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ある動画を見て、めちゃくちゃ良き…と感じ、この小説書くことにしましたァ
大体fw sideで進めます。
それではどぞ〜
fw side
「不破さん見てて〜?甲斐田今からマジックするから!」
「んぇ?ぁー、わかったぁ?」
「いくよ〜?はーい、この布見ててね?」
「?」
「3…2…1…」
バサッと、布が落ちる音。その音と共に、甲斐田は姿を消した。
「晴…?」
「晴〜?いるなら返事してー?」
これもマジックの一環なのだろうか、にしても凝りすぎてはなかろうか。
「晴〜?どこおんのー?」
家中探しても見当たらない。
ほんとに居なくなっちゃったんかな…?
正直、晴が居なくなったあの瞬間から、家に人の気配がない。
「いなく……なったんだ…。」
いない事に気づくと、何をしても楽しくなくなってきた。
「はぁ……。」
配信をする気力もないし、ご飯を食べる気力もない。暇な時は 常に寝ている状態だ。
「……仕事行かな…」
「「甲斐田さん/くんが突然消えた!?」」
コクリと静かに頷く。
俺だって内心困惑ばかりだ。
突然消えて、暫く彼の姿を見ていなくて…
一体どこに行ってしまったんだろう…
「とりあえず、そういうことなので…いつまでかはわからないっすけど、当分は3人体制かと…」
「なるほど、承知致しました。」
「りょうかーい。」
1ヶ月、2ヶ月経っても晴は帰ってこない。
段々と心配ばかりが積もっていく。
(いつになったら帰ってくるんやろ…)
もう最後にご飯を食べたのはいつか…それに配信もやらなすぎてXのトレンドに俺の名前が載っていた。
「……早く帰ってこいよ…ばか。」
こんなことを言っても、帰ってきてくれないのはわかっているのに…
翌朝
「ん…あれ?もう朝…??」
「そうですよ〜、おはようございます不破さん。」
「は、?」
この声…甲斐田?なんでここにいるんだ?
帰ってきたのか?
「か、帰ってきたん…?」
「そうですよ〜。ただいま不破さん。」
「きゅ、急に消えて!どこ行ってたんよ!」
「あはは…ごめんなさい。ちょっと桜魔の方で緊急研究者会議みたいなのがあって…。」
「なんで、2ヶ月もいなくなるんよ!?」
「ちょっと…実験に手こずってしまってw」
「別に何も無いですよ。怪我もしてません。」
「良かった…も、ほんとに…死んだんかと…」
なんだ、死んだわけじゃなかった。
消えたわけじゃなかった。
俺は、1人じゃない…。
「んへへ…はる〜…。」
「どうしたんですか〜?」
「俺…ずっと寂しかったんよ。お前がいなくて」
「うん。」
「…今日くらいは、いっぱい甘えていいやろ?」
「ふふッ…wもちろんいいですよ。」
ずっと我慢してたんだ。
だから今日はいつも以上にお前と一緒にいたいよ。