うんで!!
長話は後にして、早速始めましょうぬ🐏✨
太宰は困った。今日まで生きて22年。人生最大の窮した事態に陥った。
何故ならば、目の前に映る自身の姿が夢のような嘘のような姿に成り変わっていたからだ。
果たしてこの世界で猫になる事は有り得るのか…応えは簡単。有り得る。有り得たのだ。
実際、昨日の彼の男の仕業だろう。どのような手法であの様な薬を作ったのかは不明だが、太宰が猫になったのはあの薬のせいだろう。こうなった原因は直ぐ解決出来たものの、だ。
(どうしたものか…わたし、探偵社に行けないよね)
そう。現に今、太宰は猫である。いつもの様に出社してみてはどうだ?
屹度、追い出されるに違いない。猫だから。
(ん…?否待てよ……福沢社長なら行けるかも知れない!……そう云えば、明後日まで出張だったなぁ。。。)
現実はそう甘くは無いらしい。
(はぁ、もう一層此の儘サボろっかなぁ。どうせコレだし)
太宰はそうと決まればと、洗面台から飛び降り、布団へ戻る。早くもこの姿に慣れた太宰は躰を包ませる様に小さく丸まり、其の儘眠りに落ちた。
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暫くしてだろうか、玄関から微かに扉を叩く音が聞こえた。
(んん…もう、折角気持ち良く寝てたのに…)
寝起きで少々不機嫌に成りつつも、躰を伸ばして一つ欠伸をしてから玄関に向かう。
誰だと思いつつ耳を澄ませば。
「太宰さぁん!!居ます?居たなら早く出てきて下さいよぉ…!国木田さんがそろそろ限界に達しますってば!」
太宰の部下の中島であった。聴くだけでも分かる。何処と無く焦っている様子だった。
(敦君かぁ…参ったな、どうしようか)
どうにも出来ないのは見て当たり前だ。矢張り居ないということにして帰ってもらおうか?それとも…と考えていた時、ガチャと何かかが開く音が聞こえた。
「あ、開いた」
(ええぇ、開いたじゃないよ敦君…可笑しいな………あ、昨日鍵閉めるの忘れたまんまだった)
うむ、私の失態だな。と思っていたら目の前の中島と眼が合う。
中島は不思議そうに太宰を見つめていた。まぁそう感じるのも可笑しくは無いだろう。なんたって猫が居るのだから。
「猫…?太宰さんって猫飼ってたっけ」
うーんと唸る中島を置いて太宰は自身だと中島に伝える為猫になって初めて声をあげる。
「みゃぁ」(私が彼の太宰治だよ敦君)
矢張りであったかぁ、と内心失望する。猫だからと思っていたが、喋れることは出来るかもと微かに期待してしまっていた。流石に無理である。
「…太宰さんなんですか?」
何と云う事だろうか。伝わった。伝わる事が出来てしまったのである。
「みゃぁ!」(そうそう私が太宰だよ!)
「えぇ!!本当ですか!?え、え、え…?」
ネコ科同士伝わるものは伝わるのだと太宰は感心したのであった。
「みゃ、にゃぁ」(とりあえず、私を抱っこしてくれ給え)
「は、はい!」
中島は太宰の腹に手を回して抱き抱える。
「それで、その、探偵社へ向かいます?」
「みゃ」
「はい」
中島は太宰と共に探偵社へ向かった。
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「すみません、只今戻りましたぁ〜…」
ソソソ…と遠慮気味に戻ってきた中島は背中に冷汗で寒冷を感じ、前は太宰の腹の暖かみで温暖を感じる。背中と腹での寒暖差がある。あり過ぎる。
そんな怯えた中島の元へドカドカと駆け寄ってくる足音が一つ。其れは中島が怯えていた主な原因の一つである人物。
「あぁぁつぅぅしぃぃ…、太宰の姿が見えんがどういう事だ!!!」
「ひっ…!ち、違うんです国木田さん!!」
「あぁ!?何が違うって云うん………だ」
臆病に成ってしまった中島はつい、無意識裏に太宰を盾にするかのように国木田の前に出してしまった。あ、と中島も太宰も思った時にはもう遅く国木田は猫(太宰)をじっと見つめている。
「……なんだその猫は」
「あ、んんと、えぇと…そのォ…」
「なんだ、何勿体ぶってる」
中島は太宰にどうしようかと問いた様な目を向ける。また、太宰も太宰でどうしたものかと考えた。
(うーん、…取り敢えず伝えてみるのも悪くは無いな…)
「みゃぁ」(国木田君に私だって伝えて)
「え?あ、はい…その、この猫、太宰さんなんです」
「…は?」
国木田は不思議に猫(太宰)と中島の顔を交互に伺っている。不思議そうに見つめているがそう思っても可笑しくはないだろう(2回目)
「敦、お前も太宰に似てきたな。遂に可笑しい事を云ってしまった…。巫山戯てないでさっさと彼の唐変木を連れて来い!其の猫は外にでも放っておけ」
「いや、だから…その、、ほんとに太宰さんなんです!!」
中島はやけくそに太宰(猫の姿)を国木田に押し付ける。
「ぶっ…敦、取り敢えずその猫を近づけるのは止してくれ」
「あ、済みません…」
「…まぁ未だ何が何だか分からんが、其奴は太宰と云ったな…、本当か?」
「はい!」
「みゃ」
「…太宰、なのか?」
「み」
「ほんと、う…なのか?」
「みゃぁ〜!」(そうだって云ってるってば〜)
「」
「国木田さん?!?!」
国木田は本当に太宰だと確認し受け入れたの迄は見て分かったが、その瞬間国木田は後ろへ派手な音をたて倒れた。
国木田は太宰の事で頭がキャパオーバーしてしまったのだ。
「派手な音がしたが何かあったのかい?」
はわわと慌てていた中島(太宰はあらまぁと能天気に国木田を見つめていた)に、奥から誰かが伺って来た。
「は!与謝野さん!」
正体は同じ社員の与謝野だった。
「おやおや、国木田の奴何があったんだい?倒れているが…」
中島は先程迄の出来事を与謝野の伝えた。
「あっはっはっ!そりゃぁ面白い事に成ったねぇ太宰」
予想外にも与謝野はすんなりと受け入れた。
「みー…」(何処が面白いのか分かりません)
「不服そうですよ与謝野さん」
「おや、それは済まないね。取り敢えず、国木田の奴を起こしてやりな」
「あ、はい!」
中島は与謝野の云った通りに国木田を起こした。
「は!って敦か」
「妾も居るぞ」
「与謝野女医!」
「吃驚しましたよ国木田さん…」
「ぁ!そう云えば太宰の奴は…」
「みゃぁ」(此処だよ)
「太宰!…なのか」
「太宰さんなんですよ」
中島は少々呆れた様にもう一度立て直す。
「まぁ信じられなくても当たり前さ、何せ、人が猫に成るなんて夢物語だけさ」
「其れよりも、会議室で皆を待たせているから取り敢えず行こう。」
国木田を先頭に太宰は中島に抱き抱えられた儘、会議室へ向かった。
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「済みません、遅れました」
国木田は会議室の扉を開けると、会議室で待っていた社員へ謝罪を向けた。
「大丈夫ですよそんな時間経ってないですし」
「えぇ〜兄様も云っての通りなんの問題も御座いませんわ!ね、兄様♡」
「あ、ちょ…ナオミ、近、ってあぁ…!」
「大丈夫ですよ!僕達はそれ程長く待たされて居ませんし!」
谷崎兄妹と宮沢はフォロー寄りのフォローを云った。谷崎兄妹に関しては後に彼ら二人の世界に入って行ってしまった。
通常運転だなぁと中島は自分の席へ座る。国木田も与謝野も何時の間にか自身の定位置の椅子へ腰を降ろして居た。気を張り会議に集中しようと意気込んで居た時
「ねぇ、其の猫、何?」
中島の膝元に居た太宰を不思議に思ったのか聞いてきたのは泉だった。泉の声に与謝野と国木田以外の人達が中島を、正確には中島の膝元に居た太宰を見る。
中島は
(あぁ、やっぱり気になるかぁ…てか皆反応同じ過ぎじゃない?デジャブを感じる)
「え、えっとね…」
「そう云えばその猫さっきから居ますよね!」
横から宮沢が口を出す。
「実は…」
太宰だと告げようとした中島の口を誰かが遮った。
「太宰なんでしょ?」
その声に皆、困惑した様な声をあげ、声の主の方へ顔を向ける。太宰も太宰で何か興味のある顔で顔を覗かせて居た。
「太宰でしょ」
そこには同じ社員で何度その人に助けて貰ったか。江戸川乱歩は見た目こそ如何にも名探偵と分かるがその要素は見た目だけであって、本来の彼は少々子供染みて我儘である。実際、会議を行う場にも関わらず菓子は机に口には飴棒を加えている。
「え!あ、はいそうなんです」
「にゃ」
中島は太宰を抱き抱え、机に乗せる。
「太宰さんなんですか?!」
「まぁ!可愛らしいこと」
皆も矢張り動揺した様子があったが、案外すんなり認めた。太宰と告げた後、太宰を真ん中に皆興味深々としていた。
「太宰さん触っても宜しいですか?」
「みぃ〜」(良いよ〜)
「わぁ…」
ナオミはソっと太宰の頭を優しく撫でる。太宰も太宰で心地よいのか目を細めている。その様子を見て泉も太宰に許可を貰い撫で始めた。その後も泉に続き宮沢が、与謝野が、最終的には江戸川もと会議室の中は国木田が初めの合図をあげるまで穏やかな雰囲気が漂っていたのであった。
と中島は告げる。
(撫でられるのも悪くはないねぇ…)
「太宰さんに何かあった様な気がする!!向かわなければ!」
「芥川、おめぇは一旦落ち着け!!」
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みなさぁぁぁん!!!!お久しぶりですぬ〜🐏✨️✨️✨️
前置きは数日前の私で今これ現在進行形では今日の私ですぬ🐏👍
暫くの間…とは言っても1週間ぐらいですぬかね🐏🤔
いや1週間でも結構遅れましたぬね、、済みませんぬ🐏🙏💦
実は私、体調不良を主としてきて、真逆の本人が体調不良で寝込むと言う前代未聞の出来事が御座いまして、やるにもやる気が出なくてと言う状況が…まぁ今はすっかり元気ですぬ!🐏✨️
元気に復活もしたということで、よし!やり切るぞ!と思って開いたら何と言うことでしょうか…
フォロワー様が見てない間に70人も増えたんですぬ!🐏笑
これこそ前代未聞ですぬね((((
病み上がりの癖にリアルでデカい声が出ましたぬね🐏💥
いやぁ、ほんとありがとう御座いますぬ…ほんと私としては恐れが多い事で、、🐏💧
取り敢えず、感謝しませんとぬね🐏✨️
フォロワー80人(超え)ありがとう御座いますぬ〜🐏💕
今後も私ことプーメルを宜しくお願いします!
コメント
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芥川さん。 貴方が行ったら 尊くて死にますよ 君 太宰さんが 美しい猫になっているから。
ほんとにフォロワー80人(超え)ありがとう御座います🐏✨️ フォロワー欄見てて思った事は可愛いハンネの方々が多い…。ということですぬ() これで次の話投稿する時までにまた増えていたらどうしましょうぬか…🐏 喜びますぬね!笑