テラーノベル
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拝啓、親愛なる君へ。
私は真の答えへ辿り着くぞ。
私の頭はいつまでも進化を続ける。
私の辞書に退化という文字は存在しない。
私は君の様な人間に止められる様な無能では無い。
私の目に見える全てがQ.E.D.となり私の歩む道となる。
私は強く気高く美しい。故に罪深き迷える仔羊が近づいてくる。
私の全ては私の頭の中にあり、知識は万物流転の中に咲く1輪の華。
多様な知恵を自力で身につけ、ただ前へ、前へと進むだけなのだ。
苦しみながらも進化し続け、その目に火を灯す。
罪深い、あぁ…欲深い。
だからこそ素晴らしい…それでいて美しいのだろう。
この先に現れるのは神々しい光だろうか?
いいや、それは愚問だ。
この先に現れる唯一無二の存在、その名は…
【死】だ。
欲望のままに知恵の実を食べてしまった我々は、
その愚かさ故に死に抗えずただ滅されてゆく。
合理的且つ非情で美しき世界。
死の向こう側にあるものとは…
私の知らない世界なのか。
誰にも譲らんよ…たとえば?
神?権力者?テロリスト?石油王?
何処の誰だろうと関係ないね。
ここは私の領域。
誰にも邪魔されないさせない。
素晴らしき混沌に満ちている。
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